2009年4月12日日曜日

4/12 09'スーパー14 第9週のNZチームの結果

 今週のゲームはNZチームの活躍もありましたが、南アフリカチームが大変面白いことをしてくれました。

 ブルズがワラターズのデフェンスを力で破って6-20で勝った後、誰もがビックリしたトップを行くシャークスに最下位でまだ一勝もしてなかったチーターズが素晴らしい攻めを見せ4トライ取る実力で勝利を収めてます。これで順位表は本当に面白いものになりNZチーム5チームどこもがセミファイナルへの道は残されていることになりました。

 この後のゲームは9位のブランビーズまで負けることが許されないような状況になリ、第11週目に休みとなり1回ゲーム数が現段階で多いシャークスとワラターズも今の順位を保てるかどうか分からなくなりました。

 ブルース 36-12 ライオンズ

 相変わらずミスがかなり目立ったブルースでしたが、アタッキングラグビーが戻ったような感じで6トライとってライオンズを粉砕してます。

 このゲームではタセサ・ラビアが怪我から復帰してますが、ペナルティーキックなどは12番に入ったイサイア・トエアバが蹴っています。それがまた上手くて、彼が今のこのチームの得点源になっていて何をやらしてもとても素晴らしい働きを見せています。

 けれどまたジョン・アフォアなど怪我人を出してしまってなかなか上昇気流には乗れない感じです。

 フォース 27-28 ハリケーンズ

 このゲームではいつかはその努力が報われる時が来るのを実感したゲームです。ハリケーンズは最後まであきらめずに攻め続けたことで残り5分で4点差まで詰め寄り、終了のサイレンなった後の最後の攻撃で見事逆転勝利を挙げました。

 フォースは非常にガッカリのゲームでした。本当に残り10分まではフォースが強いなと言う印象を持っていたはずです。その攻撃はスマートにつながり、セットプレイのスクラム、ラインアウトで断然支配をして、デフェンスもしっかり取れていました。ブレイクダウンでは7番のデビッド・ポコックの活躍などからハリケーンズの攻めを寸断することがたびたびありました。

 けれどハリケーンズは先行を許しても引き離されること無く食らいついていったのが良かったのでしょう。前半終了間際にニーミア・ティアラタがいらぬ反則でイエローカードを受け、14人に後半入ってなっているときの42分にトライを取られ2トライ差まで離されたこともありましたが、攻めの姿勢を崩さず63分に27-16とします。

 70分過ぎてからもハリケーンズの猛攻は続くのですが、フォースのきついプレッシャーにどうしてもミスを犯して攻めきれない。このまま時間は過ぎるのかと思い始めた75分にそれまで押され気味だったスクラムを押し返し、ボールを奪ってそこから出されたボールを受けた11;デビッド・スミスがパワフルな走れでトライを取ります。

 それまで彼はボールを持ったら常に突進するだけしか脳が無いようなあまり期待できる存在では無かったのですが、22mラインから突進して上手くトライを取ってくれたときはいてくれてよかったと思われる存在に変わっていました。

 このトライの後コンバージョンキックが決まったときには77分。フォースのキックオフが78分。ここからハリケーンズは自陣からボールをつなぎ攻めあがります。フォース陣地中央のハリケーンズボールのラインアウトから22m内に入り込んだ時には時計は80分。そして左端のブレイクダウンからボールをバックスに素早く展開し、右側タマティ・エリソンがボールを持つとラインをブレイク、更に右端のフルバック;コーリー・ジェーンに上手くボールを繋ぐと、ジェーンは目の前のドリュー・ミッチェルをワンステップで抜き、ゴールラインまでやってくる。ゴールライン手前2mほどでタックルされますが、彼は倒されながらもボールを持った片手を前に差し出し、タッチダウンしたところがちょうどゴールラインを越えたところという劇的な逆転勝利となりました。

 抜け去られたドリュー・ミッチェルはじめフォースの誰もが信じられない表情、悔しがる表情、放心した姿などがどれだけこの負けがフォースにとって大きいものか物語っていました。

 ハイランダーズ 24-19 レッズ

 ハイランダーズは何とかレッズの速い展開を食い止め24-19で逃げ切りました。これで4勝4敗の5分に戻しベスト4入りへの望みを繋いでいます。

 ゲーム開始早々レッズがトライを取って先行した後一進一退の攻防が続きます。レッズは早い球出し、パスワークで攻め込み、ハイランダーズはフォワードを中心に縦にどんどん攻め込む。得点経過もシーソーゲームとなりますが、後半時間が進むにつれハイランダーズのデフェンスが強くなっていきます。

 前半は10-12とレッズリードで折り返しますが、43分に自陣ラインアウトからダニエル・ボウデンがラインブレイクして上手くパスをつなげてトライを1つ。その後お互いスピードが加速するような展開になりましたが、67分にNo.8のジョージ・ナオウプがトライを取り24-12と12点差をつけます。

 しかしその後すぐのキックオフからレッズが流れ込みトライを奪って5点差までつめます。昨日のハリケーンズの姿がやたら頭に残っていたのですが、ハイランダーズは残り10分を硬いデフェンスで守り抜きました。まだまだハイランダーズは上がっていきますよ。

http://bb.supersport.co.za/saru_video.asp?play=5763
(フォースvsハリケーンズのハイライトをこちらで見れます。) 

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