2009年3月20日金曜日

3/20 09'スーパー14 第6週 NZチームの見所 Part2

チーフス vs ブルース

 今週もこのゲームはNZサポーターにとってとても惜しい対戦になりそう。どちらかが負けることになるのはこれから上位進出をかける両チームにとっても痛いゲームです。

 それでもこのライバルチーム同士の戦いはそのスーパー14の順位度外しで激しく面白いバトルになるでしょう。特にホームチーム声援はすごいものになりそうです。

 両軍はお互いこのゲームには出来るだけベストメンバーを出してきそうです。チーフスは先週のハイランダーズ戦では肩の故障でシティバツを、そしてハムストリングスの影響でシオネ・ラウアキを外していたのを先発に戻し、ハーフバックもブレンダン・レオナルドに戻しています。また12番にも正ポジションであったコラム・ブルースを戻し最強体制です。

 このゲームでは現役オールブラックスのジョー・ロコソコとそのポジションを今年狙うレリア・マサガのマッチアップは面白そうです。タイプはすこし違いますが、今マサガはノリノリ状態ですからこのゲームでも声援に押されてトライを取ることが期待されます。

 ブルースは発表されたメンバーではベストに思われますが、実はその中でゲーム当日まで保留者がいます。1;トニー・ウッドコックは先週のゲームで耳を傷めて今週の練習は一回も参加してない状態。またNo8のジェロモ・カイノも同じような感じで出てこれるかどうか未定。そして控えにアンソニー・ボリックとポール・ウィリアムスが怪我からの回復で戻っていますが、この回復も?マークがついています。

 ブルースの方は先週チーターズ相手に快勝のゲームが出来ましたが、このチーフス戦ではもっと完成度を上げなければいけないでしょう。お互いスピード在るアタッキングラグビーを見せますが、ブルースのそれはまだミスで途切れることが多い感じです。特にロコソコとトエアバの息が合わずにブレイクをミスることがたびたび見られた先週のゲームからどこまで修正が出来ているか?この二人がやはりブルースではバックスからの攻撃の要でしょう。

 後ハーフバックのマッチアップも見逃せません。この二人のプレータイプはかなり似通っていますが、どちらも今年の正オールブラックスハーフバックへは最短にいるものだと思います。

 オッズではブルースにわずかに有利なように出てますが、このゲームの行方は本当に分からないと思います。今週一押し必見のゲームです。

 チーフス

 15;ミルス・ムレアイーナ(C)、14;LeliaMasaga、13;リチャード・カフイ
12;コラム・ブルース、11;シティベニ・シティバツ、10;ステファン・ドナルド、
9;ブレンダン・レオナルド

 8;シオネ・ラウアキ、7;タネラウ・ラティマー、6;リ-マ・メッサム
5;ケビン・オニール、4;CraigClarke、3;ベン・メイ、
2;Aled de Malmanche、1;SonaTaumalolo

 16;ヒカ・エリオット、17;JamesMcGougan、18;TobyLynn、
19;SergeLilo、20;トビィー・モーランド、21;マイク・デェラーニー、
22;DwayneSweeney

 ブルース

 15;イサイア・トエアバ、14;RenaRanger、13;アンソニー・トゥイタバキ
12;MichaelHobbs、11;ジョー・ロコソコ、10;ジミー・ゴペッツ、
9;TanielaMoa

 8;ジェロモ・カイノ、7;ジャスティン・コリンズ、6;ChrisLowrey、
5;アリ・ウィリアムス、4;カーティス・ハイウ、
3;ジョン・アフォア、2;ケビン・メアラム(C)、1;トニー・ウッドコック

 16;TomMcCartney、17;TevitaMailau、18;アンソニー・ボリック、
19;Onosa’iAuva’a、20;クリス・スマイリー、21;JamieHelleur、
22;ポール・ウィリアムス

 ワラターズ vs クルセイダーズ

 いつもならこの対戦は誰もが期待する白熱のゲームが見られそうなのですが、今のクルセイダーズは一昨年主力が怪我でゾロゾロと戦列から離れたことで13位まで落ちてしまったワラターズの姿そのままが見られる状態になっていて今回はクルセイーダズがどこまで食い下がれるかが見ものでしょう。

 昨年の決勝戦の再現となるこのゲーム、けれど断然今回はワラターズ有利です。ワラターズのメンバーはほぼベストに対してクルセイダーズは先週から小粒な感じのチームになってしまっています。

 しかしクルセイダーズの選手はやるべきことは何かしっかり分かっているものばかりで先週ワラターズがブランビーズに破れたところからそのデフェンスは崩せることが十分分かっていることでしょう。望みはキック成功率37.5%と低い(これでも33%のコリン・スレイドよりはまし)ステファン・ブレッドのキックが安定して細かく得点を繋げられれば勝機も見えてくるように思えます。

 もしクルセイダーズが3万人ほどの大観衆が詰め掛けると予想されているワラターズのホームで勝てたら今シーズンの上位争いは非常に面白くなるのですがどうなるでしょうか?

 ワラターズ

 15;サム・ノートンナイト、14;LachieTurner、13;RobHorne
12;TomCarter、11;ロテ・ティキリ、10;KurtleyBeale、
9;LukeBurgess

 8;ワイクリフ・パル、7;フィル・ウォー(C)、6;ディーン・マム
5;WillCaldwell、4;ChrisThomson、
3;アル・バクスター、2;TatafuPolota-Nau、1;BennRobinson

 16;DamienFitzpatrick、17;DanPalmer、18;LukeDoherty、
19;BenMowen、20;BrettSheehan、21;DanielHalangahu、
22;TimanaTahu
 
 クルセイダ-ズ

  15;レオン・マクドナルド、14;アダム・ホワイトロック、13;ティム・ベイトマン
12;RyanCrotty、11;コリン・スレイド、10;ステファン・ブレット、
9;アンディー・エリス

 8;トーマス・ワードローム、7;ジョージ・ホワイトロック、6;キエラン・リード(C)
5;アイザック・ロス、4;ブラッド・ソーン、
3;BronsonMurray、2;ジェイソン・マクドナルド、1;ワイアット・クロケット

 16;DanielPerrin、17;OwenFranks、18;マイケル・パターソン、
19;NasiManu、20;KahnFotuali’i、21;HamishGard、
22;BlairCook 

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