tag:blogger.com,1999:blog-69069584299556897612024-03-05T20:34:44.161+13:00NZラグビーを楽しむNZブリーズhttp://www.blogger.com/profile/08351428434157186755noreply@blogger.comBlogger298125tag:blogger.com,1999:blog-6906958429955689761.post-31350687114124825582011-10-24T14:08:00.001+13:002011-10-24T14:08:58.901+13:0010/24 ラグビーワールドカップ 決勝戦 オールブラックスvsフランス観戦記 ついにオールブラックスが念願の優勝を果たしました。この優勝への道のりが最後までこれだけ厳しいものになることを誰が予想したでしょう?フランスがこれだけ強いゲームを見せるなんて誰が期待していたでしょう?<br />
そして誰にもゲーム中にはもしかしたらまた07年の悪夢が再来するかも??という思いも抱いたことだと思います。だから誰もがTV画面に向かってでもオールブラックスへの声援を思わず口走っていたと思います。<br />
<br />
私が見ていたTV3のラグビー中継ではベテランであるはずのコメンテイターでさえ、アンディー・エリスがボールをサイドラインに蹴り出して優勝が確定したところで涙声になっていましたが、誰もがゲーム前にはオールブラックスが快勝して優勝するはずと思っていたでしょう。ラグビー関係者やヨーロッパのブックメイカーでさえ20点差ぐらいは付く予想がされていたのに、いざゲームが始まれば80分間の中でその期待、信頼も揺るいだことと思います。けれどオールブラックスが勝利に向けて戦う姿に誰もが後押しをしたくなり、声援を送りたくなるそのプレーに最後は感動したはずです。ニュージーランドの人にとっては至上の瞬間がついに訪れたことになりました。<br />
<br />
フランスは本当に強いゲームを見せました。恐らく本当に初優勝を狙っていたと思います。このニュージーランドで行われているワールドカップにおいて敵地真っ只中にもかかわらず、周りはオールブラックスサポーターで溢れ、フランスへの期待がほとんど外部からは聞こえてこない状況でさえ本気で勝つためのゲームを見せたのはやはりフランス人気質なのでしょうか?逆境に陥れば陥るほど力を倍増して発揮してくるところは敵ながら天晴れというしかありません。<br />
<br />
その意気込みがゲーム始まる前から分かりました。この日のハカはオールブラックスはまたもやカパ・オ・パンガでしたが、このハカにオールブラックスが入る前にフランスはキャプテンを先頭にV字体型で並び、ハカが始まるとセンターラインに向けてオールブラックスのハカへと歩み寄ってきます。今はIRBから10m以上離れることが指導されていてそれ以上は両軍が近寄れないことになっていますが、07年のワールドカップの準々決勝ではフランスが同じようにセンターラインまで出てきて、オールブラックスもハカをフランスチームの目と鼻の先で行う事が見られました。このゲームがニュージーランド国民にとってこの4年間トラウマとして残るものになっているのですが、その再現をこの決勝戦でも見せられるかも知れない想いが少しよぎったのは確かです。<br />
<br />
そしてゲームが始まるとオールブラックスのこれまで見せてきた早い展開、フォワード&バックス共にそろって見せるランニングラグビー、連続アタック、そしてキックゲームが封じ込まれます。お互いがテリトリーを奪うことに前半は焦点をあわせ、キックボールで相手陣地に入る戦法、そしてボールを展開する相手に強力で確実なデフェンスを仕掛けることが見られます。ラック、モールからの球出しもお互いスピードに欠けます。お互いが敵地に入るとボールを保持してミスを誘うような硬いゲームになります。<br />
<br />
そしてそのミスを2つ連続して犯したフランスからペナルティーをもらったオールブラックスは4分に最初の得点のチャンスが訪れます。このゲームまでにはすでにダン・カーターに代わり救世主として取り上げれているピリ・ウィープのキックに期待が寄せられますが、左サイド、フランス陣地12mほど入ったところからのキックは左へと外れていきます。これは良くないことがこの後起こる兆候の表れか?<br />
<br />
この後両軍はボールを展開しては強力デフェンスタックルに阻まれ前進できず、キックボールでやむなくサイドラインに蹴り出すことを繰り返します。この強力デフェンスタックルに特にフランス側には負傷者が出始めるのですが、まず10分にマアア・ノヌの突進を止めに入った仏10番、キッカーのモーガン・パラがクラッシュで頭を強打。倒れこみ一旦ベンチに下がり21.FrancoisTrinh-Ducが出てきます。これはフランスにとって悪い兆候。<br />
<br />
この後お互いがサイドラインに蹴り出してはラインアウトからまた前進を始めることが繰り広げられますが、14分に自陣10mライン付近のフランスラインアウト後にフランスのキャプテン6.ThierryDusautoirがボールを取ったところにABキャプテン;リッチー・マッコウがタックルに入リ、このボールを6.ThierryDusautoirがボールをリリースしなかったことからペナルティーとなり、ピリ・ウィープはそこから大きくボールを蹴りだしフランスゴールライン手前9mの右サイドラインからのラインアウトに変わります。<br />
<br />
このラインアウトがそれまで繰り返されてきたABボールのラインアウトの中では最もフランスゴールラインに近いものとなりました。ここでオールブラックスは見事にセットプレイの練習の成果を決めます。ケビン・メアラムが投げ入れたボールはラインアウト後方でリフトされたジェロモ・カイノの胸元に届きます。これをカイノは少し体勢を崩しながらも片手でボールが飛んできたサイドライン側の真下に投げ落とします。ここにラインアウトサイドラインアウト側でリフトアップしていたトニー・ウッドコックが走りこんできます。相手フランス側のラインアウトは前と後ろの2箇所に別れてリフトアップしていたためその真ん中はぽっかりと誰もいないスペースが出来てしまっていました。ここにボールが投げ下ろされ、ここにタイミングよく走りこんできたウッドコックがボールを受け取るとその前にはゴールラインまで誰もいない状態になり、ウッドコックはしっかりとボールを抱え込んだままインゴールにダイブしてトライとなります。作戦大成功!!<br />
<br />
けれどこの後のコンバージョンをウィープはまたも右に外してしまい得点は5-0となります。オールブラックスに少し不安が残ることになりましたが、フランスにとってもこの後あまり良いことは起こりません。頭を強打して一旦ベンチに下がった後再びピッチに戻っていた<br />
モーガン・パラが21分には再びピッチに倒れこみ21.FrancoisTrinh-Ducと交代することになりました。この21.FrancoisTrinh-Ducが本来フランスにとってはレギュラー10番だったのですが、この大会でキッカーとしての信用が無くなりズット使われなかったのです。<br />
<br />
こんな硬いゲームではやはり頼れるキッカーがチームにとっても強力な支えになるのですが、フランス側が頼りにしていたキッカーモーガン・パラが21分にいなくなかったことはABにとっては大きなことだったのですが、この後ABにもその不幸が連続して訪れることになります。26分に再びブレイクダウンでフランスペナルティーを得るのですが、このフランス陣地22mライン手前右からのキックをピリー・ウィープは蹴った瞬間にFxxxと叫んで後ろを向いてボールが外れるのを見ること無いほど大きくゴールポストからは外します。これで誰もが今日のウィープはキッカーとしてはダメ!この後はクルーデンに代わることを思ったでしょう。<br />
<br />
これでピリ・ウィープがこの日のヒーローになることはなくなりました。しかしこの後ドラマはまだまだ続きこのゲームでヒーローになるべきものがこの後続々と脱落していくのです。その候補者だったクルーデンがなんとこの後怪我をしてしまうのです。33分にABがアタックに入ってクルーデンが相手デフェンスラインをステップで抜けようとしたとしたところに21.FrancoisTrinh-Ducがタックル。ここでクルーデンは右ひざを強くひねり倒れこみます。そしてベンチに下がることになるのですが、ここでベンチから出てきるのは21.ステファン・ドナルド。ここでABサポーターからはなんとも言えない歓声、どよめきの声が上がります。<br />
<br />
ドナルドは昨年のオールブラックスがワラビーズに負けた香港でのゲームの主要人物で、そのとき以来オールブラックスには選ばれなくなって、ダン・カーターとコリン・スレイドが怪我でいなくなったときにAB召集の電話を受けたのはこの時期多くの人が楽しむホワイトバイト漁をしにビールを数本持ってワイカト川に出かけていたのです。その合同練習も、そして本格的なラグビーゲームも2ヶ月ほど遠ざかっていた、信用をなくしていたドナルドが最後の頼みとしてこの舞台に登場したのです。誰もがわずかな期待と大きな不安を抱いたことでしょう。ここに来てダン・カーターがいなくなったことが大きく響くようになりました。<br />
<br />
そしてフランスにとってもヒーローになるべく出てきた21.FrancoisTrinh-Ducもそのチャンスをつかみ損ねます。34分にフランスがラインアウトからのボールをバックスに展開しながらもABラインでフェンスを崩すことが出来ないと見ると21.FrancoisTrinh-Ducはドロップゴールを試みますが、これを大きく外します。しかし彼はキックはダメでしたが、カウンターアタック、そしてデフェンスタックルには大きな役目を果たします。前半終了前には自陣Carあ見事なカウンターアタックを見せAB陣地22m前まで駆け上がりフランス得点のチャンスを作り出します。しかしこれもABの硬いデフェンスに阻まれ前半はこのまま5-0で終わります。<br />
<br />
この時点でこんなにオールブラックスが得点するのに苦しんでいる姿を見て不安になり始め、後半のフランスの逆襲が怖くなってきました。その後半もワールドカップ決勝戦にふさわしい激戦とドラマが待っていました。<br />
<br />
まず後半始まった直後にドタバタと連続してそのドラマが見られます。まずフランスはAB陣地に攻め込みラックでマッコウのペナルティーを誘い、早速得点のチャンスが訪れるのですが、22mライン手前という近距離だったのでこのキックは当初怪我の為キッカーでは使われないだろうと言われていた9.DimitriYachviliが出てきます。彼はこれを左サイドからのキックだったのですが、ゴールポスト右へと大きくスライスさせて外します。<br />
<br />
その後今度はABラインアウトからのラックでフランスがペナルティー。場所はフランス陣地ほぼ中央の左よりサイド。ここでABは当然のごとくキッカーとしてステファン・ドナルドが出て来るのですが、彼は多くの人の期待と不安を全く気にしていないような感じでいつものスタイルでこのペナルティーキックを見事ゴールポスト真ん中に決めます。この3点はこの後のことを考えるととてもとても重要な得点となります。<br />
<br />
オールブラックスのサポーターが後半初めて盛り上がったのもつかの間フランスはこの直後に形勢を見事に逆転させます。46分にフランスのキックオフでゲーム再開するとピリ・ウィープはキックでボールを高く蹴り上げます。このボールは誰も上手くキャッチできずAB側にこぼれたところにイスラエル・ダグが駆け込みボールを拾ってカウンターを仕掛けます。彼はデフェンスタックルでセンターライン上で止められるのですが、ブレイクダウンでボールがラックからピリ・ウィープの足元にこぼれ出ます。これに対して21.FrancoisTrinh-Ducがすばやく反応。ボールを拾いに出てくるところをウィープは横にいるマアア・ノヌに地面のボールを蹴って送ろうとしますが、このキックボールが21.FrancoisTrinh-Ducが出てくるところと重なり、パスインターセプトのようになってFrancoisTrinh-DucはAB陣地深くに走りこむことになります。彼にはデフェンスタックルが襲い掛かりますが、ボールは9.DimitriYachviliに渡り、あっという間にABゴール手前までフランス軍はなだれ込みます。これに対してゴール手間でABデフェンスは食い止められることが出来、そのラックからの展開もスピードを緩めることに成功したのですが、フランスはゴールライン手前でのラックで一旦バックスのラインを整わせてから再アタック。このラックからのボールが展開され2人目になるキャプテン6.ThierryDusautoirがボールを受けるとゴールポストに向け走りこみ、横から襲うマアア・ノヌのタックルを交わしてゴールポスト下に滑り込みながらトライを取ります。そしてコンバージョンも易々決まり8-7の1点差となります。<br />
<br />
ここでABはベンチからアンドリュー・ホーとアリ・ウィリアムスを投入します。そしてピリ・ウィープがキックオフで蹴ったボールは大きすぎてサイドラインを切りなんだか嫌な雰囲気が漂い始めます。ここでピリ・ウィープはお役目終了となりアンディー・エリスと交代します。<br />
<br />
そしてセンターライン上でのフランススクラムになるのですが、この球場にこれほどのフランスサポーターがいたのが不思議に思うほどの大声援が沸き起こり、イヤが上にもあの07年のミシェラックがサイドラインを駆け上がり、前パスが見逃されて逆転トライとなった場面が脳裏に浮かび上がります。<br />
<br />
しかしこの後からABはその経験を踏まえながらも相手にボールを与える可能性のある攻撃は避けながらもフランスの攻撃に対しては確実に守っていくようになります。その中でステファン・ドナルドはアタック、そしてデフェンスタックルには大きな働きを見せます。<br />
<br />
そのドナルドと同じような立場の21.FrancoisTrinh-Ducもこのゲームでヒーローになることを自らのプレーでつぶします。63分にセンターライン上でフランスボールのスクラムになるとこのスクラムをフランスはABフォワードを押し切りペナルティーを取ります。ここからの約50mほどのペナルティーキックを任せられたのはFrancoisTrinh-Ducだったのですが、彼のキックは大きく外れます。そしてこれがフランスにとっての最後の得点チャンスともなりました。<br />
<br />
フランスはこの後も執拗にアタックを仕掛けてきますが、オールブラックスも守ります。時計が70分を越える辺りからフランスはボールを持つとゆっくりと時間をかけてピック&ドライブで攻めてきます。これに対してABデフェンスラインは堅い守りを引き時にはデフェンスラインを押し上げていきます。そしてフランスの20回に及ぶピック&ドライブのアタックも守りきり、75分にフランススクラムからのボールが展開される所にコンラッド・スミスの果敢なタックル、そしてリッチー・マッコウがブレイクダウンへとすばやく飛び込んでいきボールを奪い取ります。この際マッコウは頭を押さえうずくまる姿が映し出されひやりとしましたが、彼が再び立ち上がりスクラムへと向かう姿がスクリーンに映し出されるとサポーターから大歓声が上がりました。誰もがこのゲームの行方を心配していたことがよく分かりました。<br />
<br />
そしてこの後ABはボールを保持して時間をつぶすことに全力を傾けます。スクラムからボールを出した後はバックスに展開せずにラック&ゴーで狭い範囲内でボールを保持します。78分堪えられずにフランスがペナルティーを犯すとキックボールでサイドラインに蹴りだし、そのラインアウトも無難にボールを保持して直ぐにモールとします。そして時計が80分を指したところでフランスの16番がこれまた堪えられなくなってオフサイドを犯します。この時点でバックスなどは両手を上げて勝利を喜ぶ姿が見られましたが、マッコウはしっかりとアンディー・エリスの肩に手をやりながらサイドラインに蹴り出すことを指示。そしてボールがサイドラインに蹴り出されたところで終了のホイッスルが吹かれオールブラックスがワールドカップを手中に収めることを確定とさせました。 <br />
<br />
オールブラックス 8-7 フランス (前半 5-0)<br />
<br />
<a href="http://www.rugbyworldcup.com/rugbytracker/match=11235/video.html">ラグビーワールドカップ・ニュージーランド決勝戦ハイライトビデオはこちら</a><br />
http://www.rugbyworldcup.com/rugbytracker/match=11235/video.html<br />NZブリーズhttp://www.blogger.com/profile/08351428434157186755noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6906958429955689761.post-65887527956166206442011-10-21T19:23:00.000+13:002011-10-21T19:23:21.527+13:0010/21 ラグビーワールドカップ決勝戦 オールブラックスvsフランスの見所 いよいよニュージーランドにとっては世紀の瞬間が迫ってきました。決勝戦が行われた次の日はニュージーランドはLabourDayという祝日ですが、もしかしたらその名前も変えられる祝日になるかもしれません。それぐらい今度のラグビーワールドカップ決勝戦はニュージーランドにとって大事な出来事になりオールブラックスには多大な期待が寄せられています。<br />
<br />
その決勝戦で戦う両軍のメンバーがそれぞれ発表されていますが、どちらも最強メンバーがこの日に併せて残るようになったといって良いでしょう。オールブラックスは先週のオーストラリア戦からは控えにアダム・トンプソンが怪我から復帰してビクター・ビットと入れ替わるだけの変更。またフランスも先発15人はすでに先週のウェールズ戦とは変更無しで発表されていましたが、控えの7人が今日になって発表されました。それでも控えがDamienTrille一人だけ22番に入るだけの変更と、これまでのフランスがレギュラー選手を固定せずコロコロ代えてきたメンバーを先週からやっと固定した形になりました。<br />
<br />
この大会では予測不可能のフランスという異名をつけられて(誰もシャンパンラグビーなどとは呼ばない)浮き沈みの激しい内容を見せてきたフランスですが、監督は自らこれがラテン系のフランス民族の気質だと、常にリスキーなことを何事にも秘めているのがフランス人だと。この決勝戦でもこれまで何度もオールブラックスの夢を打ち砕いてきたフランスの大変身がゲーム中に見られるかも知れません。そうなるとその勢いは止められないものになります。<br />
<br />
フランスとの対戦はすでに予選リーグ戦でオールブラックスが32-17、ABが5トライとって粉砕していますが、そのゲームのことはお互いあまり参考にはならないでしょう。新たなゲームと捉えてお互いゲームには挑んでくるでしょう。フランスはそのゲームの時にはフッカーのWilliamServatが怪我で不在でした。強力スクラムが復活するかもしれません。<br />
<br />
オールブラックスはこのゲームにはダン・カーターがアーロン・クルーデンと代わり、No.8にキエラン・リードがアダムトンプソンと代わって先発することになります。カーターがいないことはすでに先週のオーストラリア戦で戦力低下が無いことを証明しています。このクルーデンがまたフランスにとってはデーターのあまり無い武器にもなるでしょう。<br />
<br />
このアーロン・クルーデンが注目する選手で、来年からのオールブラックスを背負うことを確約するようなゲームが期待されます。決勝戦という大舞台ですが、22歳のクルーデンには周りの選手が頼れるものばかりなので自分らしいプレイだけに集中できるのでプレッシャーはあまり無いでしょう。すでに9キャップを経験していることになるのですが、87年に優勝したときのフライハーフ、キッカーはグランド・フォックスでそのゲームで7キャップ目、95年の6月に行われた決勝戦で南アフリカに敗北したゲームでのキッカーはアンドリュー・マーティンで彼はその年の4月にテストマッチデビュー仕立ての21歳、決勝戦が6キャップ目でした。アーロン・クルーデンはすでにこれら伝説のオールブラックスと同じような道を辿っていることになります。<br />
<br />
またオールブラックスで注目するのは22人全員といって良いのですが、世界が注目しているのはピリ・ウィープとジェロモ・カイノでしょう。二人は今年のIRB最優秀選手にノミネートされています。特にカイノの強力な前進は見ものですが、このゲームで最優秀選手の受賞を確実にすると思っています。そして36歳の年齢を全く感じさせない動きを80分間見せつけるブラッド・ソーンの姿はこのゲームが最後になります。来期は日本に行ってしまいます。またもや彼のこぶしを突き上げる姿が見れたらニュージーランド全国民は優勝を確信することになるでしょう。<br />
<br />
オールブラックス<br />
<br />
1.トニー・ウッドコック 2.ケビン・メアラム 3.オーウェン・フランクス<br />
4.サム・ホワイトロック 5.ブラッド・ソーン<br />
6.ジェロモ・カイノ 7.リチャード・マッコウ 8.キエラン・リード<br />
<br />
9.ピリ・ウィープ 10.アーロン・クルーデン<br />
12.マアア・ノヌ 13.コンラッド・スミス<br />
14.コーリー・ジェーン 15.イスラエル・ダグ 11.リチャード・カフイ<br />
<br />
16.アンドリュー・ホー 17.ベン・フランクス 18.アリ・ウィリアムス <br />
19.アダム・トンプソン 20.アンディー・エリス 21.ステファン・ドナルド <br />
22.サニ-・ビル・ウィリアムス<br />
<br />
フランス<br />
<br />
15.MaximeMedard 14.ビンセント・クラーク 13.AurelienRougerie<br />
11.AlexisPalisson 12.MaximeMermoz 10.モーガン・パラ<br />
9.DimitriYachvili<br />
<br />
8.ImanolHarinordoquy 7.JulienBonnaire <br />
6.ThierryDusautoir(C)<br />
5.LionelNallet 4.PascalPape<br />
3.NicolasMas 2.WilliamServat 1.Jean-BaptistePoux<br />
<br />
16.DimitriSzarzewski 17.FabienBarcella<br />
18.JulienPierre 19.FulgenceOuedraogo<br />
20.Jean-MarcDoussain 21.FrancoisTrinh-Duc<br />
22.DamienTrille<br />
<br />NZブリーズhttp://www.blogger.com/profile/08351428434157186755noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6906958429955689761.post-74874450792836716662011-10-20T18:11:00.001+13:002011-10-20T18:11:25.192+13:0010/20 RWC3位決定戦 ウェールズ対ワラビーズの見所 この3位決定戦のゲームはどちらのチームをあなたは応援しますか?このページを見に来る人にとっては興味のないゲームになってしまっているかもしれませんが実際、ラグビーゲームとして今のラグビー界の中では最高位に値するゲームであることは間違いないので見るべきゲームになるでしょう。ましてこのワールドカップ以降数年の世界ラグビー事情も予想できることになるかもしれません。<br />
<br />
このゲームではまたもやニュージーランドの監督通しの戦いとなり二人にとってもオールブラックスの監督に2-3年後には就任を目指す場合の指針の一つにもなるでしょう。ニュージーランドの中ではロビー・ディーン伝説は活き続けていてオーストラリアに移ってからも大変人気の高い監督ですが、オールブラックスの監督になる人はこれまでウェールズの監督を経過した人が歴代続いています。このワールドカップが終われば現アシスタントコーチのスティーブ・ハンゼンが後を次ぐことになりそうですが、ハンセンがこの後4年間続くかどうかは疑わしいものです。彼はすでに6年ほど今の3頭体制の一人であったのですから。もう一人のアシスタントコーチのワイン・スミスはすでに来期からスーパー15のチーフス監督に就任することが決まっています。<br />
<br />
またこの両者のゲームで他の違った見方をすると実は第1回ワールドカップでの3位決定戦の再現でもあります。これは決勝戦のオールブラックス対フランスにも当てはまるのですが、ウェールズは1987年のゲームでオーストラリアに対して1点差の22-21で逃げ切ったゲームを演じています。ウェールズにとってはそれ以来の準決勝進出でもあったのですが、今回の大会で3位になることはウェールズにとってはかなり意義のあることです。<br />
<br />
それでもやはり大方の予想はオーストラリアの勝利になっています。オーストラリアはフルバックにカートリー・ビールが戻ります。ウェールズは逆にキャプテンでありデビッド・ポコックとも対等に戦えそうな戦力であったSamWarburtonが3週間のゲーム出場停止処分を受けて出られないし、キッカーのRhysPriestlandが肩の故障が依然癒えずにベンチにも入れないことで戦力ダウンは否めないでしょう。<br />
<br />
但し、ウェールズに付け入る隙間があるとしたらそれはフロントローであるかも知れません。ワラビーズは先週のオールブラックス戦でレギュラープロップのSekopeKepuとレギュラーフッカーのステファン・モ-アーを怪我で欠くことになりました。そしてもう一人のレギュラープロップであるベン・アレキサンダーはこれまで先発機会の無かったSalesiMa’afuに道を譲るようなベンチに下げられています。といったことでフロントロー3人が入れ替えられています。ウェールズにとっても先週のフランス戦でベテランのプロップ;アダム・ジョーンズを怪我で失っていますが、もしかしたらアイルランドが予選リーグ戦でワラビーズを下したようなスクラムでの制覇が勝利を導くことになるかも知れません。<br />
<br />
私はワラビーズのアタッキング・ラグビーの復活とウェールズの強いデフェンスの激しい戦いを期待してみようと思っています。<br />
<br />
ウェールズ<br />
<br />
15.LeighHalfpenny 14.ジョージ・ノース 13.JonathanDavies<br />
12.ジェイミー・ロバーツ 11.シェイン・ウィリアムス 10.ジェイムス・フック<br />
9.マイク・フリップス<br />
<br />
8.ライアン・ジョーンズ 7.TobyFaletau 6.DanLydiate<br />
5.BradleyDavies 4.LukeCharteris <br />
3.Paul James 2.HuwBennett 1.GethinJenkins(C)<br />
<br />
16.LloydBums 17.RyanBevington 18.Alun-WynJones<br />
19.AndyPowell 20.LloydWilliams 21.ステファン・ジョーンズ<br />
22.ScottWilliams<br />
<br />
オーストラリア<br />
<br />
15.カートリー・ビール 14.ジェイムス・オコーナー 13.アダム・アシュレークーパー<br />
11.ディグビー・イオアニ 12、べリック・バーンズ 10.クエイド・クーパー<br />
9.ウィル・ゲニア<br />
<br />
8.BenMcCalman 7.デビッド・ポコック 6.ScottHigginbotham<br />
5.ジェイムス・ホロウェル(C) 4.ネイザン・シャープ<br />
3.SalesiMa’afu 2.TatafuPolotaーNau 1.ジェイムス・スリッパー<br />
<br />
16.サイア・ファインガ 17.ベン・アレキサンダー 18.ロブ・シモンズ<br />
19.RadikeSamo 20.ルーク・バージェス 21、アンソニー・ファインガ<br />
22.ロブ・ホーン<br />
<br />NZブリーズhttp://www.blogger.com/profile/08351428434157186755noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6906958429955689761.post-13108766948594737572011-10-17T12:20:00.000+13:002011-10-17T12:20:31.686+13:0010/17 ラグビーワールドカップ準決勝 オールブラックスvsワラビーズ観戦記 ニュージーランド400万人の期待に見事オールブラックスは答えてくれました。宿敵ワラビーズに対して素晴らしい出来のゲームを展開して危なげなく決勝戦へと進むことになりました。<br />
<br />
心配していたマッコウの状態、初先発となるクルーデンへのプレッシャー、チームデフェンスの仕上がりなどは前半途中で全て吹き飛び、ダン・カーターに代わり今や救世主の存在になったピリ・ウィープのキックが何度も外れてもワラビーズの反撃を恐れることなくオールブラックスの強いゲームを後半は楽しめるほどでもあったゲームでしょう。<br />
<br />
この日もオールブラックスはハカに気合の入るカパ・オ・パンガを選択。地元オークランドのゲームではやはりこれのほうがバックアップするサポーターにとっても戦闘意欲が沸き起こります。<br />
<br />
そしてこの日のワラビーズがどれだけ強いのか弱いのかが分かるプレイがゲーム始まった直後から連続で見られます。まず誰もが拍子抜け?これはオールブラックスの勝ちゲームだなという予感をさせたプレイがクェイド・クーパーのキックオフでした。彼のキックオフボールはいきなりサイドラインを切る大きすぎるキックとなりワラビーズの最初のアタックもあっさりなくなります。<br />
<br />
そこでセンターライン上でのABスクラム。これも少しオーストラリアのスクラムを警戒してましたが、オールブラックスのフロントローは最初のスクラムから圧倒。そしてこの後オールブラックスのアタックが上手出来であることが全て短い時間に集約されて見られます。<br />
<br />
まず相手ハーフバック;ギニアが上げるハイキックボールに対してWingのコーリー・ジェーンが見事にキャッチするとボールを展開しながらもフォワード、そしてフルバックのイスラエル・ダグがデフェンスラインに突っ込んではどんどん前進していく。オーストラリアの激しいデフェンスタックルも十分期待されたのですが、それが見事に外れてオールブラックスのアタックはワラビーズのミスタックルを誘って行きます。<br />
<br />
そしてこの日ワラビーズにはフルバックのカートリー・ビールがいない。これはオールブラックスにとっても攻守に大きく生かせました。対するイスラエル・ダグの動きが素晴らしいこともありましたが、彼を止めるべきビールがいないのは大きなアドバンテージでした。そのイスラエル・ダグの見事なラインブレイクランとサイドライン際押し出されながらも見事なパスでサポートするマアア・ノヌにボールを繋いで先制トライを上げます。このトライで今日のゲームは決まったと思いました。このトライまでにワラビーズは9回もタックルミスを犯します。ウィープの右端からのコンバージョンはわずかに外れるのですが、ゲーム始まって6分で5-0となります。<br />
<br />
またこの後オールブラックスにとっての不安材料だった残りのことも次々と解消されていきます。ワラビーズのキックオフで再スタートしたゲームもワラビーズが上げるハイキックボールをイスラエル・ダグがうまく処理してリチャード・カフイがサイドライン際を駆け上がる。そしてワラビーズ陣地深くまで入ってワラビーズがそこから反撃に出るところでブレイクダウンになるとマッコウがいち早く突っ込んでいく、これに対してデビッド・ポコックもすばやい反応を見せますが、ペナルティーを取られる。ここでのピリ・ウィープのペナルティーキックはゴールポストに当たり外れますが、大きくAB側に跳ね返ってきて再びABの猛攻。ここで見られたのがアーロン・クルーデンの積極的なアタック。そして22m内で再びポコックがブレイクダウンでペナルティー、サポーターからも大歓声が上がります。このキックは無難にウィープが決めて12分には8-0とします。マッコウ、そしてクルーデンの動きは不安ではなくなり強力な武器にこの時点で見れるようになります。<br />
<br />
さすがにワラビーズも防戦一方になるわけでなくこの日の一番ワラビーズがゴールラインに接近したプレイが見られます。クェイド・クーパーからのキックオフボールを返すピリ・ウィープのキックボールはサイドラインを切らずにジェイムス・オコーナーが自陣でキャッチ。ここからカウンターアタックが見事に決まり、Wingのイオアニがパスを受けると彼特有のステップも交えながらどんどん突き進みABのデフェンス3人ぐらいともまれながらもゴールライン手前3mぐらいまで迫ります。そしてゴールライン前をワラビーズはボールを展開しABのゴールラインでのデフェンスがこの日初めて試されます。この試練は直ぐに決着してブレイクダウンに突っ込んだマッコウがペナルティーを取られ、ジェイムス・オコーナーに3点のキックを謙譲します。<br />
<br />
15分で8-3となりますが、この後から前半終了までオールブラックスが上出来なことが続きます。特にテリトリーをどんどん奪い取ってワラビーズの反撃を最小限に抑えることに成功しました。その成果を上げたのがこの日はハイキックボールを制覇したWingのコーリー・ジェーン。彼は何度も何度も相手のキックボールを素晴らしい技量でキャッチ。時にはピリー・ウィープが22mライン内から上げるキックボールを追って10mライン上でそのボールを空中で相手と争いながらもキャッチする技まで見られました。これに対してクエイド・クーパーの出来は最悪。ハイボールのキャッチも前にこぼすし、蹴り上げるキックも体勢悪い内に蹴るからミスキックになり、見方のカウンターアタックも先導できず、またAB陣地へサイドラインまでにも蹴りだせないことがたくさん見られました。今やこのクーパーはNZの人にとって国家的悪者状態に陥っていて彼がミスキックやハンドリングエラー、そしてABのカウンターアタックで上げられたハイキックボールをキャッチした直後に駆け上がってきているリチャード・カフイが強力なタックルを浴びせるたびに観衆から大歓声が上がりました。<br />
<br />
クウェイド・クーパーの出来はこれまでのゲームでもあまり良くなかったのですが、このゲームは特に最悪。これに対してABの新10番のアーロン・クルーデンはAB召集2ゲーム目ですでに自ら持つ力量を自由に発揮できるようになっています。20分にはそのクルーデンがドロップゴールを披露して11-3となります。<br />
<br />
ワラビーズはクーパーに代えてベリック・バーンズを投入しても良かったと思うのですが、この後その本人にとってはテストマッチ初めてというドロップ・ゴールを32分に決めるし、またバーンズは12番PatMcCabeが出血により前半途中からベンチとの間を行き来することになって忙しい。ゲームメイカーがワラビーズには足りないことに陥ります。ここでもまたカートリー・ビールの不在が響いています。またもう一人のアタック先導者であるウィル・ギニアもことごとくその蹴り出すハイキックはABのバック3に奪われ、モールやラックからの球出しもABのフォワードによるブレイクダウン支配で上手く出来ない。そしてスクラムもABが強力に押して来るのでバックスへの活きたボールを出せない状態が続きました。<br />
<br />
前半はこのようにABがテリトリーを8割占め危なげない試合運びで14-6と折り返すことになります。けれどさすがに後半はワラビーズの逆襲も予想されたので8点差は十分な得点差では無いことは確かでした。<br />
<br />
後半もオールブラックスが支配し続けることが出来たのはフォワードの強さだったでしょう。特にそのデフェンスで見られるフォワードの強さはこの日ワラビーズを圧倒し続けました。後半入ってすぐ、ABがワラビーズ陣地深く攻め込んだ後ピリ・ウィープが上げたハイキックボールを受けワラビーズバックス陣がボールを横にすばやく展開し12;PatMcCabeがカウンターアタックに出ようとするところを強力タックルをかまして止めたのは3番のオーウェン・フランクス。このときのMcCabeのペナルティーで17-6と得点差を広げます。 <br />
<br />
そしてこの後もワラビーズのアタックを食い止めるのは出足の早いNo。8キエラン・リードであり、ブレイクダウンにも強くてあたりも強烈な6ジェロモ・カイノでした。これにマッコウを加えて動き回りワラビーズの速攻もことごとく食い止られます。また最後まで足が止まらず、そしてその強力なスクラムでの後押しが見られたのはロックのブラッド・ソーンで彼はまたもやこのゲームで鉄人らしさを見せ付けました。<br />
<br />
またABの控えもこの日は誰もがスーパーサブとして活躍。特にベテラン勢の控えはワラビーズの控えに対しても断然強みがありました。55分以降ぐらいから両軍共にベンチから控えを続々投入します。ABはまずピリ・ウィープに代えアンディー・エリス、サム・ホワイトロックに代えてアリ・ウィリアムスを投入。ABのハーフバックはいつもテストマッチでは80分間一人が続けることは最近は無くこの60分ぐらいで交代するのがパターンでした。この日もウィープの役割はここで終了、キッカーはクルーデンに任せるという判断が出来たからでしょう。アンディー・エリスもアリ・ウィリアムスもABの攻勢を崩すことなく動き回りました。また63分にはフッカーにアンドリュー・ホーが投入されるのですが、彼もベンチで温めていたイライラを解消するような活躍がスクラムそしてブレイクダウンで見られました。<br />
<br />
逆にワラビーズは先発のベテラン勢に代え若手の控えを投入してくるのですが、形勢は全くひっくり返すことが出来ませんでした。特にこの日最後の見せ場になったスクラムでは前半20分にすでに1.Sekope・Kepuがベン・フランクスに負けてベンチに下がってジェイムス・スリッパーが入り、後半66分にフッカーがTatafuPolota-Nauに代わるのですが、1.トニー・ウッドコック、2、アンドリュー・ホー、そして3、オーウェン・フランクスの前列はとても強力で66分以降2回もオーストラリアボールのスクラムを押し返してペナルティーを取るほどでした。この2回目のスクラムを圧倒した70分のペナルティーがABにとっても駄目押しの得点となり20-6でオールブラックスはワラビーズを退け16年ぶりのワールドカップ決勝進出を果たしました。<br />
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オールブラックス 20-6 ワラビーズ (前半 14-6)<br />
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RWC準決勝 <a href="http://tvnz.co.nz/rugby-world-cup/clinical-all-blacks-book-final-4467181">オールブラックス対オーストラリアのゲームハイライト</a>はこちらで見れます。<br />
http://tvnz.co.nz/rugby-world-cup/clinical-all-blacks-book-final-4467181NZブリーズhttp://www.blogger.com/profile/08351428434157186755noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6906958429955689761.post-80752540058319516802011-10-16T10:58:00.000+13:002011-10-16T10:58:23.211+13:0010/16 RWC準決勝第1戦 ウェールズvsフランスの観戦記 このゲームはまたもやレフリーが台無しにしたゲームとして語り継がれそうです。このゲームを見た人も18分でウェールズのゲームは終わったと思ったでしょう。けれどウェールズはその後奇跡へのチャレンジを続け見ごたえのあるゲームにしてくれました。<br />
<br />
ウェールズは前半始まって18分までにその日の勝敗の行方を自ら決めるような不運、ミスが起こります。ウェールズキックオフからウェールズは攻勢に出てフランス陣地に居座り6分にオフサイドのペナルティーから右サイドライン寄りからこの日のキッカージェイムス・フックが3点先行となるペナルティーキックを決め幸先いいスタートを切ります。<br />
<br />
しかしその後この日の焦点の一つでもあった最初のスクラムでウェールズのフロントローでは重要な役割を果たしていた3;aアダム・ジョーンズが負傷、2回目のスクラムの際(9分)に控えと交代してしまいます。<br />
<br />
この日オークランドは小雨が降るあいにくの天気。両軍キックボールを上げ、そしてハンドリングエラーを誘うゲームとなることは分かっていました。この影響が強く出たのはやはり猛攻を仕掛けるウェールズでした。ウェールズは何度もノックオン、ハンドリングエラーを犯します。そのたびにスクラムになるのですが、このスクラムもウェールズは耐えて10分には逆にフランスからペンルティーを取ります。このフランス陣地10mライン上中央やや左のペナルティーキックをジェイムス・フックは3点を狙うのですが、蹴る瞬間足元が滑り外します。けれどこのキックを見たTV解説の元オールブラックス、アンドリュー・マーティンは滑るうな体勢でのキックだから足元が湿っていなくても恐らく外れていただろうとフックのキック動作自体を指摘していました。このことがウェールズにとっての敗因の一つにもこの後なっていきます。<br />
<br />
そして問題の場面がこの後17分に起こります。フランスがボールをもって自陣から攻めあがろうとする14;ビンセント・クラークに対してデフェンスタックルに入ったウェールズキャプテン7;SamWarburtonがクラークを持ち上げるようなリフトアップのタックルになりプレーが止められます。このときには誰もがこのプレイは警告もしくはイエローカードだと思ったはずです。私は普通のタックルぐらいにも思えたぐらいです。それがTV画面変わればSamWarburtonはすでにベンチに下がり、なんと彼にはレッドカードが出されているではありませんか?これには誰もがびっくりです。ベテランのアイルランドレフリーは躊躇無く、線審にアドバイスを聞くこともせず一発レッドカードを胸元から出します。これは観客もブーイングも出せないほどの早業。皆があっけにとられた感じでした。タックルを受けたクラークは頭から落とされたわけでもなく、フランスの上手いうずくまる演技が少し入りましたが、この後直ぐに起き上がり元気にプレーを続行するのです。レッドカードほどのリフトタックルだったら担架で運び出されるほどのものでしょう!?。この判断はあまりにきつすぎる。これでウェールズは勝てない!と誰もが思ったでしょう。<br />
<br />
この日ウェールズの本拠地カーディフのミレニアムスタジアムでは6万5千ものサポーターがTV観戦を朝の8時から行っていたということですが、この場面を見てどう思ったでしょうか?これがもし今日行われるオールブラックスとオーストラリア戦でリッチー・マッコウが退場になったらどうなることやら?とTV解説も嘆いていましたが、ウェールズサポーターには悲劇の何者でもありません。<br />
<br />
これでウェールズは全てのゲームプランが狂ったことでしょう。この後のスクラムには攻撃の要の12;ジェイミー・ロバーツがオープンサイドにはいることになります。ジェイミー・ロバーツはそれでも終日ラインブレイクに姿を何度も現す活躍を見せますが、さすがにスクラムの後肩で息をするロバーツの姿が画面に映し出されるとなんとも癒えない憤りを感じました。<br />
<br />
そしてそのスクラムでフランスはペナルティーを取ると20分に3-3と同点にします。この日のキッカー;MorganParraのキックは全く危なげないもので、蹴った後はゴールポストまで真っ直ぐ飛んでいきます。フランスもどんどんウェールズ人地へと入るようになって行きます。これに対して14人で守ることになったウェールズはフランスの攻撃に何とか耐えます。そしてフランス陣地にも戻ってはアタックを仕掛けるのですが、どうしても人数が足りない感じ。それでも28分フランス陣地8mほど入ったところでペナルティーを得るとフックは3点を狙うのですが、このキックがとんでもないミスキックとなり話にならない。またフックのフィールドプレーもこの辺りからミスがなんだかちぐはぐなプレーが目立ちはじめ私にはコリン・スレイド状態になっていました。早く彼を代えて欲しい想いが募りました。<br />
<br />
そんな思いは関係なくゲームは進み33分にはフランスがペナルティーを得てウェールズ陣地13mほど入った中央からのキックをParraは無難に決めて逆転に成功します。それでもウェールズはアタックを緩めず何とか前半に追いつこうとしまがフランスのラインを崩せません。38分にフックがドロップゴールを試みますが、これまた全く方向違いに蹴った瞬間から分かるようなひどいキックとなって前半は3-6で終わってしまいます。それでもこの前半にはフランスはウェールズより20は多いタックルをウェールズに放っています。<br />
<br />
これまでのテズトマッチにおいて14人のチームが15人そろったチームに勝ったことはほとんどないということなのでウェールズの後半も期待はあまり出来なかったのですが、けれど奇跡が起こるかもしれない期待は十分持てる内容となりました。<br />
<br />
後半はやはりどちらが早く追加点を上げるかが焦点となり、フランスは41分にドロップゴールをParraが試みますが、外します。そしてスクラムの主導権をしっかりとるため1番、2番の二人をベンチの控えと早々と代えてきます。これに対してウェールズはキャプテンを失ったことからベテランを後半は投入してくるのですが、まずジェイムス・フックに代え大ベテランのステファン・ジョーンズを入れます。これには大きな期待が寄せられたと思います。私もこれでウェールズは勝てると思ったほどです。<br />
<br />
しかしフランスはフォワードがしっかりとウェールズの反撃を抑えることになります。スクラムはウェールズに互角といえるほど堪えられたのですが、ラインアウトがこの日フランスはウェールズに打撃を与え続けました。ウェールズボールのラインアウトをこの日フランスは5回もボールを奪い取ります。この場面がことごとくフランス陣地に攻め込まれたときのことでした。またフランスの追加点を上げる切っ掛けもこのラインアウトからでした。<br />
<br />
49分自陣からウェールズ陣地22mライン手前まで蹴りだしたフランスボールのラインアウトからすぐさまモールにつなぎ、このモールでウェールズからペナルティーを取ります。(実際はこれまたレフリーの判断ミスでウェールズは誰もモールを引っ張って崩してはいませんでした。)これで9-3とフランスが点差を広げます。<br />
<br />
これでもウェールズはあきらめません。ベテランロックのライアン・ジョーズも投入。そして55分自陣からステファン・ジョーンズの素晴らしい相手の裏を衝くキックボールでフランス陣地22m内まで入り込み、そこからのラインアウトボールで始まるアタックにおいてついに9.マイク・フリップスがラインブレイクしてトライを取ります。これで9-8となり、誰もがコンバージョンは決めてくれるだろうと思っていたステファン・ジョーンズがなんと外してしまいます。ここに来てゲームに全く使われなかったことが響くことになりました。それでも1点差、時間は59分まだまだ逆転のチャンスは多分に残されていました。にわかにウェールズサポーターも生き返ったように騒ぎ出します。<br />
<br />
これに対してフランスは先週の南アフリカvsオーストラリア戦でオーストラリアが見せたようなデフェンスに終始します。ウェールズにボール支配率、テリトリー共に6割は支配されながらもデフェンスタックルを浴びせまくることになります。ゲーム終了時にはウェールズが56のタックルを浴びせたことに対してフランスはその倍以上の126のタックルをウェ-ルズに浴びせ守りきったゲームとなりました。<br />
<br />
ウェールズはこの堅い守りからどうしてもペナルティー狙い、もしくはデフェンスライン前のドロップゴール狙いに集中してしまった感じです。14人で、ブレイクダウンでの強みが合ったSamWarburtonを失ったことからもどうしてもそうなるのは分かるのですが、ラインブレイクの試みが少なくなった感じ見られました。これが60分以降ズーットウェールズに響くことになります。<br />
<br />
最後の10分はウェールズがボールを持ってフランスデフェンスラインを脅かすことに終始したのですが、74分はその甲斐あってセンターライン上でフランスのペナルティーを取ります。ペナルティーを犯した2.WilliamServatも頭を抱えるほどだったのですが、このロングキックをウェールズはこの大会でまだ1回しか蹴っていない15.LeighHalfpennyに託します。確かにステファン・ジョーンズにはロングすぎる距離でしかたのない選択でした。このセンターライン中央からのキックは慎重に蹴られるのですが、蹴った瞬間は決まったと誰もが歓喜したことでしょう。その弾丸ライナー気味で蹴られたボールは真っ直ぐとゴールポストに向かって飛んだのですが、低く蹴られたこともあってゴールポスト前で弾道が下がりわずかにアンダーバーの下を通り過ぎて行きました。あまりにも無常な瞬間。<br />
<br />
これでもウェールズは最後のチャンスを奪うためにセンターラインからフランス陣地に入り込む試みを続けます。とにかくボールを保持し続けて相手にペナルティーを犯させるか、デフェンスラインを押し下げてドロップゴールを試みるか2つの選択肢だけを頼りに延々10分間フランスデフェンスラインの前でピック&ドライブを試みました。その数なんと25回。これに対してフランスはタックルの嵐。一旦はフランス陣地10mぐらいまで入り込まれるのですが、どんどんデフェンスラインを上げて、ステファン・ジョーンズのドロップゴール射程範囲には入れさせない。ましてセンターラインぐらいまで押し上げ、付け入る隙を全く見せずにフランスは1点差を守りきりました。<br />
<br />
ウェールズ 8-9 フランス (前半3-6)<br />
<br />
<a href="http://www.rugbyworldcup.com/rugbytracker/match=11231/video.html">ウェールズ対フランスのゲームハイライトはこちら</a>で見れます。<br />
http://www.rugbyworldcup.com/rugbytracker/match=11231/video.html<br />
<br />NZブリーズhttp://www.blogger.com/profile/08351428434157186755noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6906958429955689761.post-63409625009831273962011-10-15T18:15:00.000+13:002011-10-15T18:15:23.553+13:0010/15 RWC準決勝オールブラックス対ワラビーズの見所 ニュージーランドにとって今年最大の関心ごとでもあるラグビーワールドカップの準決勝が明日になりました。このオーストラリアとの準決勝が実質のワールドカップの決勝戦とも言われ、ニュージーランドの人、誰もがこのゲームに勝つこと願っています。また心の底では非常に心配しているゲームでもあります。それはやはり対するオーストラリアの強さを認めているからで、絶対的に勝つとは誰もが心の底では思っていないというのが実情でしょう。<br />
<br />
その心配事を少し和らげることがゲーム前日に分かりました。オーストラリアの先発メンバーでフルバックに予定されていたカートリー・ビールが先週の南アフリカ戦で痛めたハムストリングスの回復が十分でないことからこのゲームには出ないようになったことです。<br />
<br />
カートリー・ビールは今年のワラビーズにとって最大の武器の一人でもありました。そのカウンターアタックはどのゲームを見ても相手チームにとっては脅威です。またキッカーとしても長距離のキックを蹴れることがチームとしても武器でした。オールブラックスにとっても彼の存在はゲーム中常にマークしなければならない重要人物だったはずです。それが出られないということで多少ワラビーズの攻撃力が落ちて、オールブラックスのアタックが少しやりやすくなると思われます。カートリー・ビールに代わりフルバックにはアダム・アシュレークーパーがセンターから下がり、センターにはアンソニー・ファインガが入ります。これによりオールブラクスのこのゲームでの攻撃の要と見られているセンター・コンビ=12、マアア・ノヌー13.コンラッド・スミスのラインブレイクチャンスが増えそうです。そしてオールブラックスから繰り出されるキックボールでのカウンターアタックもチャンスが増えることでしょう。<br />
<br />
そしてニュージーランドの人にとってもう一つ心配事だったリッチー・マッコウの足の状態ですが、今週は全く軽い練習だけで過ごしましたが、明日のゲームには確実に出るということ。彼を失ってしまってはやはり精神的にもオールブラックスの勝算は激減するところでした。対するデビッド・ポコックのほうが今やブレイクダウンではマッコウも敵うことは無いようですが、とりあえずグランドに居てくれさえすれば周りが動きやすくもなります。<br />
<br />
今度の準決勝はオークランドで行われる為大きなホームアドバンテージがあるわけですが、さすがにワラビーズサポーターもたくさん押し寄せるようです。けれど今年のトライネーション最終戦、オールブラックスが負けたブリスベンでのゲームのようにはならないでしょう。<br />
<br />
このブリスベンでのゲームとは今回両軍のメンバーとしてはやはりオールブラックスのほうがメンバー的には強くなっている気がします。ワラビーズはブリスベンでのゲームにジェイムス・オコーナーが出られなくてWingにアシュレークーパーが入っていました。また今回はカートリー・ビールが抜けるということになりオコーナーが今回はWingで入ることがプラスですが、カトーリー・ビルが抜けることでプラスマイナス=0といったところでしょう。他のメンバーはブリスベンでのゲームと変わっていません。<br />
<br />
オールブラックスの最大のブリスベン戦との変更はダン・カ-タ-がいないことですが、このゲームが本当の先発となるアーロン・クルーデンはそれなりに頼りになりそうです。確かにワラビーズにとっては最大の狙うべきターゲット、プレッシャーをかけるプレイヤーになるでしょう。けれどこのプレッシャーにはクルーデンも簡単には負けないように思えてます。<br />
<br />
またブリスベン戦での敗因の人物の一人であるWingのザック・ギルフォードに代わりリチャード・カフイが復帰、またNo.8のRadikeSamoに叩き倒されトライを許したアダム・トンプソンはまだ腕の怪我が回復しない為このゲームの控えにも入れないのですが、6番にはSamoの破壊力あるアタックにも対等にぶつかれるジェロモ・カイノが先発で出ます。そしてフルバックにはブリスベン戦でのマリ・ムレアイーナに代わりイスラエル・ダグが怪我から復帰して先発で入ります。これでカウンターアタックと彼の長距離キックボールが攻撃力を上げると思われます。<br />
<br />
確かにオーストラリアはオールブラックより先週の南アフリカ戦で激しく、タフなゲームを経験してきてこのオールブラックス戦への心構えも準備万端でしょう。オールブラックスは激しいデフェンスを披露するようなゲームをまだ経験してなくて、スピードあるチームアタックもあまり見せる必要のないゲームが続いてきました。この点がチームとしての弱点といえばそうなのですが、オーストラリアには疲労も残っているようです。12;PatMcCabeは肩の骨を痛めていて、ワールドカップが終われば手術も必要な状態らしいのですが、このゲームに先発で出てきます。またチームとしても南アフリカ戦以降は全体的に軽めの練習に今週は通しています。<br />
<br />
ワラビーズに取ってはアーロン・クルーデンとピリ・ウィープがターゲットになってくるでしょうが、オールブラックスにとっても対するウィル・ギニアとクェイド・ク-パーが要注意人物であることは変わらないでしょう。先週の南アフリカ戦ではクェイド・クーパーが相手のプレッシャーから全く動きを封じられましたが、このゲームでもギニアとクーパーをどのようにオールブラックスが抑えていくか見ものです。<br />
<br />
このゲームも先週の南アフリカvsオーストラリア戦と同じくキックオフから80分間ノンストップの、一つのミスが勝敗を決める激しい攻防が期待されています。またお互いスピードがキーポイントになるゲームプランのゲームになるでしょう。そして最後にはこのスピードに絶えられなく、また足が止まったチームのほうが負けるようになると思われます。それがオールブラックスでないことを祈るだけです。<br />
<br />
オールブラックス<br />
<br />
15.イスラエル・ダグ 14.コーリー・ジェーン 13.コンラッド・スミス<br />
11.リチャード・カフイ 12.マアア・ノヌ 10.アーリン・クルーデン<br />
9.ピリ・ウィープ<br />
<br />
8.キエラン・リード 7.リチャード・マッコウ 6.ジェロモ・カイノ<br />
5.サム・ホワイトロック 4.ブラッド・ソーン<br />
3.オーウェン・フランクス 2.ケビン・メアラム 1.トニー・ウッドコック<br />
<br />
16.アンドリュー・ホー 17.ベン・フランクス 18.アリ・ウィリアムス<br />
19.ビクター・ビット 20.アンディー・エリス 21.ステファン・ドナルド<br />
22.サニー・ビル・ウィリアムス<br />
<br />
オーストラリア<br />
15.アダム・アシュレークーパー 14.ジェイムス・オコーナー 13.アンソニー・ファインガ<br />
11.ディグビー・イオアニ 12、PatMcCabe 10.クエイド・クーパー<br />
9.ウィル・ゲニア<br />
<br />
8.RadikeSamo 7.デビッド・ポコック 6.ロッキー・エルソム<br />
5.ジェイムス・ホロウェル(C) 4.ダン・ベッカッマン<br />
3.ベン・アレキサンダー 2.ステファン・ムーアー 1.SekopeKepu<br />
<br />
16.TatafuPolotaーNau 17.ジェイムス・スリッパー 18.ロブ・シモンズ<br />
19.BenMcCalman 20.ルーク・バージェス 21、べリック・バーンズ<br />
22.ロブ・ホーン<br />NZブリーズhttp://www.blogger.com/profile/08351428434157186755noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6906958429955689761.post-25566860792876122552011-10-14T13:21:00.001+13:002011-10-14T13:21:54.707+13:0010/14 ウェールズvsフランスの見所 ウェールズがここまで勝ち残ると誰が予想したでしょう。この大会始まってから一番チームとして実力を上げてきたのはこのウェールズといえるでしょう。この準決勝でもその勢いが見られそうです。<br />
<br />
先週イングランドに快勝したフランスもウェールズはイングランドより手ごわいことを認めています。また強力スクラムが戻ったフランスに対してもウェールズスクラムは対等に争えそうです。一つ心配事として今週浮上したのはこの大会からレギュラー10番に入ってそのキックプレイの評価をゲームごとに上げてきたRhysPriestland(24歳)が先週のアイルランド戦で受けた肩の負傷が回復せずにこのゲームは出られなくなったことでしょう。代わりにそれまでのレギュラー10番ジェームス・フックが先発、そして控えに大ベテランのステファン・ジョーンズが入りますが、これによりこれまでのゲームプランが変わるとはあまり思えません。<br />
<br />
とにかくウェールズはこの大会でその若いチームだからどんどん成長していることが言われていますが、このフランス戦でもその若さが勝利を導く原動力になりそうです。だからジェームス・フックでさえベテラン扱いを受けるでしょう。彼を取り囲むバックスのアタック要員はハーフバック29歳のマイクフィリップス、34歳でまだウィングとして活躍しているシェイン・ウィリアムス以外は24歳以下、特に先週のアイルランド戦でも活躍が見られた12;ジェイミー・ロバーツは注目でしょう。<br />
<br />
このバックスの中でフランスが狙ってくるだろうと思われているのがフルバックのハーフペニー(22)です。彼は普段はウィングなのですが、この大会からフルバックにコンバートされて活躍が見られていますが、身長が171cmとラグビー界の中では背の低い選手です。彼に対してハイキックボールでの爆弾をたくさんフランス側から上げられそうです。<br />
<br />
またウェールズの若さはバックスだけに留まらずフォワードも若さの勢いがあります。特にフランカー陣はなんとみんな23歳以下。その若いフランカーでもNo.8のトンガ出身TobyFaletau、そしてウェールズでは史上最年少でキャプテンに選ばれているSamWarburton(23歳)はこの大会でもそのポジションではベストプレイヤーとして認められています。この若くて動きがアグレッシブなウェールズに対してベテラン勢でそろえているフランスのフランカー陣とのマッチアップも見所になるでしょう。特に両軍のキャプテン同士のプレイ、又はレフリーに対する対応なども見所になりそうです。<br />
<br />
フランスは先週のイングランド戦から本領発揮し始めた感じですが、さすがにウェールズよりは大舞台、瀬戸際での底力は格段上に思えます。このワールドカップでの勝ち方も知っているでしょう。ただ一つこのゲームで心配されているのは先発メンバーはイングランド戦とは替えられていないけどレギュラーキッカーであるハーフバックのDimitriYachvilihが足を故障していてその回復しだいですが、今のところキッカーが10;MorganParraに代わることです。Parraも悪くないのですが、やはりペナルティーキック成功率90%となるDimitriYachvilihのキック力のほうが頼りになります。<br />
<br />
ウェールズの強いデフェンスが十分発揮されてフランスのキックプレイを抑えられたらウェールズの勝算は十分あるでしょう。ちなみにやはり監督がNZ人で、ニュージーランド国内にもウェールズ出身者が多いウェールズのほうが人気があります。<br />
<br />
この大会が始まる前のニュージーランド国内のスポーツベットでの優勝予想はウェールズの掛け率が$50でフランスが$20でした。それがこの準決勝前には、ウェールズ$6.50、フランス$8.50となって逆転してます。ちなみに他のチームではオールブラックスがBefore$1.65、After$1.60、オーストラリア$4.00→$4.50、また南アフリカの大会前の予想が$7.50、イングランドが$12、アイルランドが$35でした。大会が始まる前にウェールズを信じて決勝戦まで残ることに賭けた人たちにとっても見逃せないゲームとなるでしょう。<br />
<br />
ウェールズ<br />
<br />
15.LeighHalfpenny(22歳) 14.ジョージ・ノース(19)<br />
13.JonathanDavies(23) 12.ジェイミー・ロバーツ(24)<br />
11.シェイン・ウィリアムス(34) 10.ジェイムス・フック(26)<br />
9.マイク・フリップス(29)<br />
<br />
8.TobyFaletau(21) 7.SamWarburton(C、23)<br />
6.DanLydiate(23)<br />
5.Alun-WynJones(26) 4.LukeCharteris(28) <br />
3.AdamJones(30) 2.HuwBennett(28)<br />
1.GethinJenkins(30)<br />
<br />
16.LloydBums 17.PaulJames 18.BradleyDavies<br />
19.ライアン・ジョーンズ(30) 20.LloydWilliams<br />
21.ステファン・ジョーンズ(33) 22.ScottWilliams<br />
<br />
フランス<br />
<br />
15.MaximeMedard(24) 14.ビンセント・クラーク(30)<br />
13.AurelienRougerie(31) 12.MaximeMermoz(25)<br />
11.AlexisPalisson(24) 10.MorganParra(22)<br />
9.DimitriYachvili(31)<br />
<br />
8.ImanolHarinordoquy(31) 7.JulienBonnaire(33)<br />
6.ThierryDusautoir(C、 29)<br />
5.LionelNallet(35) 4.PascalPape(31)<br />
3.NicolasMas(31) 2.WilliamServat(33)<br />
1.Jean-BaptistePoux(32)<br />
<br />
16.DimitriSzarzewski 17.FabienBarcella<br />
18.JulienPierre 19.LouisPacamoles<br />
20.FrancoisTrinh-Duc 21.DavidMarty<br />
22.CedricHeymans<br />NZブリーズhttp://www.blogger.com/profile/08351428434157186755noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6906958429955689761.post-15116574887616071062011-10-14T11:47:00.000+13:002011-10-14T11:47:28.685+13:0010/14 ラグビーワールドカップ準決勝 対オーストラリア オールブラックスメンバー来る10月14日(日)に行われる世紀の一戦ワールドカップ準決勝オールブラックス対オーストラリアのオールブラックスメンバーが発表されました。<br />
<br />
先週のアルゼンチン戦から3名が先発ではが代わることになりましたが、ポジティブに取れる変更だと誰もが思うでしょう。<br />
まず24歳の誕生日に足の怪我の為アルゼンチン戦を32分で離脱したコリン・スレイドに代わり当初はその日には休暇でディズニーランドに行っていた筈のアーロン・クルーデンがオールブラックスに召集されてたった2週間の間に先発で10番をつけることになりました。<br />
<br />
また怪我の為しばらく戦線から離れていたイスラエル・ダグとリチャード・カフイがこのゲームから復帰、アルゼンチン戦で同じく負傷退場したマリ・ムレアイーナに代わりダグがフルバックに、そしてこの大会始まってからレギュラーWingとしてそれまでのセンターからコンバートされたリチャード・カフイがサニー・ビル・ウィリアムスに代わり先発で右ウィングに入ります。<br />
<br />
そしてベンチには第4のフライハーフとして召集されたステファン・ドナルドが21番に入り、恐らく対オーストラリア向けの為にアンディー・エリスがジミー・コーワンに代わりベンチにハーフバックの控えで入ります。またアダム・トンプソンの腕の負傷が癒えない為にフランカーの控えにはビクター・ビットが入り、これまた対オーストラリア戦では現状のベストメンバーが出てくることになります。<br />
<br />
今週しきりに報道されたリチャード・マッコウの足の怪我の状態ですが、このオーストラリア戦にはしっかり出てくるということです。けれど今週のトレーニングは全く軽めの練習だけでまたもやスポーツシューズでの練習にとどめているということです。<br />
<br />
1.トニー・ウッドコック 2.ケビン・メアラム 3.オーウェン・フランクス<br />
4.サム・ホワイトロック 5.ブラッド・ソーン<br />
6.ジェロモ・カイノ 7.リチャード・マッコウ 8.キエラン・リード<br />
<br />
9.ピリ・ウィープ 10.アーロン・クルーデン<br />
12.マアア・ノヌ 13.コンラッド・スミス<br />
14.コーリー・ジェーン 15.イスラエル・ダグ 11.リチャード・カフイ<br />
<br />
16.アンドリュー・ホー 17.ベン・フランクス 18.アリ・ウィリアムス <br />
19.ビクター・ビット 20.アンディー・エリス 21.ステファン・ドナルド <br />
22.サニ-・ビル・ウィリアムスNZブリーズhttp://www.blogger.com/profile/08351428434157186755noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6906958429955689761.post-31414869236636412222011-10-10T10:41:00.001+13:002011-10-10T10:41:34.602+13:0010/10 ラグビーワールドカップ準々決勝 オールブラックス対アルゼンチン 観戦記オーストラリアが南アフリカを倒した激しいゲームを見た後のこのゲームではオールブラックスがオーストラリアに勝てるかどうか非常に不安が残るゲームとなりました。<br />
<br />
オールブラックスは確かにアルゼンチンに勝ちましたが、圧倒といった内容ではなく、お得いの早いボールを展開させることもブレイクダウンで上手くアルゼンチンに封じられ見られず、アルゼンチンのアタックが少なかったこともありますが、そのデフェンスの強さは証明されず、またトライを許した時のようにあっさりと攻め込まれてあさっりトライを取られるもろさだけは見られました。<br />
<br />
ただダン・カーターが去ってから以降続いていた不安は多少このゲームで解消され、またマッコウの怪我の心配も少し和らいだ感じです。唯一悩み事を増やしたのはまたもやコリン・スレイドとなったことでしょう。本当にコリン・スレイドどこまでも大事なときに頼りに出来ないヤツです。<br />
<br />
このゲームではカーターに代わるオールブラックスのキッカーが発表されたような内容にもなりましたが、ゲーム開始から最初のペナルティーキックのチャンスが11分にオールブラックスに与えられると観衆からのどよめきと歓声で送られるように登場したのがピリ・ウィープでした。この時点までマスコミなどにはキッカーが誰になるか公表されてなくて、10番はコリン・スレイドということを後押しするオールブラックスのメンバーの公言ばかりが目立っていました。だから、キッカーもスレイドになると思っていた人も多かったはずです。けれど巷の期待通りキッカーとしてピリ・ウィープが登場すると安心する気持ちまで誰にも起こったはずです。その期待通りウィープはこの日一本のコンバージョンを外しただけで7本のキックを見事に、真っ直ぐに決めてくれました。<br />
<br />
そしてもう一つGoodNewsはコリン・スレイドが13分に相手タックルから足を痛めてその後32分にベンチに下がり、交代にアーロン・クルーデンが出てきます。このクルーデン、カーターが抜けた後急遽召集されてオールブラックスの練習に1週間しか参加してなくて、ニュージーランドの国内リーグ戦も1ヶ月前には終了してゲーム感覚から離れていたにもかかわらず非常にいい動きを随所に見せました。絶対にコリン・スレイドより期待できる姿が見られ、最後にはウィープがベンチに下がった後のコンバージョンキックも無難に決めて今後の不安を解消させてくれました。一つだけ難しいところはスレイドの場合はフライハーフ以外にウィングやフルバックでも使えるのですが、クルーデンは10番しか使えないといったところです。<br />
<br />
ゲームは一度だけアルゼンチンにトライを許し、後半45分には12-10と先行もされる時がありましたが、ウィープのキックのおかげで直ぐに形勢逆転、そして50分以降はやっとオールブラックスの連続アタックも見られるようになり66分に最初のトライ、そしてその後駄目押しのトライを取って33-10とアルゼンチンを下しました。<br />
<br />
オールブラックスにとっては来週からガ本当の試練になるでしょう。<br />
<br />
オールブラックス 33-10 アルゼンチン (前半12-7)<br />
<br />
ワールドカップ準々決勝第4戦 <a href="http://tvnz.co.nz/rugby-world-cup/all-blacks-v-argentina-match-highlights-video-4456072">オールブラックス対アルゼンチンのゲームハイライト</a><br />
<br />
http://tvnz.co.nz/rugby-world-cup/all-blacks-v-argentina-match-highlights-video-4456072<br />
<br />
NZブリーズhttp://www.blogger.com/profile/08351428434157186755noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6906958429955689761.post-55081235590997763502011-10-10T09:43:00.001+13:002011-10-10T09:47:15.611+13:0010/10 南アフリカ対オーストラリア 観戦記 これこそワールドカップで見られるべきゲーム、イヤ、トライネーションのゲームそのものといったゲームでした。本当に最後の最後、80分を時計が射したときもまだ勝敗の行方は分からないゲームとなり手に汗握る、そしてまたまた私の予想とは大きく外れたけど、逆に面白さが増したゲームでした。<br />
<br />
このゲームではどちらかが一つでもミスを、判断ミスをそして遅れて反応したチームが負けるということが言われてました。まさにその通り、一つの判断ミスからトライを許し、それが最後まで響き、逆に25分までペナルティーを与えなかった結果が逆転への時間を遅らせ、そして相手の猛攻に食らいついてタックルを続けたことで勝利を収めることが出来たゲームだったでしょう。<br />
<br />
南アフリカは予想とは逆にゲーム始まってからアタックに次ぐアタックを見せ、またスクラムを圧倒、ラインアウトも制覇し続けました。反対にオーストラリアは強いラインデフェンスを崩さずゲーム終わった時点で南アフリカのタックス数が53に対してオーストラリアが南アフリカに浴びせたタックルは147と3倍近くに及びました。南アフリカはましてテリトリーを80%、ボール所持率を58%とオーストラリアを圧倒、また相手ラインアウトボールを5回も奪う離れ業を見せ数字的には南アフリカの圧倒という感じのところをトライ無しに封じて守りきったゲームでした。<br />
<br />
予想と外れるゲーム内容でしたが、誰もが考えていた勝敗のキーパーソンはデビッド・ポコックとヘンリック・ブルソーであったことは確かでしょう。南アフリカは前半の19分に衝突からの痛みからブルソーが早々に戦線離脱、この後シャック・バーガーの鬼のような、疲れ知らずの猛攻マシーンとTV解説に言わしめた活躍が見られましたが、ブレイクダウンではポコックの姿がどこにも現れ、そして南アフリカがゴールラインまで迫ってもう一つのプレイでトライが取れるというところでこのポコックが邪魔をする、ボールを奪う、早い攻撃を遅くすることが最後まで続きオーストラリアに勝利をもたらしたといって言いでしょう。彼はこのゲームの最優秀選手に当然のごとく選ばれました。<br />
<br />
得点経過としてはさすがに両者の戦いだけあって白熱の展開、10分に南アフリカゴールライン手前のラインアウトから出されたボールを直ぐに蹴り出さなかった事からボールを奪われオーストラリアが先行のトライを取ります。ここでコンバージョンキックをオコーナーが外し5-0、その後もう一度ペナルティーキックのチャンスが巡ってきて8-0と25分にします。その直後やっとモーネン・ステインにもキックのチャンスが訪れ26分にこの日2つめペナルティーがセンターライン上で犯され、ここでステインが長距離をもろともさせずゴールポスト真ん中にキックを決め8-3となります。もう一度40分にサイドライン際のセンターライン上からペナルティーキックのチャンスが訪れますが、これはステインは外します。もしフランシス・ステインが残っていたら決めていたでしょう。<br />
<br />
後半入っても南アフリカの猛攻は緩まず、45分に鮮やかに12;ジーン・ディ・ビリエーがラインブレイクしてパットランビーにパス。そしてランビーがゴールラインを駆け抜けたと思いきやこのパスがフォワードパスと取られます。この判定はとても厳しい。<br />
<br />
そして53分にオーストラリアラインアウトでのペナルティーから8-6と南アフリカが迫るともう逆転まであと一つのキック。南アフリカの猛攻は激しさを増します。そしてついに59分南アフリカはオーストラリア陣地に攻め込み22m前まで来るとモーネン・ステインが見せました。ドロップゴールを鮮やかに決めて逆転の8-9.この後も点差を広げようとパット・ランビーが同じくドロップゴールを試みますが、わずかに外します。<br />
<br />
そして65分ぐらいからは壮絶な戦いが展開され、めまぐるしく攻守が入れ替わります。しかし70分オーストラリアラインアウトでダニー・ロッソウが相手ジャンパーの邪魔をしてペナルティーを取られ、このペナルティーキックをオコーナーが慎重に、そして確実に決めて再逆転に成功。11-9となります。けれどまだ2点差。一つのキックで、一つのトライでどんでん返しが待っていました。これをオーストラリアは耐え切ります。最後に79分になってからセンターライン上でオーストラリアボールのスクラムとなりますが、ここで南アフリカがボールを奪ったり、スクラムでペナルティーを取れたらという期待が寄せられましたが、オーストラリアは踏ん張って逃げ切ったゲームとなりました。<br />
<br />
これで来週の準決勝にはオーストラリアが進出することになったのですが、このようなタフなゲーム内容を今大会経験しているチームが他にあるでしょうか?オールブラックスでさえまだそのデフェンスの真価は問われていません。スクラム、ラインアウト、そしてブレイクダウンの強さはオーストラリアに敵うのかどうか非常に疑問が残りました。<br />
<br />
スプリングボックス 9-11 ワラビーズ<br />
<br />
ワールドカップ準々決勝第3戦目 <a href="http://tvnz.co.nz/rugby-world-cup/south-africa-v-australia-match-highlights-video-4456092">南アフリカ対オーストラリアのゲームハイライト</a><br />
http://tvnz.co.nz/rugby-world-cup/south-africa-v-australia-match-highlights-video-4456092<br />
NZブリーズhttp://www.blogger.com/profile/08351428434157186755noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6906958429955689761.post-53546334262020580332011-10-09T13:21:00.000+13:002011-10-09T13:21:55.843+13:0010/9 RWC準々決勝 南アフリカ対オーストラリアの見所 NZラグビーワールドカップ準々決勝では最大のゲームがこれだと誰もが認めるでしょう。お互い優勝候補、オールブラックスにとっては最大の壁になることは間違いない両軍ですが、この準々決勝でどちらかが負けていなくなることはオールブラックス優勝にはかなり大きな要素です。私はどちらかというと南アフリカに勝ってもらいたい気持ちです。オーストラリアと準決勝で当たることはなんだか嫌な気持ちです。<br />
<br />
このゲームではどちらが勝ってもおかしくない訳ですがデフェンスの南アフリカに対してアタックのオーストラリア、経験の南アフリカに対して若さのオーストラリア、怪我人の影響が大きそうな南アフリカに対して怪我人が復帰したオーストラリアといった見出しがどこにでも見られています。<br />
<br />
南アフリカはその攻めあがるデフェンスを先週のサモア戦で実践経験済み、まして監督曰くオーストラリアのアタックはサモアほどフィジカルではないとのこと。オーストラリアには攻撃の要のディグビー・イオアニ、そしてカートリー・ビールが戻って来てます。<br />
<br />
また前回WC優勝の南アフリカはその決勝戦にでたメンバーがこのゲームにパット・ランビー、モーネン・ステイン、ヘンリック・ブルッソー、そして当日病気で出られなかったピエアー・スピース以外は大舞台を経験済みでワールドカップでのトーナメント戦の勝ち方を知っているものばかり。これに対してオーストラリアのメンバーで2007年の準々決勝で敗北したときの先発は6人だけ、そのほかのメンバーはその4年前にはスーパー14にも出ていなかったメンバーばかりのこのワールドカップでは最年少のチームです。これはけれど昨日のアイルランド対ウェールズのゲームの結果を見れば若いオーストラリアが有利ともいえます。<br />
<br />
そして南アフリカはフランソワ・ステインと直前まで100%OKといっていたベテランロックのバッキ-・ボッサが怪我の為抜けました。これはかなり大きいでしょう。ステインの長距離キックは大きな武器でした。またバッキーボッサはチームの中の精神的支えの一人でもあったので大きいでしょう。これに対してオーストラリアは前述のイオアニ、ビールに加えて予選リーグで失態を見せたアイルランド戦には怪我の為出ていなかったデビッド・ポコックとフッカーのステファン・ムーアーが復帰しています。これはブレイクダウンとスクラムにおいて大きな強みになりました。<br />
<br />
このゲームはチームとしての戦術、ゲームプランも見所ですが、各プレイヤーのマッチアップも非常に見ごたえのあるものになりそうです。<br />
<br />
フロントロー;南アフリカはフッカーにジョン・スミットを戻しました。今や世界No.1のフッカーと言われるビスマーク・デュ・プリースはスーパーサブとなるのですが、この負ければ終わるゲームではスミットのキャプテンシーが必要なのでしょう。オーストラリアの前列3人で8月13日南アフリカのダーバンで行われたトライネーションでは南アフリカのスクラムを粉砕してます。<br />
<br />
ロック;ここはビクター・マットフィールドが残っている南アフリカのほうが上かもしれません。バッキー・ボッサが抜けても代わりのダニー・ロッソーに見劣りするところはありません。オーストラリアのロック陣もベテランのベッカマンを入れていますからお得意のラインアウトからのセットプレイでトライを狙うことは十分考えられます。マットフィールドとベッカマンの駆け引きが面白そうです。<br />
<br />
フランカー;このゲームの勝敗を分けるのはこれまたブレイクダウンで、その中心となるのが南アフリカの6;ヘンリック・ブルソーに対するオーストラリアの7.デビッド・ポコックで、この両者の働き如何で勝ち負けが決まるといわれてます。またこの両者を支える他のフランカーも両軍とも強力ですが、強いて言えばシャック・バーガーが戻ってきている南アフリカのほうが有利かもしれません。<br />
<br />
ハーフバック;このポジションは今や互角だと見ても良いでしょう。このゲームで今の世界NO.1のハーフバックの評価が決まると見てもいいでしょう。それぞれモール、ラックからの球出し、キックプレイ、そして自ら攻め込むプレイはお互いが警戒しているはずです。<br />
<br />
フライハーフ;このポジションのプレイは対照的で南アフリカはクーパーへのプレッシャーをとことん強めるでしょう。対してステインは相手のプレッシャーを受けない程度の後ろからキックプレイをいかに放っていくか?テリトリーを奪うプレイをどれだけできるかが注目されます。<br />
<br />
センター;南アフリカにはジーン・ディ・ビリエーが戻って来てジャック・フォーリエと共にパスインターセプトを狙って来るでしょう。この2人に対してオーストラリアの12-13番は少し劣ると思います。アシュレークーパーは十分すぎるほど強力ですが、見な南アフリカのベテランコンビのほうが攻守にわたりこのゲームでは勝ると思います。<br />
<br />
Wing;オーストラリアにディグビー・イオアニが戻ったことは大きいでしょう。(本当に親指の骨折から回復しているかどうか分かりませんが?)。南アフリカのハバナ、ピターソンも素晴らしいのですが、オコ-ナーを入れてキックプレイを絡ませることが出来るオーストラリアのほうが少し有利だと思います。ましてハイキックボールへの対応はオーストラリアの2人のほうが良いと思います。南アフリカのWing2人はサモア戦で受けた怪我から完全に回復しているのかこちらも疑問です。<br />
<br />
フルバック;ここはやはりカートリー・ビールのいるオーストラリアの方がデンジャラスでしょう。フランシス・ステインが残っていれば違っていましたが、パット・ランビーにはまだ強さとカウンターアタックの上手さが見られません。<br />
<br />
キッカー;南アフリカのステインがこのWCでは23本蹴って19本決まる82%のキック成功率、オーストラリアのジェームス・オコーナーの成功率が14/18の78%ということですがステインのキックがやはり勝利をもたらす確率が高そうです。<br />
<br />
スプリングボックス<br />
<br />
15;パット・ランビー、14;JPピターソン、13;ジャック・フォーリエ、<br />
12;ジーン・ディ・ビリエー、11;ブラアイン・ハバナ、10:モーネン・ステイン、9;フォーリエ・デュ・プリ-ズ<br />
<br />
8;ピエアー・スピース、7;シャック・バーガー、6;ヘンリック・ブルソー、<br />
5;ビクター・マットフィールド、4;ダニー・ロッソー、<br />
3;Jannie du Plessis、2;ジョン・スミット、1;GurthroSteenkamp<br />
<br />
16;ビスマーク・デュ・プリース 17;CJバン・ダ・リンデ、18;WilliamAlberts、<br />
19;フランシス・ロー、20;フランシス・ホガ-ド、21:ブッチ・ジェームス、22:ジオ・アプロン<br />
<br />
オーストラリア<br />
15.カートリー・ビール 14.ジェイムス・オコーナー 13.アダム・アシュレークーパー<br />
11.ディグビー・イオアニ 12、PatMcCabe 10.クエイド・クーパー<br />
9.ウィル・ゲニア<br />
<br />
8.RadikeSamo 7.デビッド・ポコック 6.ロッキー・エルソム<br />
5.ジェイムス・ホロウェル(C) 4.ダン・ベッカッマン<br />
3.ベン・アレキサンダー 2.ステファン・ムーアー 1.SekopeKepu<br />
<br />
16.TatafuPolotaNau 17.ジェイムス・スリッパー 18.ネイザン・シャープ<br />
19.BenMcCalman 20.ルーク・バージェス、 21 ベリック・バーンズ<br />
22.アンソニー・ファインガ<br />
NZブリーズhttp://www.blogger.com/profile/08351428434157186755noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6906958429955689761.post-16997991280457814002011-10-09T10:36:00.000+13:002011-10-09T10:36:57.287+13:0010/9 準々決勝第1戦,2戦の観戦記 ワールドカップの準々決勝の1戦目、2戦目共に私の予想、期待はことごとく外れました。これで来週の準決勝はウェールズ対フランスになりました。<br />
<br />
それにしても日ごろ南半球のゲームしか見ていないので北半球のチーム同士のゲームはこんなものなのかな?という思いが残りました。今日は南半球のチーム同士の準々決勝2ゲームがありますが、ワールドカップの準々決勝ともなるとこのようになってしまうのでしょうか?恐らく今日の2ゲームのほうがもっと動きがあり、速い展開、そしてフォワード戦は固い戦いが見られると思います。<br />
<br />
アイルランド 10-22 ウェールズ<br />
<br />
ウェールズは最初のキックオフから始まる猛攻で取ったトライから主導権を握って逃げ切りのゲームといった感じでした。アイルランドはいいところを見せられずに、相手に隙を作らすことが出来ないまま終わってしまったという感じでしょうか?<br />
<br />
ウェールズは持ち前のデフェンスが素晴らしい。アイルランドに22m内に入られてから、ゴールライン前まで迫れれてからもデフェンスラインを広げることなく確実なタックルで守りきり、時にはどんどん押し返すことも見せつけアイルランドが壁の前で右往左往する感じに見られました。<br />
<br />
またオーストラリアのスクラムを粉砕したアイルランドのスクラムもウェールズに調べ尽くされた感じでこの日はウェールズのほうがスクラムは勝った結果でした。<br />
<br />
アイルランドはベテラン勢をそろえて挑みましたが、そのベテラン勢の経験もウェールズの若い勢いに負けた感じです。特に前半トライを先行された後アイルランドが逆襲してウェールズ陣地内でペナルティーをとってもキックで3点を狙わずに時間がまだ早いということからかラインアウトからトライ狙いにしました。この日はオガラが先発していて確実に3点を積み上げることが出来たと思うのですが、ウェールズのキックオフ後の猛攻、ボールを保持されることを恐れてかトライを取りに、とりあえず同点にさせることだけを考えてトライ狙いに出て時間をつぶしてしまいました。これを3回も繰り返してはことごとくウェールズにゴールライン手前のデフェンスに跳ね返されたのが最後まで響きました。<br />
<br />
ウェールズはこの日もブレイクダウンでアイルランドの速攻を緩めさせることに成功したと思います。またアタックでは12;ジェイミー・ロバーツが相変わらずボールを持ったら必ずアイルランドデフェンスラインをはるかに引き下げる役目を果たし、またキッカーのRhysPriestlandが蹴り出すデフェンスキックは距離も狙う場所も有効的に生かされていました。<br />
<br />
若いウェールズは更に勢いが出るかもしれません。<br />
<br />
イングランド12-19 フランス<br />
<br />
フランスが予想外の復活を見せつけイングランドに快勝したゲームとなりました。誰もがイングランドの不甲斐ないゲームを嘆いたことでしょう。<br />
<br />
フランスはトンガ戦などで見せた動きとは見違えるようなアタックとデフェンスを復活させました。またスクラムも本領発揮と言ったところでしょう。イングランドのスクラムを圧倒。このスクラムがらみでペナルティーを取って前半3本連続でペナルティキックを決め9-0としたところでフランスも今日はいけることを確信したように思えます。<br />
<br />
イングランドは最初5分はちょっと良かったのですが、次第にボールハンドリングのまずさ、連係プレイのつながりのまずさを見せだしてことごとくアタックが続かない。挙句の果てお得意のドロップゴールで3点でも返そうとする試みを12番に入ったトビー・フラッドが見せましたが、誰が見てもその場所から、その体制で、デフェンスラインがまだ近くて、まだボールを繋いで前進すべきところで放たれたドロップゴールは蹴った瞬間外れることが分かるキックでイングランドサポーターからブーイングが出る結果を招きました。この時点でイングランドのこの日の逆襲はもう無理だなと多くの人は思ったでしょう。<br />
<br />
後半入ってもフランスの優勢は続きイングランドのアタックを食い止めるデフェンスタックルが冴え渡るようにもなりました。イングランドは12番;マヌ・トゥイラギだけが前半からデフェンスラインに果敢に突っ込んで、時には素晴らしいラインブレイクを見せるのですが、彼に続くサポートがイングランドは誰もいない。全く孤軍奮闘といった感じでした。<br />
<br />
イングランドは負けるべく負けたような内容でしたが、これに加えてフランスを目覚めさせた罪は大きいでしょう。いやなチームが準決勝に進みました。<br />
NZブリーズhttp://www.blogger.com/profile/08351428434157186755noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6906958429955689761.post-90858440028946697852011-10-08T11:28:00.002+13:002011-10-08T11:28:43.250+13:0010/8 イングランド対フランスの見所 ワールドカップ準々決勝2戦目のイングランド対フランスはこれまでのワールドカップだったら最も注目を集めるゲームだったでしょう。けれど今回のゲームではフランスのチーム内騒動(監督への不信任、ゲームプランのなさ、ゲームごとに先発メンバーをころころ替える)とトンガに金星を与えるなどのこと、そしてイングランドもゲーム以外での騒動(マーク・ティンドルの浮気騒動、マヌ・トゥイラギのマウスピース罰金、選手の代表としての誇りの無さが内部告発される)といったことから変な興味だけが浮き彫りにされていますが、なんと言ってもフランスに強さが期待できないことで準々決勝の4ゲームの中では少しトーンが落ちる感じになっています。<br />
<br />
しかしフランスはトンガに敗れたのもそのゲームの時点で予選突破が決まっていた事からの結果であって、フランスは逆境に陥れば陥るほど強さを発揮するチームだと言われています。ジョニー・ウィルキンソンもフランスチームは個人的に素晴らしい選手がそろっているので過去のゲームから考えても一つの切っ掛けからゲーム中に大きく形勢を逆転できるチームだと言って警戒を緩めていません。<br />
<br />
フランスはフォワードが強力なのは相変わらずで、特にそのスクラムの強さが復活するとゲームも面白くなるでしょう。また相手にペナルティーを与えないことは変わっていません。この点ジョニー・ウィルキンソンの出る場面を減らせる要員になるでしょう。後はそのデフェンスがボロボロなのでこの点を修正できれば面白いゲームになりそうです。<br />
<br />
対してイングランドは相変わらず勝つために必要なゲームを予選でも繰り返して、私はどうしてもそのプランに面白さを見出せないのですが、このゲームでは10番にウィルキンソン、そして12番にトビー・フラッドを入れるという面白い試みに出ました。これで攻撃力がアップするかもしれません。Wingのクリス・アシュトンや20歳のマヌ・トゥイラギ(サモア代表のトゥイラギの弟)などの人気選手が活躍しやすくなりそうです。<br />
<br />
後はイングランドはペナルティーを与えすぎなのでゲーム自体の興味も途切れがちになるところをなんとかしてもらったら見ごたえのあるゲームになるでしょう。<br />
<br />
イングランド<br />
<br />
15.BenFoden 14.クリス・アシュトン 13.マヌ・トゥイラギ<br />
11.マーク・クゥエト 12.トビー・フラッド 10.ジョニー・ウィルキンソン<br />
9.BenYoung<br />
<br />
8.NickEaster 7.ルイス・ムーディー(C) 6.TomCroft<br />
5.トム・パーマー 4.LouisDeacon<br />
3.DanCole 2.スティーブ・トンプソン 1.MattStevens<br />
<br />
16.DylanHartley 17.AlexCorbisiero 18.CourtneyLawes<br />
19.サイモン・ショー 20.JamesHashell 21.RichardWiggleworth<br />
22.MattBanahan<br />
<br />
フランス<br />
<br />
15.MaximeMedard 14.ビンセント・クラーク 13.AurelienRougerie<br />
11.AlexisPalisson 12.MaximeMermoz 10.MorganParra<br />
9.DimitriYachvili<br />
<br />
8.ImanolHarinordoquy 7.JulienBonnaire <br />
6.ThierryDusautoir(C)<br />
5.LionelNallet 4.PascalPape<br />
3.NicolasMas 2.WilliamServat 1.Jean-BaptistePoux<br />
<br />
16.DimitriSzarzewski 17.FabienBarcella 18.JulienPierre<br />
19.LouisPacamoles 20.FrancoisTrinh-Duc 21.DavidMarty<br />
22.CedricHeymans<br />
NZブリーズhttp://www.blogger.com/profile/08351428434157186755noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6906958429955689761.post-25533535020483044042011-10-08T11:26:00.001+13:002011-10-08T11:26:41.197+13:0010/8 アイルランドvsウェールズの見所 ワールドカップ準々決勝の第1戦目は激戦が予想される必見のゲームになるでしょう。ウェールズが勝つかアイルランドが勝つかの予想は専門家や各ラグビーニュースなどでも5分5分で分かれているほどどちらが勝ってもおかしくないゲームです。<br />
<br />
今年の6ネーションズではウェールズのカーディフで行われウェールズが19-13で勝っています。けれど今度のワールドカップでのゲームはニュージーランドのオークランドで行われますが、アイルランドサポーターが溢れるように思われます。もちろんウェールズサポーターもたくさん来ていて、オークランドにもたくさん住んでいるのですがアイルランドからの移住者の方が最近ではたくさんいます。アイルランドがオーストラリアを破ったゲームのときはキャプテンのオドリスコルが全くニュージーランドでゲームをしている気にならなかった、まるでダブリンでのホームゲームの感じがしたと言っているようにkのゲームでもアイルランドのサポーターが圧倒しそうです。ちなみにこのアイルランドがオーストラリアを破ったゲームの後選手は一旦ベンチに下がった後サポーターのカーテンコールに答えてピッチに戻ったこと、そしてその夜のオークランドはアイルランドサポーターで溢れかえったことを知っていますか?<br />
<br />
このようにアイルランドには大勢として多くの期待が寄せられ選手には勢いがあります。オーストラリアを粉砕したスクラムの強さは健在、そのフロントローでフッカーのベストが先週のアルゼンチン戦で肩を痛めてこのゲームに出られないかもしれないと言われていましたが昨日の段階ではフィットネステストにはパスしていてこれまたチームには追い風になっています。<br />
<br />
そしてロックの2人のベテランがまたここに来て非常に素晴らしい働きを見せています。ラインアウトも制覇したらウェールズのデフェンスもちょっと辛いものになるでしょう。<br />
<br />
バックスではこの準々決勝にベテランの34歳ローナン・オガラを先発にさせました。私もこれは正解だと思っています。セクストンより確かにキックプレイに信頼が出来ます。またベテランの経験とひらめきがこのゲームには必要とされるでしょう。ダニエル・カーターもこのオガラのように将来はなっていくような気がします。<br />
<br />
そしてウェールズは予選リーグで南アフリカ、サモアという激しいゲームを通過してきました。このゲームで見せた1対1の確実で強いデフェンスタックルは健在。そして若いバックスによるとても鋭いアタックが見ものになります。<br />
<br />
ウェールズはフライハーフに新人のRhysPriestlandを起用してこれが当たっています。ベテランのステファン・ジョーンズではなく、最近のレギュラー10番のジェームス・フックではないところが上手くウェールズのバックスのアタックに生かされています。また彼のキックも好調です。<br />
<br />
またこのRhysPriestlandに生かされるように12番ジェイミー・ロバーツ、19歳のウィンガー、ジョージ・ノ-スがこの大会始まってから大活躍しています。これに加えてベテランのウィング’小さな巨人であるシェイン・ウィリアムスもまだまだ動き回っています。この攻撃力は非常に魅力敵です。<br />
<br />
そしてこの両チームの勝敗を決めるのは南アフリカとオーストラリア戦と同じくブレイクダウンでの争いと言われています。アイルランドの7番シーン・オブライアンは今大会最高のオープンサイドフランカーと言われ、対するウェールズのキャプテン&7番のSamWarburtonはその2番手に当たる評価がどこでも出されています。また両軍の6番、No.8の争いも互角の強さが見られています。このルーズフォワードトリオのマッチアップは見所を作り出すでしょう。 <br />
<br />
アイルランド<br />
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15.RobKeamey 14.トミー・ボウ 13.ブライアン・オドリスコル 12.ゴードン・ダーシー<br />
11.KeithEarts 10.ローナン・オガラ 9.ConorMurray<br />
<br />
8.JamieHeaslip 7.シーン・オブライアン 6.StephenFerris <br />
5.ポール・オコーネル 4.ドナキャ・オカラガン<br />
3.MikeRoss 2.ローリー・ベスト 1.CianHealy<br />
<br />
16.SeanCronin 17.TomCourt 18.DonnachaRyan<br />
19.DenisLeamy 20.EoinReddan 21.ジョナサン・セクストン<br />
22.アンドリュー・ティンブル<br />
<br />
ウェールズ<br />
<br />
15.LeighHalfpenny 14.ジョージ・ノース 13.JonathanDavies<br />
12.ジェイミー・ロバーツ 11.シェイン・ウィリアムス 10.RhysPriestland<br />
9.マイク・フリップス<br />
<br />
8.TobyFaletau 7.SamWarburton(C) 6.DanLydiate<br />
5.Alun-WynJones 4.LukeCharteris <br />
3.AdamJones 2.HuwBennett 1.GethinJenkins<br />
<br />
16.LloydBums 17.PaulJames 18.BradleyDavies<br />
19.ライアン・ジョーンズ 20.LloydWilliams 21.JamesHook<br />
22.ScottWilliams<br />
NZブリーズhttp://www.blogger.com/profile/08351428434157186755noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6906958429955689761.post-36858356354695794592011-10-07T15:01:00.000+13:002011-10-07T15:01:31.807+13:0010/7 ラグビーワールドカップ準々決勝 対アルゼンチン戦 オールブラックス先発メンバー 日曜日の10/9に行われるワールドカップ準々決勝第4戦目のオールブラックス対アルゼンチン戦のオールブラックスメンバーが発表されてました。<br />
<br />
先週のダン・カーターが怪我により登録抹消になったことにより、これからの決勝までの10番先発はやはりコリン・スレイドになるようです。けれどハーフバックにピリ・ウィープを先発させることによりゲーム途中でキッカーがピリ・ウィープに変わる可能性は残されました。そしてフライハーフの控えに今週から急遽メンバーに合流したアーロン・クルーデンが入れられ、このアルゼンチン戦の後半にはピッチに出されそうです。<br />
<br />
そしてオールブラックスの怪我による影響はまだ残っていて先週のカナダ戦で太ももを痛めたイスラエル・ダグの回復が遅れてマリ・ムレアイーナが再びフルバックで先発、そしてフランス戦でリチャード・カフイが、そしてカナダ戦でザック・ギルフォードが同じハムストリングスを痛めこれも回復が遅れているためWing要員が乏しくなった為サニー・ビル・ウィリアムスが左ウィングに初めて先発から起用されます。といったことでバックスの控えとしてはどこのバックスでも入れるイサイア・トエアバがスーパーサブとして22番をつけます。<br />
<br />
フランカーの控えにはビクター・ビットが入っていますが、アダム・トンプソンもフランス戦で痛めた左足首の怪我が完治していない為ということです。このようにオールブラックスはここに来て怪我によるベストメンバーが組めない影響が出てきていますが、現状ではこのメンバーが最強の先発メンバーになるようです。これがアルゼンチン戦後どのようになるかが心配されています。<br />
<br />
大方の予想ではアルゼンチン戦にはオールブラックスが勝利を収めるように思われていますが、アルゼンチンの激しいプレイによって誰が怪我で抜けるかが心配の種になっています。またカーターが抜けた後のオールブラックス優勝請負人筆頭になったリッチー・マッコウがこのアルゼンチン戦にも直前で出ないようになるかもしれないことが囁かれています。<br />
<br />
先週のカナダ戦、そして日本戦でもゲーム直前になって怪我の為先発から外れたりしましたが、日本戦での欠場はふくらはぎの故障だったのですが、右足が疲労骨折の為今年初めから痛みが消えずにスーパー15でも2ヶ月間は休養していたのが今でも続いているようです。今週のトレーニングには激しいぶつかり合いの練習はせず、足をかばうようにウェイトトレーニングだけはして、グランドの練習もラグビ-シューズではなく普通の運動靴での練習に切り替えています。全てこれは本人が自ら取り入れて本番にはなるべく出られるように配慮した結果ということで、本人が一番最善を尽くす努力をしているということです。カナダ戦の時も前日までトレーニングでは痛みも無く大丈夫だったのがゲーム当日朝目覚めたら痛みが戻ってきている状態が続いているようです。このアルゼンチン戦で無理をしてピッチに立った結果その後の準決勝、決勝には出られないようにならないことだけを祈るだけです。<br />
<br />
1.トニー・ウッドコック 2.ケビン・メアラム 3.オーウェン・フランクス<br />
4.サム・ホワイトロック 5.ブラッド・ソーン<br />
6.ジェロモ・カイノ 7.リチャード・マッコウ 8.キエラン・リード<br />
<br />
9.ピリ・ウィープ 10.コリン・スレイド<br />
12.マアア・ノヌ 13.コンラッド・スミス<br />
14.コーリー・ジェーン 15.マリ・ムレアイーナ 11.サニー・ビル・ウィリアムス<br />
<br />
16.アンドリュー・ホー 17.ベン・フランクス 18.アリ・ウィリアムス <br />
19.ビクター・ビット 20.ジミー・コーワン 21.アーロン・クルーデン <br />
22.イサイア・トエアバ<br />
NZブリーズhttp://www.blogger.com/profile/08351428434157186755noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6906958429955689761.post-13901756682658231152011-10-02T11:29:00.000+13:002011-10-02T11:29:57.335+13:00ダン・カーター最悪の登録抹消に オールブラックスはいきなり最悪の事態に陥りました。ニュージーランドのマスコミはブラックサンデーと称してダニエル・カーターが今後のワールドカップゲームからは選手登録を外されることを嘆いています。<br /><br /> 昨日のトレーニングの際キック練習において左足の付け根を痛め、その足を引きずりながらグランドから去る姿がスポーツニュースにも流されましたが、一夜明けてレントゲン検査の結果内股の付け根の腱が切れていることが分かり選手登録末梢までに陥る最悪の事態になってしまいました。<br /><br /> 代わりの登録選手はアーロン・クルーデンが召集されるということです。<br /><br /> これにより一気にオールブラックスの優勝見込みが大きく落ち込みそうです。実はもう一人の重要人物であるリッチー・マッコウもこのワールドカップではまだ本調子にもでっていないと噂されています。カナダ戦で休む理由である膝の痛みは持病にもなっているようでもう絶頂時プレイは期待できないかもしれないと噂されています。実際フランカーではこれまでのゲームではジェロモ・カイノの方が活躍が見られています。またリッチーより南アフリカのヘンリック・ブルッソー、そしてオーストラリアのデビッド・ポコックの方がフランカーとしては目立った働きを見せています。まるでリッチーは南アフリカのジョン・スミットのようにキャプテンシーだけで先発に入っているかのような状態です。この2人にオールブラックスの優勝が担われてきたこれまでだったので、カーターが抜けたことで大きな試練がオールブラックスにかかることなりそうです。また監督陣は戦術の変更を余儀なくされそうです。<br /><br /><a href="http://tvnz.co.nz/rugby-world-cup/black-sunday-carter-limps-4430285">Rugby: Dan Carter out of Rugby World Cup with groin injury | RUGBY WORLD CUP News</a><br />(TV1の臨時ニュースで取り上げられたダニエル・カーターの怪我そして登録抹消記事。)NZブリーズhttp://www.blogger.com/profile/08351428434157186755noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6906958429955689761.post-62993748007828273862011-10-01T10:51:00.000+13:002011-10-01T10:51:59.714+13:00南アフリカ対サモア 激戦の観戦記 ものすごいゲームでした。予想はしていたもののそれ以上にドラマティックで激戦でした。サモアに肩入れしている私にはゲーム前から終了までズットこぶしに力が入りっぱなしのゲーム展開となり、南アフリカサポーターにとっても負ける訳が無いと思いつつもどうしても前のめりの姿勢を崩せない状態だったと思います。<br /><br /> 南アフリカ、サモア両軍とも最後まで本当に疲れ知らずの攻防を続け、超高速で展開するアタックに対して激しすぎる確実で強力なタックル、出せるテクニックを十分使ってのスクラムやキックプレイの連続で本当に見ごたえのある80分でした。こんなゲームを球場で見れた人は幸せだったでしょう。<br /><br /> 南アフリカはこのゲームで今後続くだろう同じような激しく、タフなゲームの下準備が出来たと思います。このゲームで確実に勝つ方法を披露したように思えますが、その鉄壁のデフェンスはさすがにすごいものでした。またこのチームには優れたキッカーがそろっていることを改めて示したゲームでも合ったでしょう。なんと言ってもモンスターキッカーといわれるフランソワ・ステインの長距離砲は驚異です。南アフリカにトライをもたらしたきっかけをつかんだのも彼の60mはあるペナルティーキックからでした。<br /><br /> サモアがゲーム開始から攻め立て、南アフリカ陣地10m手前まで入ってもそこでペナルティーを与えるとフランソワ・ステインはペナルティーキックを試みます。このキックはゴールポストのアンダーバーに当たり得点は出来なかったのですが、一気に南アフリカはサモア陣地22mまで入り込みその後攻勢に出てハバナのトライにつながります。そしてもう一人キッキングマシーンといわれるモーネン・ステインがこのハバナが右隅のゴールポスト脇に飛び込んだ後のコンバージョンキックをサイドライン際から確実に決めます。この角度あるキックをスライスもフックもさせず距離、そして高さも十分にゴールポストど真ん中に決めます。この2人のキッカーがいることは他のどのチームにもペナルティーを与えることが出来ないプレッシャーをかけます。また二人ともドロップゴールの達人でもあって、フランソワ・ステインは過去何度もセンターライン付近からドロップゴールを決めています。<br /><br /> オールブラックスにはダン・カーター以外にキッカーがいないことが弱点だといえば弱点です。南アフリカにはこの二人以外にもルーアン・ピエナー、そしてブッチ・ジェイムス、パット・ランビーもいいキッカーで在庫が十分あります。<br /><br /> またこのゲームでは南アフリカのフォワードの強さも改めて見せつけられました。スクラムではこの日先発したビスマーク・デュプリースが素晴らしいテクニックを見せつけ、ラインアウトでも終始主導権を握る。今の南アフリカにはバッキー・ボッサが怪我の為抜けていますが、マット・フィールドとダニー・ロッソーで十分。ラインアウトからドライビングモールに持っていってどんどん前に進んでいく姿は’上手い’とどうしてもうならせます。ここでまたモーネン・ステインのキック力が活きてくるのですが、サモアに自陣深く攻め込まれていてもボールを奪うと大きなキックでボールを相手陣地サイドラインまで運べます。しかも相手バックスのクイックスローインをさせないように狙い定めたようにサイドラインから離れた広告看板裏までボールを蹴り出します。またドライビングモールが崩されてもその場所からペナルティーキックを狙えるわけです。オーストラリアの場合はこのラインアウトからのセットプレイが素晴らしいのですが、この南アフリカのラインアウトを確実に制覇してからのドライビングモールも脅威になります。<br /><br /> こんな完璧に近い強さを見せる南アフリカ相手にサモアはどこまでもどこまでもまるでアタッキングマシーンになったような猛攻を見せました。前半13-0で折り返してから後半はペナルティーも犯さずとにかくボールを繋いで繋いで攻め続けます。これに対する南アフリカのタックル、そしてブレイクダウンでのボールを奪い取るプレイも圧巻でしたが、とにかくサモアのアタックは時間がたつにつれどんどん激しさ、スピードが増していくようにも思えました。<br /><br /> そしてついに51分にトライを奪って13-5とした後も更なるトライを狙って疲れを知らないサモアのアタックは続きました。そして68分に何度目かのトライチャンスがサモアに訪れるのですが、南アフリカにボールを奪われ、しかもそのブレイクダウンでポール・ウィリアムスがレッドカードを受け退場処分。これでサモアも力尽きたか?と思いきやこの直後にベンチからビスマーク・デュプリースに代わり出てきたジョン・スミット(いつもはキャプテン)がなんとデフェンスラインで犯したペナルティーが一発イエローカード、ゲーム終了まで残り10分が両軍14名ずつになります。そこで再びサモアの闘志がみなぎるように連続アタックが始まりましたが、南アフリカもこれまた疲れを知らない鉄壁のデフェンスを繰り広げ前半蓄えた得点を守りきり13-5で逃げ切ったゲームでした。<br /><br /><a href="http://www.rugbyworldcup.com/rugbytracker/match=11219/video.html">Official RWC 2011 Site - Rugby Tracker South Africa-Samoa - Video</a><br />(激しすぎる南アフリカ対サモアのゲームハイライトビデオはこちらで見れます。けれどハイライトだけではもったいないゲームでした。本当に。)NZブリーズhttp://www.blogger.com/profile/08351428434157186755noreply@blogger.com1tag:blogger.com,1999:blog-6906958429955689761.post-11331098752180888062011-09-30T19:42:00.000+13:002011-09-30T19:42:17.612+13:009/30 オールブラックス対カナダ 先発メンバー今回のワールドカップではオールブラックスは本当に格下相手でもほぼベストメンバーを出してきます。いつでも誰もが臨戦態勢に入っていられるように準備万端整えているような感じがします。<br />
<br />
日曜日に行われる予選リーグ最終戦のカナダ戦では決勝トーナメントに向け最後の準備テストとなりそうですが、日本戦では怪我で休みを与えられたリッチー・マッコウもダン・カーターも今回は出てきそうです。リッチーは今週のトレーニングにはあまり参加せずこのカナダ戦は休みが与えられると昨日まで噂されていたのですが、ふたを開けてみるといつもの7番で先発します。<br />
<br />
またこのカナダ戦がワールドカップ始まってから初出場になるのが怪我から復帰したキエラン・リード、そしてイスラエル・ダグに先発を奪われてきたムレアイーナがフルバックに復帰、そしてワールドカップ直前のオーストラリア戦で評価を落としたザック・ギルフォードがWingで再起のチャンスを与えられました。<br />
<br />
そして今回お休みを与えられたのはマアア・ノヌ、コーリー・ジェーン、アダム・トンプソン、ビクター・ビットあたりですが、12番にはノヌに代わりトンガ戦以来2度目のサニー・ビル・ウイリアムスが先発してコンラッド・スミスとコンビを組みます。そしてコーリー・ジェーンの代わりにイスラエル・ダグが今回はWingに使われます。<br />
<br />
控えのメンバーでは今回フランカー要員が誰も入っていないのが特徴ですが、恐らくあまりゲーム機会が無かったロックが専門のアンソニー・ボリックにこのゲームで使ってみる為でしょう。またハーフバックにはジミー・コーワンが先発で入り、この当たりもゲーム感覚を損なわないようにする為の配慮だと思われます。<br />
<br />
カナダは日本戦から4日間しかブランクの無い強行日程でベストな状態ではないと思われますが、オールブラックスにとっては良い練習の場になりそうです。<br />
<br />
1.トニー・ウッドコック 2.アンドリュー・ホー 3.オーウェン・フランクス<br />
4.サム・ホワイトロック 5.アリ・ウィリアムス<br />
6.ジェロモ・カイノ 7.リチャード・マッコウ 8.キエラン・リード<br />
<br />
9.ジミー・コーワン 10.ダニエル・カーター<br />
12.サニー・ビル・ウィリアム 13.コンラッド・スミス<br />
14.イスラエル・ダグ 15.マリ・ムレアイーナ 11.ザック・ギルフォード<br />
<br />
16.ケビン・メアラム 17.ベン・フランクス 18.ブラッド・ソーン<br />
19.アンソニー・ボリック 20.ピリ・ウィープ 21.コリン・スレイド<br />
22.イサイア・トエアバ<br />
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NZブリーズhttp://www.blogger.com/profile/08351428434157186755noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6906958429955689761.post-21140791001944464672011-09-25T11:59:00.000+13:002011-09-25T11:59:02.834+13:009/25 オールブラックス対フランス 観戦記 過去のイヤな記憶を払拭するオールブラックスの最高のプレイでフランスを粉砕しました。<br />
<br />
オークランドで行われたこのゲームではフランスのサポーターも探せば見つかるのですが、スタジアムは真っ黒に染まるほどオールブラックスサポーター6万人で埋め尽くされた感じでした。この大観衆の前でオールブラックスはのっけからフランスとの過去を自ら吹き払うことを示すようにこのゲームでのハカはカパ・オ・パンガ、意気込みがしっかりとTV画面からも伝わります。<br />
<br />
ゲームは最初の5分ほどだけフランスが攻め立て、7割はボール所持率もAB陣地22m内でのテリトリーも圧倒しましたが、オールブラックスは強いデフェンスを引きゴールラインを固守、ペナルティーも与えることなくボールを奪って10分前ぐらいから攻撃に転じます。<br />
<br />
一旦オールブラックスがボールを持って動き出すとこの後はその動きを止めない感じで攻めて、攻めて、攻めまくります。マアア・ノヌの鮮やかなラインブレイクから始まってアダム・トンプソン、コーリー・ジェーン、そしてイスラエル・ダグがゴールラインコを突き抜け10分間に3連続トライ。フランスのデフェンスラインはもうズタズタに引き裂かれる感じでした。<br />
<br />
この日のフランスのデフェンスはオールブラックスの動きに翻弄されっぱなしといった感じ、南アフリカを苦しめたウェールズのデフェンスのほうが格段気迫がありました。またスクラムもオールブラックスの前列が最高のプレイ。日本があれほど警戒して粉砕されたフランスのフロントローは崩され、回され、押し上げられ、これもオーストラリアを粉砕したアイルランドのスクラムのほうが断然強く思えました。<br />
<br />
前半20分過ぎからフランスも少し持ち直しましたが、前半はペナルティーキックでの3点を取るだけになり、オールブラックスはこのまま後半に入ると後どれだけトライを積み上げるのか楽しみにもなりました。<br />
<br />
しかしオールブラックスはこれでも過去のフランスとの対戦から学んだことを忘れず警戒をしていた様子です。後半始まって直ぐにイスラエル・ダグがこの日2つめのトライ、チームとしてはボーナスポイント獲得となる4つ目のトライを取り26-3と引き離します。これでもオールブラックスは次のフランスペナルティーに対してキックで3点を取ります。ここで少しあれ??と思ったのですが、この後フランスがオールブラックスのバックス陣での連携の乱れを突いてパスインターセプトでトライを取り29-10となったところでこの後もしフランスにトライを取られ29-17になり2トライ圏内にでもなったら形勢は逆転されるかもしれないというコーチ陣からの支持もあったと思います。この後オールブラックスがフランス陣地に攻め込むと普段はめったに行わないドロップゴールをダン・カーターは見せ、63分に32-10として安全圏に入ります。恐らくこの考えはちょっと深読みしすぎなのかも知れませんが、TV3の解説も同じことを心配していました。もしかしたらこのゲームで決勝トーナメントの予行練習を行ったのかもしれません。ドロップゴールで逃げ勝つプレイはNZの人にはあまり歓迎されない勝ち方なのですが、これまでワールドカップで優勝してきた南アフリカやイングランドはこのような勝ち逃げをしてきました。<br />
<br />
これでオールブラックスはフランスにトライを一本許しますが、32-17となって時間も75分ということで余裕のあるプレイが出来て逆にサニー・ビル・ウィリアムスが止めのトライを取って37-17で勝利を収めました。<br />
<br />
オールブラックスは予選リーグでは難敵とされたフランス相手に爽快な勝ち方を収めましたが、オーストラリアと同じくまたしても怪我人をたくさん出すことにもなりました。前半にコーリー・ジェーン、後半終了近くにリチャード・カフイ、アダム・トンプソン、そして最後はベンチからの控えも出し切った後にイスラエル・ダグを怪我で失うことにもなりました。ちょっとこれは心配の種になりました。<br />
<br />
オールブラックス 37-17 フランス (前半19-3)<br />
前半;<br />
トライ10分アダム・トンプソン コンバージョン、カーター外す 5-0<br />
トライ16分コーリー・ジェーン コンバージョン、カーター 12-0<br />
トライ20分イスラエル・ダグ コンバージョン、カーター 19-0<br />
仏;38分ペナルティーキック 19-3<br />
<br />
後半;<br />
トライ42分イスラエル・ダグ コンバージョン、カーター 26-3<br />
49分ペナルティーキック、カーター 29-3<br />
仏;53分トライ 29-10<br />
63分ドロップゴール、カーター 32-10<br />
仏;75分トライ 32-17<br />
トライ76分サニー・ビル・ウィリアムス コンバージョン、カーター外す 37-17<br />
<br />
<a href="http://tvnz.co.nz/all-blacks/mccaw-brings-up-ton-in-style-abs-bury-france-4418434">オールブラックスvsフランスのゲームハイライトはこちら</a> http://tvnz.co.nz/all-blacks/mccaw-brings-up-ton-in-style-abs-bury-france-4418434<br />
<br />
NZブリーズhttp://www.blogger.com/profile/08351428434157186755noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6906958429955689761.post-81364700009012493052011-09-24T17:06:00.000+12:002011-09-24T17:06:35.051+12:00スプリングボックス、ワラビーズ共に大量トライの大勝 南アフリカがナミビア相手に13トライとって完封の大勝としました。<br />
<br />
このゲームでスプリングボックスは先発メンバーを格下ナミビア相手でもほぼベストメンバーで出てきましたが、点数が開いて途中から出てきた選手の活躍も見られ順調に決勝トーナメントに向けて準備が進んでるように思えました。この後残るはサモアだけの予選リーグ戦となりますが、これはとても白熱の面白いゲームになるはずです。これに南アフリカはベストメンバーを出してくるかどうかちょっと????です。<br />
<br />
それにしても今回のワールドカップではキッカーとしてはとても辛いゲームが続いていると思いますが、イングランドのジョニー・ウィルキンソンがアルゼンチン戦でとことんプレスキックを外しまくったのを始め、オールブラックスのダン・カーターもワラビーズのクェイド・クーパーもそのキック成功率は高いことはありません。そんな中南アフリカのモーネン・ステインはこのゲームでは100%の成功、そして控えで出てきたルーアン・ピナーも100%の成功と今後決勝トーナメントに入ればこのキッカーの出来しだいで勝敗が決まるといっても言いゲームになるはずなのでその点南アフリカはまたもや侮れないチームになって来ました。<br />
<br />
オーストラリアもUSAに前半は少し苦しめられましたが、後半は一方通行のような全部で12トライを取って大勝、前回のアイルランド戦のショックを払拭したかに思えますが、最後の最後に大量に怪我人を出すこととなり、これが今後のゲーム、決勝トーナメントに大きく響きそうになりました。<br />
<br />
このゲームでもアタッカーとして前半非常に素晴らしい動きを見せたカートリー・ビールが前半途中でハムストリングスを痛めベンチに下がり、このゲームに久しぶり先発したNo.8のワイクリフ・パルもハムストリングスを痛め交代、そしてゲーム終了間際に12のロブ・ホーンがあごの骨を骨折、これに代わるPatMcCabeが肩を脱臼、そしてセンターのアンソニー・ファインガが脳震盪で倒れ担架で運び出される始末。恐らくロブ・ホーンとPatMcCabeはこのWCから登録抹消がうわさされています。またアンソニー・ファインガもIRBの既定により2-3週間はゲームに出られないことになるでしょう。このためワラビーズのセンター要員が不足になり恐らくロビー・ディーン監督とは仲の悪いことが噂さされるマット・ギットウが召集されるかも?ということです。<br />
<br />
すでにワラビーズはWingのディグビー・イオアニが親指を骨折、また同じくWingでFirstキッカーのジェイムス・オコーナーがハムストリングスを痛めてこのゲームには欠場していて、ここでカートリー・ビールまでも怪我で戦列離脱になるとワラビーズバックスがボロボロに近いものになりそうです。<br />
<br />
けれどこのゲームで他のバックスの活躍も見られたので時間があればマジカルバックスの復活が期待できそうです。カートリー・ビール、ジェイムス・オコーナー、そしてディグビー・イオアニが戻るまでこのゲームで久しぶり先発したWingのドリュー・ミッチェル、そしてビールに代わり前半途中から10番に入ったこれも久しぶりのゲーム出場のベリック・バーンズ、そしてこのゲームではハットトリックのトライを取ったバックスの9番、10番以外ならどこでも入れるアダム・アシュレーク-パーが頼れる存在になりそうです。<br />
<br />
<a href="http://tvnz.co.nz/rugby-world-cup/ruthless-south-africa-annihilate-namibia-4416095/video">南アフリカ;スプリングボックス対ナミビアのゲームハイライト</a>はこちらhttp://tvnz.co.nz/rugby-world-cup/ruthless-south-africa-annihilate-namibia-4416095/video で見れます。<br />
<br />
<a href="http://tvnz.co.nz/rugby-world-cup/wallabies-suffer-more-injuries-4417799">オーストラリア;ワラビーズ対USAのゲームハイライト</a>はこちらhttp://tvnz.co.nz/rugby-world-cup/wallabies-suffer-more-injuries-4417799 で見れます。<br />
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NZブリーズhttp://www.blogger.com/profile/08351428434157186755noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6906958429955689761.post-74123207790479726042011-09-22T20:20:00.001+12:002011-09-22T20:20:45.192+12:009/22 オールブラックス対フランス 先発メンバー オールブラックスにとっては非常に相性の悪い、イヤな相手のフランスとのゲームでのオールブラックスメンバーはこのワールドカップにおいての現時点での最強メンバーとなりました。<br />
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グラハム・ヘンリー監督が最強メンバーと呼んだメンバーでは怪我からしっかりリッチーもカーターも含まれています。しかし怪我から復帰したマリ・ムレアイーナに代わり同じく先週は怪我で先発から外れたイスラエル・ダグがフルバックに入ることによりフルバックの世代交代は完全にこのワールドカップにおいてムレアイーナからダグに代わったことを示し、これはかなりNZ国内でも話題になっています。<br />
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怪我で復帰が待たれているのはキエラン・リードだけになりましたが、彼は来週のカナダ戦には出てこれそうということ。そのレギュラーポジションのNo。8にはビクター・ビッでは無く、アダム・トンプソンが入ることになりました。ハーフバックにはピリ・ウィープが先発ということでジミー・コーワンがNo1ハーフバックの位置からNo3に格下げと言われています。けれどこれは3人の中でのローテーションのような気もします。<br />
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またWingにはコーリー・ジェーンとリチャード・カフイが入りこの二人が現段階ではベストWingと見なされます。そのバックスの控えにはコリン・スレイドとサニー・ビル・ウィリアムスが入れられていますが、この二人はこれまでのトンガ、日本戦でそれぞれ10番、12番の本職のポジション以外にWing、フルバックなどでも試されてきてそれが成果出ているのでとても良いバックアップ体制になっています。<br />
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また対するフランスですが、マスコミにはオールブラックス戦にはベストメンバーではない布陣だ、と言われたりなどしていますが、それはフライハーフにこれまでハーフバックでしかプロ選手としてはポジションについたことの無いものがこのゲームでいきなり10番に入るからと言うことです。しかしこれはフランスもレギュラー10番が怪我で登録抹消になり、その後釜に入ったものの日本戦、カナダ戦でのプレーが悪く、キッカーとしてはハーフバックの活躍が際立った為チーム事情から来るメンバーになっていてフランスも現状ではベストメンバーだと思われます。<br />
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過去のワールドカップに置いては両軍は決勝トーナメントで4回対戦していて、共に2勝2敗の成績ですが、オールブラックスにとって1997年と2007年の敗北はとてもショッキングな出来事でした。そのトラウマがNZ国民にはまだかなり残っています。<br />
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またこのゲームに勝てば準々決勝ではオーストラリアと、負ければイングランドと対戦することになりそうですが、負けてイングランドと当たるほうがましという考えもあります。<br />
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1.トニー・ウッドコック 2.ケビン・メアラム 3.オーウェン・フランクス<br />
4.ブラッド・ソーン 5.サム・ホワイトロック<br />
6.ジェロモ・カイノ 7.リチャード・マッコウ 8.アダム・トンプソン<br />
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9.ピリ・ウィープ 10.ダニエル・カーター<br />
12.マアア・ノヌ 13.コンラッド・スミス<br />
14.コーリー・ジェーン 15.イスラエル・ダグ 14.リチャード・カフイ<br />
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16.アンドリュー・ホー 17.ベン・フランクス 18.アリ・ウィリアムス<br />
19.アンソニー・ボリック 20.アンディー・エリス 21.コリン・スレイド<br />
22.サニー・ビル・ウィリアム<br />
NZブリーズhttp://www.blogger.com/profile/08351428434157186755noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6906958429955689761.post-27558263461288380312011-09-18T19:49:00.001+12:002011-09-18T19:51:24.046+12:00ウェールズが勝って決勝戦は南半球vs北半球になりそう ウェールズ対サモアのゲームも必見のゲームとなりました。ニュージーランドの元自治領であるサモアはやはりニュージーランドにとっては親戚のような国。そのラグビースタイルもオールブラックスと似たものがあります。またそのメンバーがほとんどニュージーランド生まれで、最近まではオールブラックスを目指してNZ国内リーグに所属していたものも多い為どうしても親しみがわきます。<br /><br /> そのサモアとウェールズのゲームは最後まで白熱の展開が繰り広げられましたがサモアが一歩及ばずといった結果となりました。このゲームの結果と昨日のアイルランドがオーストラリアを破ったことから来月の準々決勝、準決勝、そして決勝のカードが予想できるようになりました。<br /><br /> 大方の予想ではこの後スコットランドがアルゼンチンを倒さなくて、大きな大番狂わせが無い限り準々決勝のカードはアイルランドvsウェールズ、イングランドvsフランス、南アフリカvsオーストラリア、そしてオールブラックスvsアルゼンチンとなり決勝トーナメント自体が南半球チームと北半球チームが分かれ、最後の決勝はまたもや北半球チーム対南半球チームになりそうです。オールブラックスはこのまま順当に決勝戦そしてその頂点に立てるでしょうか?<br /><br /><a href="http://www.rugbyworldcup.com/rugbytracker/match=10936/video.html">Official RWC 2011 Site - Rugby Tracker Wales-Samoa - Video</a><br />(ウェールズ対サモアの白熱のゲーム模様ハイライトビデオがオフィシャルサイトで見られます。)NZブリーズhttp://www.blogger.com/profile/08351428434157186755noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6906958429955689761.post-40461781586164687822011-09-18T11:42:00.000+12:002011-09-18T11:42:33.080+12:00オーストラリアvsアイルランド ハイライト これこそワールドカップでのラグビーゲームでした。アイルランドがこれまでワールドカップでは勝ったことの無い、また断然ワラビーズサポーターのほうが多いゲームで勝利を収めたゲームです。<br /><br /> ニュージーランドで行われているゲームとは思われないほどのワラビーズとアイルランドのサポーターによって埋め尽くされ、そしてアイルランドサポーターによる6カ国対抗戦をヨーロッパーで見るような大歓声に包まれ雰囲気は最高のゲームとなりました。<br /><br /> またゲーム内容もオールブラックスvs日本戦とは違いこれこそテストマッチレベルでのスクラム戦が見られて見ごたえたっぷりのゲームでした。このゲームはハイライトではなく実況中継で見るべきゲームだったでしょう。この後もこのような本当に盛り上がる白熱のゲームが続きそうです。ヤッパリヨーロッパではアイルランドとウェールズ、そしてパシフィックチームではサモアのような小さな国だけど熱いラグビー魂を持った国民が多いチームのゲームは見逃せないと思います。<br /><br /> オーストラリアはこの敗北で準々決勝では南アフリカと当たる可能性が高まりました。<br /><br /><a href="http://tvnz.co.nz/rugby-world-cup/ireland-s-pack-does-damage-in-glorious-win-4405945/video">VIDEO: Ireland v Australia highlights | News Video</a><br />(オーストラリアvsアイルランドのゲームハイライトがこちらで見れます。)NZブリーズhttp://www.blogger.com/profile/08351428434157186755noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6906958429955689761.post-55842626932120011452011-09-17T15:14:00.000+12:002011-09-17T15:14:43.483+12:009/17 オールブラックス対日本のトライだらけのゲームハイライト 全くラグビーゲームとしては面白くないゲームだったと思います。ニュージーランドの人のほうがよっぽど日本の活躍を期待していたのですが、これでは月曜日にゲームの話題が出た際になんと答えれば良いか分からなくなりました。<br />
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オールブラックスにとっては来週のフランス戦の練習にもならなかったのではないかと思われます。それでも両軍に大きな怪我人が出なかったことぐらいがゲーム後の収穫だったかもしれません。<br />
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オールブラックスはベンチから全ての控えを出してこのゲームで恐らく当初から計画していただろういろいろなシチュエーションを試せたようです。後半入って直ぐにケビン・メアラムとコーリー・ジェーンが替えられてアンドリュー・ホーとサニー・ビル・ウィリアムスが出ましたが、ここで始めてSBウィリアムスがウィングで使われるのが見られました。今後このような場面があるかどうか分かりませんが、日本相手ではその成果はあまり分かりません。スタジアムに来ていたオールブラックスサポーターにとってはSBWのトライが2回も見れたのはチケットを購入したことに対しては少しは報われたと思います。<br />
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また最後の方はピリ・ウィープがコリン・スレイドと代わりフライハーフに入り、コリン・スレイドがイサイア・トエアバに代わりフルバックに入る交代が行われ、ブラッド・ソーンに代わりアンソニー・ボリックが使われたことは今後のゲームのことを考えると良いゲーム感覚だったことでしょう。<br />
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<a href="http://tvnz.co.nz/rugby-world-cup/video-all-blacks-v-japan-highlights-4405304">VIDEO: All Blacks v Japan highlights | Breaking & Daily News, Sport & Weather | TV ONE, TV2 | TVNZ</a><br />
(日本からこの映像が見れるかどうか分かりませんが、映像はTV ONEですが、解説はNZ国内放送のものとは違いラグビーワールドカップオフィシャルのものになっています。だから国内TV放送では解説のジェフ・ウィルソンが後半途中であまりにABのトライが易々と取れるので漏らした言葉”これは全くもって不公平だ”という言葉は聞けません。)NZブリーズhttp://www.blogger.com/profile/08351428434157186755noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6906958429955689761.post-5791488374676164032011-09-15T19:57:00.000+12:002011-09-15T19:57:23.523+12:009/15 マッコウ、ムレアイーナ負傷、日本戦に出て来ません。 昨日本戦のオールブラックス先発メンバーが発表されたところでその次の日の今日の朝には変更が発表されました。<br />
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誰もがそのプレイを見たがっていただろうリッチー・マッコウとこのゲームにかけていたと思うフルバックのムレアイーナが怪我により先発から外されました。<br />
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何でも昨日の午後のトレーニングの際マッコウは左足のふくらはぎを、そしてムレアイーナは右太もものハムストリングスを痛めたということ。これに加えて同じトレーニングにおいてフルバックのイスラエル・ダグも右わき腹を痛めて今日からリハビリに入るということ。<br />
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すでに今度の日本戦ではダン・カーターが腰を痛めて出られなくなっていますが、これでオールブラックスの要の3人がそろって怪我で抜けることになりました。けれどそれぞれの怪我は心配するほどのことは無く、来週のフランス戦までには回復するだろうということ。<br />
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これにより日本戦の先発メンバーが代わりました。まずマッコウの抜けた7番にNo.8に入れられていたアダム・トンプソンが移り、控えに入っていたビクター・ビットがNo.8に入ります。<br />
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またフルバックには本来の選抜メンバーではウィングで選ばれていたイサイア・トエアバが入ることになりました。やっぱりトエアバを選抜していてこんな事態のときは彼が重宝します。またコーリー・ジェーン、コリン・スレイドもフルバックは出来るのでゲーム中にポジションチェンジがまた行われるかもしれません。<br />
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対日本戦変更後のオールブラックス<br />
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1.トニー・ウッドコック 2.ケビン・メアラム 3.オーウェン・フランクス<br />
4.ブラッド・ソーン 5.サム・ホワイトロック<br />
6.ジェロモ・カイノ 7.アダム・トンプソン 8.ビクター・ビット<br />
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9.アンディー・エリス 10.コリン・スレイド<br />
12.マアア・ノヌ 13.コンラッド・スミス<br />
14.コーリー・ジェーン 15.イサイア・トエアバ 11.リチャード・カフイ<br />
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16.アンドリュー・ホー 17.ジョン・アフォア 18.アリ・ウィリアムス <br />
19.アンソニー・ボリック 20.ピリ・ウィープ 21.ジミー・コーワン <br />
22.サニー・ビル・ウィリアムス<br />
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