今年のオールブラックスのゲームがいよいよ始まります。今年はダニーデンでのフランス戦からということでこのゲームはもちろんカリスブルックまで見に行く予定です。
どんなゲームが見られるか楽しみですが、両軍の先発メンバーは今週火曜日、水曜日には発表された後もまだそれが固定されないみたいです。オールブラックスには怪我人が続出して日々メンバーが補給されています。
まずリチャード・カフイが先発メンバー発表前日に肩を手術しなければならないことが分かりいきなりオールブラックスからは消えてしまい、代わりには本来来月のトライネーションからオールブラックス復帰予定だったルーク・マクアリスターが召集されました。これはセンター要員のコンラッド・スミスもハムストリングスを痛めているということでジュニアオールブラックスに入っていたマクアリスターが上がってきたような感じです。
また今日になってウィングのルディ・ウォルフが練習中に同じく肩を痛めてとりあえず今週末のゲームには出られないようになりそうなので控えに入っていたコーリー・ジェーンが左ウィングに入り、ロコソコが11番に入るようになるようです。そしてバックスの控えにはこれまたJオールブラックスに選ばれていたレリア・マサガが今日サモアに向かう飛行場で急遽ダニーデンに向かうことを告げられオールブラックスデビューをするかもしれないようになりました。
またこれ以外にもすでにオールブラックスに選らばれていながらも控えにも入れない怪我人はアリ・ウィリアムス、ジェロモ・カイノ、ブレンダン・レオナルドとなり先月末に選ばれた26名のうちフランス戦に出場できるのは20名だけということになってしまっています。だからロックには同じくJオールブラックスに選ばれていたブライアン・エバンスが控えで入っています。
ほとんど選択の余地は無い中から今回の布陣は決められたような感じなのですが、フランス相手には十分通用する布陣だと思います。魅力的な布陣ですが毎年オールブラックスの初戦はコンビネーションがボロボロであまりいい内容のゲームでないことが通説になっていますが、このメンバーは前列3人以外は去年にも見られなかったコンビばかりとなります。ましてスーパー14でのチームも違うコンビが多くてこのダニーデンのゲームではそこのところは目をつぶって見なくてはいけないでしょう。
注目しているのはこのダニーデンでのゲームにこそ選ばれている9;ジミー・コーワン、7;アダム・トンプソンそして実はダニーデンから少し内陸に入ったところの出身のフッカー、アンドリュー・ホーです。
恐らくハーフバックはこの後の日程から見ても次はウィープが先発で、最後にブレンダン・レオナルドが先発の順番でまわされそうなのでこの地元でコーワンには張り切ってもらいたいです。またマッコウのいないオールブラックスですがその代役をトンプソンはしっかり果たしてくれると信じてます。このバック3は全く新しいコンビですが、とても強力です。
マクアリスターは恐らくこのゲームでは負傷者が出ない限り、点差がつかない限りは使われないと思うのですが、やはり生でそのプレーを見てみたい気もします。けれど出てくるならステファン・ドナルドの代わりのFirstFiveでそのプレーを見てみたいものです。2ndFiveーセンターのこのコンビも真新しいものですが、非常に面白くて強力なので80分間ズーットその動きを見ておきたい気分です。
フランスにとっても特に控えメンバーをまだ固定できない状態で、ゲーム直前まで9人の控えの名前を準備しています。これはなんと言っても先週の土曜日までフランス国内リーグをやっていて、その決勝戦に出ていたメンバーがNZにやってきたのが月曜日、また決勝戦に出ていて怪我をしたためこの対オールブラックス初戦には出られなくなったもの2名も含めているのでこんな状態になっています。
フランスはNZ国のゲームは21戦あって3勝しかしていません。2年前にフランスはNZに来てますが、その年はワールドカップの年だったので主力をほとんど送らずオールブラックスが2戦とも圧勝したのですが、今年はベテラン主力を3人ほど欠きますがなかなか強力メンバーで来ています。けれどこのゲームはオールブラックスと同じくチームがまだまだまとまる前の段階でのゲームなので本領は発揮するのは難しそうに思えます。
ニュージーランドにとってフランスはやはりこれまで2度のワールドカップの夢を砕かれているチームという想いが強いと思います。だからこそ本当に強いフランスを倒すゲームをみんな見てみたい気持ちがあると思いますが、このゲームではお互いまだそこまでは期待出来ないかもしれません。このゲームではやはりNZでも人気のSebastienChabalのプレーを見てみたいですね。
下記にNZのものにとっては忘れられないフランスに負けたゲームを載せておきます。今度のゲームではこんなことがあるはずは無いでしょうが、時にはフランスもやります。
NZ国内3勝のうち2勝は1994年。そのうちのオークランド戦でフランスが見せた逆転トライは”The Try from the end of the world”と呼ばれNZ国内でオールブラックスが受けたトライで最も素晴らしいものと評価されています。
(誰もが思い出したくないこのゲーム。99’ワールドカップセミファイナル)
対フランス戦第1戦 オールブラックス
15;ミルス・ムレアイーナ(チーフス)、14;コーリー・ジェーン(ハリケーンズ)、
13;イサイア・トエアバ(ブルース)、12;マアア・ノム(ハリケーンズ)、
11;ジョー・ロコソコ(ブルース)、10;ステファン・ドナルド(チーフス)、
9;ジミー・コ-ワン(ハイランダーズ)
8;リーマ・メッサム(チーフス)、7;アダム・トンプソン(ハイランダーズ)、
6;キエラン・リード(クルセイダーズ)、5;アイザック・ロス(クルセイダーズ)、
4;ブラッド・ソーン(クルセイダーズ)、3;ニーミア・ティアラタ(ハリケーンズ)、
2;アンドリュー・ホー(ハリケーンズ)、1;トニー・ウッドコック(ブルース)
16;ジョン・アフォア(ブルース)、17;ケビン・メアラム(ブルース)、
18;ブライアン・エバンス(ハリケーンズ)、19;タネラウ・ラティマー(チーフス)、
20;ピリ・ウィープ(ハリケーンズ)、21;ルーク・マクアリスター、
22;レリア・マサガ(チーフス)
2009年6月11日木曜日
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