今年は本当に激しいトップ4争いになっています。今週の全ゲームの結果チーフスがトップに踊り出ています。NZチームとは関係ないところのオーストラリアチームの働きにより大混戦状態になりました。
パワフルなゲームになったブランビーズ対ブルズでブルズがシ-ソーゲームを60分過ぎから2トライとって9点差つけゲームを決めたと思っていたところからホームゲームの後押しもあって76分に逆転トライをブランビーズが決め1点差で逃げ切りブランビーズもベスト4入りに生き残ったと思えば、次の日にはホームゲームで負けないはずのワラターズがこれまたフォースに1点差負けしたことからトップのチーフスから8位のクルセイダーズまで5ポイント差という1ゲームの勝敗で順位が変わるようになりました。
来週はワラターズとシャークスがお休みになる為残りゲームは8位以内のどこのチームも負けなければベスト4入りが可能です。ボーナスポイントも非常に重要になる為来週からのゲームはより激しいものになりそうです。
ブルース 26-6 ハイランダーズ
このゲーム期待してたより面白くないものになりました。ハイランダーズサイド側から見ればそうなるのですが、ブルース側から見ればこれから楽しみになるゲームだったでしょう。
ハイランダーズは60分にキャプテンでこの日も火の玉チャージが光っていたジミー・カーワンがレッドカードの退場になったことがこのシーズンのハイランダーズの望みも全て消し去ることになってしまいました。
ブルースはゲームプランが上手かった。早いテンポでボールを回し続け、角度をつけて右から左からどんどん突っ込んできてハイランダーズのデフェンスマークを外し、キックゲームを避けてランニングラグビーに徹したのが良かったのでしょう。
またスクラムもトニー・ウッドコックが戻ってきて安定し、元ハイランダーズのジョシュ・ブレイキーを中心にフランカー陣3人がこれまでよりもしっかりとブレイクダウンで働きを見せ、バックスはミスが減ってどんどんボールが繋がるようになっています。
これからこのブルースとブランビーズはベスト4に残るのにどこのチームも要注意の存在になりそうです。
ハリケーンズ 34-11 ストーマーズ
ハリケーンズはピリ・ウィープがこのゲームにも出てこれなかったにもかかわらず強いです。マアア・ノムがここに来て調子を更に上げてきているのは心強いところです。
チーターズ 10-28 チーフス
最下位だけどシャークスを破っているチーターズ相手で始まった遠征3連戦をチーフスは幸先の良い勝ち方で収めています。
相変わらず攻め続けるゲームで80分の間テリトリーもボール所持率も圧倒する勝ち方で、最終得点はそうではありませんが、後2トライは取れていたゲームでした。
来週のブルズ戦がもうすでに楽しみになっていますが、ブレンダン・レオナルドを怪我で、そしてリチャード・カフイを危険なタックル行為の為大事な次のゲームには出てこれないようになりそうなのは心配なところです。
シャークス 10-13 クルセイダーズ
リチャード・マッコウが戻ってきたクルセイダーズはやっぱり強い。改めて彼の存在はすごいものだと思わせるゲームでした。アタックにしろデフェンスにしろボールがあるところには必ず彼が絡んでくるのはすごいものです。このゲームではもちろん最優秀選手に選ばれたのですが、これからこのチームの逆襲が見られるかもしれません。
けれどまだ不安にさせるのはキッカーの存在。ステファン・ブレッドももう少し頼りになれるようがんばってもらうか誰か他にいないのか?とも思える状態です。前半14分と後半71分に本当に簡単に思えるような22mラインからの角度もあまり無いところからのペナルティーキックを外してしまうのを見るとこれからのゲームもまだまだ安心して見られないものでしょう。
シャークスはホームで負けたのは本当に久しぶりのはずです。クルセイダーズが守り抜いた形になりましたが、両チームが撮った得点よりはそのゲーム内容はとても面白い白熱ものでした。
シャークスはいつものように守りを固めてボールを奪うとキックで敵陣までカウンターで入り込み、その後勢いのままトライを奪うパターンで6分まずスクラムで押し込んだのですが、ビデオ判定の結果トライとは見なされなかったのをすぐに3分後にはしっかりとトライを奪って7-0と先行しゲームの主導権を握ったのですが、クルセイダーズは同じく守りを固め、ボールを奪うと自陣からもボールを回し全員参加の攻撃で攻め込みシャークスのミスを誘っていきます。
そのプレッシャーが激しく、押し上げが強いクルセイダーズの攻撃からシャークスは自陣でオフサイドやラックでのペナルティーを犯していきます。また28分には硬かったデフェンスラインが一瞬崩れて6;キエラン・リードから8;トーマス・ワードローム、そしてマッコウとボールがつながれてトライを取って7-10と逆転に成功。
そしてさすがに22m内に入ってからのデフェンスがこの日も強いシャークス相手にステファン・ブレッドのキックも信用できないからか?シャークス陣地22mラインに入ったところで意表をつくアンディー・エリスのドロップゴールが決まって7-13となります。このドロップゴールは本当に意表をつき、またゲームを大きく左右する大事な得点となりました。
シャークスはその後かなり攻撃主体に変わっていきますが。クルセイダーズの守りも崩れない。68分にスクラムでのペナルティーからシャークスが10-13と3点差につめます。
その後お互い攻め合い、守りあって時間は過ぎていきますが、クルセイダーズのプレッシャーは強いものでした。シャークスは58分と64分にこのパスが繋がれば絶対トライ間違いなしと言うところまで攻め込むのですが、どちらもクルセイダーズのプレッシャーでボールをこぼしてしまいました。そして71分にブレッドがペナルティーキックを外して10-13のまま残り時間も少なくなってくるとシャークスは俄然自陣からボールを回して攻め込んできます。この辺りは球場に来ているサポーターの誰もが祈るような気持ちと言うのが画面からもしっかり分かるような状態。それでもクルセイダーズは崩れない。
クルセイダーズ陣地に入ってペナルティーを狙いますがクルセイダーズは崩れない。78分から最後の攻撃が82分まで続きましたが、クルセイダーズの22mラインまでが精一杯で最後もノックオンでシャークスは沈みました。
2009年4月19日日曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿