2009年11月13日金曜日

11/13 イタリアvsオールブラックスの見所

 今週末のイタリア戦ではウェールズ戦とは総入れ替えのオールブラックスのゲームになります。先週のゲームから先発15人ではたった3人だけが残され、それ以外の12名が変更となっています。そのうちマイク・ディレイニー、ベン・スミス、タマティ・エリソンの3人がABデビューを果たします。

 ダニエル・カ-ターが先週のウェールズ戦でのハイタックルにより1ゲーム出場停止処分になったためマイク・ディレイニーの出番が回ってきたかもしれませんが、監督の公約どおりこの遠征に参加している33人は全員必ず出場機会を与えることから、当初からこのイタリア戦ではレギュラー選手の休養期間に当てるようだったと思われます。

 唯一シティベニ・シティバツだけが先週のゲームは出所停止だったので、ザック・ギルフォードがデビューを果たしたので、このゲームではノルマを果たさせるような感じです。

 総入れ替えとなったメンバーではそれぞれ、不安と期待が見られるのですが、まず9;アンデー・エリス/10;マイク・ディレイニー/12;ルーク・マクアリスターのラインはこのヨーロッパ遠征に入った当初から練習が重ねられていたそうです。このうちマクアリスターが怪我の為最近のゲーム経験が無いのですが、エリスにしろディレイニーにしろNZカップでは活躍を続けていたので大丈夫でしょう。

 特にアンディー・エリスはほぼ一年ぶりの復帰ですが、この10、12を引っ張っていくように思えます。ディレイニーはこのゲームが今後につなげることが出来るかの勝負のゲームになり、またマクアリスターも7月のイタリア戦で10番に起用されて出場していますが、この12番で今後定着されそうなのでその期待に添えるプレイが見せられるかどうか?彼も勝負のゲームです。

 他にも怪我の為にAB復帰に時間の掛かったコーリー・フリン、アンソニー・ボリックなどはNZカップでの活躍が見られたので普通にすれば大丈夫でしょう。

 少し不安なのが、7月のフランス戦、そしてイタリア戦以来の先発となる7;タネラウ・ラティマー、6;リーマ・メッサムの二人も成長した姿を見せるときになりそうです。

 そしてダークホース的な存在では14;ベン・スミス、13;タマティ・エリソンとなり、エリソンのほうはこれまでずっとABの合宿に呼ばれていたのでやっとデビューといった感じですが、怪我で休養中のりチャード・カフイ、イサイア・トエアバの代わりとなるかどうか見ものです。そしてベン・スミスのほうはこれまでスーパー14でさえあまり目立たなかったので監督の選んだ真価が出せるかどうか見ものになります。

 このゲームでは勝てると思いますが、キャップ数が少ないこのメンバーが通常は10分の一ぐらいの観客でも多いとされているNZ国内のゲームと違って売り切れ満員御礼となって8万人以上の観衆を集めるミラノのスタジアムで熱狂的なイタリア人の大歓声に押されないかどうか少し押し不安が残ります。けれどこれも監督陣から与えられた試練のようです。

 監督陣はそれに備えてちゃっかりとベンチにはレギュラー陣をそろえています。このレギュラー陣が出てこないようなゲームだと大成功でしょう。

 オールブラックス

15;コーリー・ジェーン、14;ベン・スミス、13;タマティ・エリソン、
12;ルーク・マクアリスター、11;シティベニ・シティバツ、10;マイク・ディレイニー、
9;アンディー・エリス

 8;ロドニー・ソイアロ、7;タネラウ・ラティマー、6;リーマ・メッサム
5;アンソニー・ボリック、4;トム・ドネリー、
3;ニーミア・ティアラタ、2;コーリー・フリン、1;ワイアット・クロケット 

 16;アンドリュー・ホー、17;ジョン・アフォア、18;ジェイソン・エートン、
19;リチャード・マッコウ、20;ジミー・コーワン、21;ステファン・ドナルド、
22;ミルス・ムレアイーナ

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