南アフリカでのトライネーション第2戦を迎えるに当たってすでに両軍にとっては今年で一番重要なゲームとして捕らえられるようになっています。
今年のトライネーションカップを取ることに当たって南アフりカはこの1戦の勝利は非常に大きなものであって、オールブラックスにとっては5連覇に向けて負けられないゲームと言われています。だから南アフリカはより攻撃的に出てきそうで、同じくオールブラックスもこのゲームにはより力を注いでくるでしょう。先週よりもっと激しいゲームが期待できるわけです。
南アフリカのキャプテン;ジョン・スミットは先週のゲームでの勝利には多少相手に贔屓目に見ており、どうしてもワラビーズ戦の後20時間の飛行時間を経て標高の高いところでのゲームに6日間だけのインターバル後出てきたためミスも起こり、疲れも取れてなかったとの見方もしています。
だから今度のゲームは海抜の標高まで降りてきて、長時間休むことなく動き回っても息が切れず、ボールもあまり飛ばないようになって、休養も取れているオールブラックスの攻撃的プレイに期待がかかるようになります。
またトライネーションのカップを保持する為の長期的戦略を考えると、どうしてもこの南アフリカでの2戦は初戦よりこの第2戦目に照準をあわしていただろうという見方もあり、だからこのゲームでジミー・コーワンを使い、先週全くラインアウトで攻撃的な仕掛けをしなかったオールブラックスがこのゲームのために何か変えてくるかもしれないとの見方も出てきます。
さすがに先週のゲームから考えるとオールブラックスの勝利は難しそうなのですが、それでもジミー・コーワンが入りよりブレイクダウンからの攻撃も早く、ミス無く繋がりそうだし、ステファン・ドナルドのキックも調子を取り戻し、マッコウ、カイノの働きはスパ-ブなものが続いているので後は最近トライ数が減っているバックス陣の奮起に期待したいところです。
対して南アフリカはルーアン・ピエナーがやはり代えられ、スーパーキッカーのモーネ・ステインが10番に入りますが、先週のゲームよりもっとキックボールを使って攻め込んできそうです。このモーネ・ステインのキックに注目が集まりそうですが、マアア・ノヌやコンラッド・辺りが彼のデフェンスにどう対処していくかも見ものになりそうです。
個人的に注目しているのはジミーとのマッチアップでお互い攻撃的、そしてデフェンスも良いフォーリエ・デュ・プリーズの動きです。彼がこのゲームでは攻撃プランを引っ張っていきそうです。
また南アフリカのフランカー陣も注目。6,7,8番ととても強力ですが、特に今年素晴らしい働きを見せている6.HeinrichBrussow。彼はブレイクダウンでとっても強い働きを見せてオールブラックスのペナルティーをたくさん誘っています。対するカイノが同じく調子が良いので面白いところです。
そして怪物的存在の8.ピエアー・スピースはこのゲームでもより一層攻撃的に出てきそうです。スクラムから、ラインアウトから、ラックからのアタックにマッコウが良く反応して彼の突進を止めていましたが、その強力な突進はとても脅威です。
そしてこのゲームでの主審がこのブレイクダウンでどれだけ、そしてどれに対して笛を吹くか?先週のアイルランドの主審は良い判断もありましたが、見落とすジャッジも多かったと思います。このゲームはウェールズの主審。彼の笛によってオールブラックスが前半からリズムにのって攻めることが出来るか決まるといっても良いでしょう。
スプリングボックス
15.マリ・ムレアイーナ 14.ジョー・ロコソコ 13.コンラッド・スミス
12.マアア・ノヌ 11.シティベニ・シティバツ 10.ステファン・ドナルド
9.ジミー・コーワン
8.ロドニー・ソイアロ 7.リチャード・マッコウ 6.ジェロモ・カイノ
5.アイザック・ロス 4.ブラッド・ソーン
3.オーウェン・フランクス 2.アンドリュー・ホー 1.トニー・ウッドコック
16.ケビン・メアラム 17.ジョン・アフォア 18.ジェイソン・イートン
19.キエラン・リード 20.ピリ・ウィープ 21.ルーク・マクアリスター
22.コーリー・ジェーン
スプリングボックス
1.Tendai・Mtawarira 2.ビスマルク・デュプレス 3.ジョン・スミット(C)
4.バッキー・ボッサ 5.ビクター・マットフィールド
6.HeinrichBrussow 7.ジュアン・スミス 8.ピエアー・スピース
9.フォーリエ・デュプリーズ
10.モーネ・ステイン 12.ジーン・デビリエー
11.ブライアン・ハバナ 13.ジャック・フォーリエ 14.JP・ピエターソン
15.フランシス・ステイン
16.ChiliboyRalepelle、17.Jannie du Plessis、
18.AndriesBekker、19.ダニエー・ロッソー、
20.リッキィー・ジャニュアリー、21.AdiJacobs、22.WynaldOlivier
2009年7月30日木曜日
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