特に今週末注目なのはランフェリーシールドというNZ国内のラグビーゲームでは最も名誉ある盾を掛けてカンタベリーが現時点で盾を保持しているウェリントンに挑戦するゲームにオールブラックスの主力が出てきます。
先週のワラビーズ戦後キャプテンのリチャード・マッコウは今週末のウェリントン戦への出場に強い意思を示していましたが、このゲームではNo.8で先発します。これはカンタベリーの今季キャプテン;ジョージ・ホワイトロックのポジションを優先した処置みたいですが、めったに見られるプレイではないでしょう。
カンタベリーにはそのほかダニエル・カーターもブラッド・ソーンも出てきます。これでは恐らくシールドの保持は非常に難しそうに思えますが、ウェリントンにはロドニー・ソイアロ、ホセ・ギアー、マアア・ノヌ、そしてコーリー・ジェーンのオールブラックスが戻ります。勝敗に関係なくカンタベリーのベンチには怪我で長らく戦列を離れていたフッカーのコーリー・フリンとハーフバックのアンディー・エリスが戻ってきています。それとウェリントンのコーリー・ジェーンがフルバックで出るところは注目したほうが良いでしょう。
先週のワラビーズ戦の際にオールブラックスは2人のセンター要員を失いました。ルーク・マクアリスターはあごの骨を骨折しているようで手術が必要とのこと、そしてウェリントンのコンラッド・スミスはまたもやハムストリングスを痛めてこれは長引きそうです。両者とも残りのトライネーションのゲーム2試合には出て来れないので、オールブラックスはまたもやセンター要員探しをしなければならなくなりました。
一番良いのは足を怪我していたオークランドのイサイア・トエアバが今週のNZカップゲームから戦列に戻れるので、次の南アフリカ戦に使えたら良いのですが、ゲーム経験値から行くとセンターにまたしてもムレアイーナを持ってきて、フルバックにコーリー・ジェーンというパターンか10;カーター、12にステファン・ドナルド、そしてセンターにマアア・ノヌというパターンになるかもしれません。
ウェリントン
15.コーリー・ジェーン 14.デビッド・スミス 13.マアア・ノヌ
12.CharlieNgatai 11.ホセ・ギアー 10.Fa’atonu・Fili
9.アルビー・マシューソン
8.ロドニー・ソイアロ 7.セージ・リロ 6.ビクター・ビットー
5.DanielRamsay 4.ジェレミー・トラッシュ
3.ジョン・シュワルガー 2.DaneColes 1.ジェイコブ・エリソン
カンタベリー
15.コリン・スレイド 14.シーン・メイトランド 13.ティム・ベイトマン
12.ライアン・クロッティー 11.ジェイムス・パタ-ソン 10.ダニエル・カーター
9.TysonKeats
8.リチャード・マッコウ 7.ジョージ・ホワイトロック 6.マイケル・パターソン
5.ブラッド・ソーン 4.JamesBroadhurst
3.PeterBorlase 2.Ti’i Paulo 1.ワイアット・クロケット
この9/12ハミルトンで行われる南アフリカ戦は非常に盛り上がりそうですが、今週末と来週末のワラビーズ対南アフリカでワラビーズにがんばってもらって南アフリカに2連勝するとトライネーションのカップの行方はこのハミルトンで決まることになり、より一層盛り上がることになります。しかしワラビーズには今年それを期待するのも無理でしょう。先週のオールブラックス戦でロックのネイザン・シャープと12;ベリック・バーンズを怪我で失ったことは非常に大きいでしょう。南アフリカにまたしてもラインアウトとキックゲームを支配されそうです。それでもワラビーズの意地を期待しましょう。
ちなみに今ニュージーランドに来ると海外では見られないカーターの姿が町の中で見ることが出来ます。今年の7月下旬からオークランドやクライストチャーチのビルボードでカーターがモデル契約している下着メーカーのプロモーションパネルが張り出されています。
特にNZ国内で話題沸騰しているわけではないのですが、日本でのプロスポーツ選手に対する世間一般のとらえられかたの違いを考えると面白いと思います。カーターと一緒にモデル参加している女性はカーターの長年の彼女で、彼女もNZのホッケー国代表選手です。

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