今年のオールブラックスのシーズン幕開けのゲームが今週末ニュープリマスで行われます。
今年はまずアイルランド戦から始まりますが、この初戦にオールブラックスの15人のメンバーには3人のデビュー者が含まれるようになりました。またベンチにも3人の新人が含まれるフレッシュな体制です。
それぞれ新人としてデビューするのは従来のレギュラーメンバーが怪我の為というのもありますが、十分これからそのポジションを背負っていける人材です。まずフルバックにムレアイーナに代わり来期はクルセイダーズに移籍してしまうハイランダーズのイスラエル・ダグ、マアア・ノヌに代わりベンソン・スタンレー、そしてトニー・ウッドコックに代わりベン・フランクスとなります。
ベン・フランクスは弟のオーウェン・フランクスより早くオールブラックスには選ばれたことがあるのですが、そのときには(08’北半球遠征)テストマッチには出場しなかったので、今回が初キャップとなります。
そして控えにはサム・ホワイトロック、ビクター・ビットー、アーロン・クルーデンと誰もがそのプレイをテストマッチで見てみたい存在です。サム・ホワイトロックは5/30に発表された今季のオールブラックスには含まれていませんでしたが、ロックとして3人選ばれている中のトム・ドネリーが怪我の為このサム・ホワイトロックが、合同練習から参加しているわけですが、今年のクルセイダーズでの活躍から考えると十分テストマッチでも通用するでしょう。
ちなみにこのホワイトロック兄弟は4兄弟で、すでに長男は去年オールブラックスに選ばれていて、次男のアダムはバックスなのでAB入りは難しそうですが、4男のルークはまだ17歳ですが、すでにU20のメンバーとして今アルゼンチンで行われているジュニアワールドチャンピオンシップに参加しています。もしかしたら2年後ぐらいにはオールブラックスにはホワイトロックの名前が並ぶことになるかもしれません。
バックスの控えにハーフバックのピリーウィープとスタンドオフ専門のアーロン・クルーデン、そしてWingかフルバックのザックを入れているので、もしコンラッド・スミスぐらいが後半途中怪我などでベンチに下がったらどのようなシフトになるかも少し楽しみにしています。(ベンソン・スタンレーも12番専門)
アイルランドはNZ国内での対オールブラックス戦では1905年以来まだ勝ったことが無く、ドローが1973年に一度だけあるということですが、今年はこの1ゲームオンリーだけだし、オールブラックスは毎年このテストマッチ初戦はハンドリングエラーなどが頻発するゲームになるのは承知しているはずなのでアイルランドも楽勝の相手ではないはずです。
またこのゲームでは前回のラグビーワールドカップでフランスに敗れた際のレフリー;イングランドのWayneBarnesが主審を務めるところがまた見所になります。アイルランドにとっては6ネーションで行われている旧ルールとスーパー14で行われている新ルールとの違いにブレイクダウンやスクラムで戸惑いが見られるかもしれませんが、この北半球の審判の采配もオールブラックスにとっての速い展開ゲームの妨げになるかもしれません。
オールブラックス
15.イスラエル・ダグ 14.コーリー・ジェーン 13.コンラッド・スミス
11.ジョー・ロコソコ、12.ベンソン・スタンレー、10.ダニエル・カ-ター
9.ジミー・コーワン
8.キエラン・リード 7.リチャード・マッコウ 6.ジェロモ・カイノ
5.アンソニー・ボリック 4.ブラッド・ソーン
3.オーウェン・フランクス 2.ケビン・メアラム 1.ベン・フランクス
16.アルデ・マルモッチ、17.ニーミア・ティアラタ、18.サム・ホワイトロック
19.ビクター・ビットー、20.ピリ・ウィープ、21.アーロン・クルーデン、
22.ザック・ギルフォード
アイルランド
15.RobertKeamey、14.TommyBowe、13.ブライアン・オドリスコル(C)、
12.ゴードン・ダーシー、11.AndrewTrimble、10.ローナン・オガラ
9.TomasO’Leary
8.JamieHeaslip、7.DavidWallace、6.JohnMuldoon、
5.MickO’Driscoll、4.DonnchaO’Callaghan
3.JohnHayes、2.SeanCronin、1.CianHealy
16.JohnFogarty、17.TonyBuckley、18.DanTuohy、
19.ShaneJennings、20.EoinReddan、21.JonathanSexton、
22.GeordanMurphy
2010年6月9日水曜日
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