2009年3月22日日曜日

3/22 09'スーパー14 第6週の結果

今週のゲームでは悪い意味でも良い意味でも期待はずれのNZチームだったと思います。今週のゲーム終了後の順位テーブルでは4位から8位までずらりとNZ5チームが並ぶこととなりました。なかなか今シーズンもこれからもっと面白くなりそうですが、もしかしたら来週はNZチームが全部負けてしまうなんてことも
考えられます。

 スーパー14 第6週目終了時点のポイントテーブル
 1;ブルズ(22)、2;シャークス(21)、3;ワラターズ(19)、4;チーフス(17)
5;ブルース(17)、6;ハリケーンズ(15)、7;クルセイダーズ(14)、
8;ハイランダーズ(13)、9;ブランビーズ(13)、10;ストーマーズ(12)
11;フォース(12)、12;レッズ(11)、13;ライオンズ(10)、14;チーターズ(2)

 ハリケーンズ 14-19 ブルズ

 ハリケーンズはホームゲームでもう少し強いかと思ってましたが期待はずれとなってブルズの上手いゲーム運びに負けてしまいました。これから南アフリカ遠征というのにあまりいい感じではありません。このままズルズルと順位を位下げていきそうなゲーム内容でした。
 
 このゲームではお互いペナルティーが多すぎてイエローカードが5枚、レッドカードが1枚というもうレフリーが笛を吹くと誰かがイエローカードを受けるようなゲームとなって何がなんだか分からない感じでしたが、ビデオで見ると確かにルール違反であったり、危ない行為であるのは分かるのですがあまりに多すぎでした。

 両軍併せて19のペナルティーという数、ブルズのほうはその相手のペナルティーから3点を積み重ね後半50分以降レッドカード者を出して14人になったにもかかわらず1トライを取り、そしてゴールライン前でハリケーンズのアタックをことごとく跳ね返して逃げ切ったようなゲームでした。ブルズは大きなNZでの初勝利になり首位を維持してます。

 ハイランダーズ 32-8 チーターズ
 
 このゲームは見る必要ないだろうと思っていたのですが、前半5-8とチーターズリードで折り返したので心配して見てみましたが、後半は4トライとって快勝となりボーナスポイントもとって8位に上がりました。

 メンバーではダニエル・ボウデンと3;クリント・ニューランドが怪我をしましたが、ジェイミー・マッキントッシュも元気に前半途中から出てきて他のメンバーもそのコンビネーションなどが非常によくなってきているのでチーフスやクルセイダーズと同じくこれからが今シーズン快進撃の始まりになるかもしれません。けれど来週はブルズとの対戦です。

 チーフス 63-34 ブルース

 恐らく地元のサポーターでさえこんなにチーフスが得点を取るお祭りゲームになるとは思って無かったでしょう。これまでの両者の対戦は10点差以下のゲームばかりで接戦が多かったのがこの日はチーフスの大勝でした。

 ゲーム開始から最初にチーフス選手でボールを持ったシオネ・ラウアキがブルースデフェンスを蹴散らし突進していくところからこのゲームはもうチーフスが好きなように攻め続けるゲームの予感がしました。

 ラウアキが爆発的働きを見せたのをはじめこの日はシティベニ・シティバツがゲーム開始から1分30秒で最初のトライを取った後74分のチーフス最後の8トライ目も彼が取って彼一人で4トライという記録となる大活躍。またステファン・ドナルドもそのキックはどれも絶好調といった感じでグラバ-・キック、プレスキックどちらも素晴らしい出来でした。

 チーフスは攻撃もすごかったのですが、そのデフェンスも隅から隅までしっかりと守り通すことが徹底されて、守って相手ミスを誘いそこからお得意の速攻というプレーが目立ちました。

 ブルースは意外とデフェンスが甘く、これから上位に出てくるかなと期待していたのですが、このゲームを見た限りは先行きとても暗い感じです。

 チーフスは逆に開幕から3連敗の後3連勝で8位から一気にNZチームではトップとなる4位へと躍進してこれからはこのチーフスの活躍に期待が掛かることでしょう。

 ワラターズ 13-17 クルセイダーズ

 このゲームもワラターズが今のクルセイダーズのメンバー相手に予想外といって良い負けを喫したゲームとなりました。

 クルセイダーズはこのゲームでやっとクルセイダーズらしい勝ち方が出来た感じでこれから遅まきながら上位に上がってくるかもしれません。

 敵地でもクルセイダーズは攻撃では全員参加でどこまでも繋いでくる、いつでもサポートが続く、そしてデフェンスでは一つ一つのタックルがしっかりと相手を捕らえ、抜かれても最終ライン手前までにはどうにか食らいついてトライを許さない。ロテ・ティキリなどに独走を許しても一人で教科書に出てきそうなしっかりしたタックルでがっちり止めるプレーが目立ちました。

 ワラターズはそのロテ・ティキリ一人孤軍奮闘といった感じで、全てのアタックは硬いデフェンスに阻まれミスを連発、このゲームでは25のエラーを記録していいところが全然無いゲームになりました。このゲームを見るか限りはワラターズも今後勝てないチームには思えなくなりました。これから対戦するチームにはもっと分析されてもともと得点力があるチームじゃないので勝ちにくくなっていくでしょう。
 

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