2009年8月2日日曜日

8/2 スプリングボックスvsオールブラックス 第2戦 観戦記

 オールブラックスは2連敗となりました。今回の負けは前回ほど望みの残る負けではなく負けるべきして負けたといったゲームだったと思います。改善されたところがほとんど見られず更に弱点を広げたような感じだったと思います。

 南アフリカは強くて早いデフェンスラインの押し上げ、ハイキックをうまく使い、ラックへの集散を早め、ラインアウトのプレッシャー、スクラムのプレッシャーなどからどんどんオールブラックスのミスを誘い、ペナルティーを取ってはモーネ・ステインが確実にキックを決めてこの対戦では最多得点となる8本のペナルティーキックとトライも取って12点差と大差での勝利を収めました。

 オールブラックスは終始自陣深いところからでもボールを持ち攻めあがろうとしましたが、ブレイクダウンとラインアウトを避けるみたいにやたら横に広げる展開を見せ、キックボールやラック&ゴーなどは見られず、南アフリカの強くて早いデフェンスにパスミスを繰り返したり、走り込んでもサポートが続かずすぐにボールを奪われたりサイドラインに押し出されたり、大きなキックで自陣に戻される繰り返し。

 そしてラインアウトでは今日もミスを繰り返し、スクラムも負ける場面が続きました。こうしてABがハンドリングエラーを南アフリカの2倍になる28犯し、ラインアウトミスは南アフリカが1ツに対してABは4、ABボールのスクラムを奪い返されたのが2つ、これがことごとく南アフリカの得点に繋がるかABが反撃に入る切っ掛けを失う結果となりました。

 少しだけ今後に掛けて望みのあることはデフェンスが強かったことと後半出てきていきなり55mのペナルティーキックを決めたルーク・マクアリスターが期待できることです。

 この後オールブラックスは次の8/22ワラビー戦まで3週間の期間が開きます。この間に建て直しが出来るでしょうか?

 スプリングボックス 31-19 オールブラックス (前半22-13)

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