レッズ 37-31 ブルース
今週の首位攻防戦レッズ対ブルースの一戦はホームゲームでの連勝を11に伸ばしたレッズが首位に躍り出ました。これで両軍共に今季まだ2敗目を喫しただけになりました。
さすがにホームゲームということもあってレッズの勝ちは揺ぎ無いものだと思われましたが、お互い硬いゲームの中ブルースも健闘しました。最近2ゲームでブルースの攻撃力はあまり目立つことなく1トライしか取ってなかったのですが、このゲームでは最後のトライを含めて4トライのボーナスポイントを久々取る敗戦になり今後のニュージーランドチームの中でのトップを維持することには大きく役立ったと思われます。
レッズは立ち上がりからゲームを支配して30分までには24-0とリードしましたが、ブルーズはハーフタイムを挟んで逆襲に成功して27-24まで詰め寄りゲームを面白くしたのですが、今年のレッズはこれまでのアタック一辺倒だけのチームから守りも強化されオーストラリアチームでは安定した強さを誇るようになっていますが、その守りのプレッシャーでブルースのアタックをことごとく封じて80分間際までには37-24と安全圏に逃げ切っていました。
このゲームでもスクラムハーフのクェイド・クーパーのキックは冴え渡り、またWingのDigbyIoaneは攻守に大活躍。そのステップとタックルは見事です。今のオーストラリア代表候補でWingがドリュー・ミッチェルが怪我で抜けた後少し人材不足のような感じがしますが、このIoaneは昨年一年間怪我の為抜けていたワラビーズ復活&当確の状態を保っています。
チーフス 30-23 ストーマーズ
このゲームはあまりチーフスに期待できなかったので関心が薄れていたのですが、ピーターグラントとブライアン・ハバナがこのゲームから復帰することでどこまでストーマーズが強いか?が分かる気がしていました。
ピーター・グラントは復帰後直ぐのゲームということもあってミスが多く目立ちましたがプレスキックは安定した力を見せ、そしてチームとしては強いところを見せて前半終わったところで3ー20と大量リードしました。この前半では素晴らしいトライを見せたジオ・アプロンが後半入ってからは審判スチュアート・ディキンソンの問題になりそうな判断からペナルティー・トライを与え、おまけにイエローカードを与えられシンビンに座っている10分の間にチーフスに同点までに追いつかれたことで天国から地獄を味わう羽目になりました。
この勢いのままチーフスは3トライ目でこのゲームに勝てることを確信したようにストーマーズには後半1本のペナルティーキックの得点3点だけしか与えずストーマーズには非常に残念な敗北になりました。これが来週のブルース戦でどのようになるのか、ストーマーズの逆襲があるのか?それともこのままズルズルと敗戦街道を進むことになっていくのか楽しみになりました。ストーマーズはこの敗戦により南アフリカチームとしてのトップを維持することも危うくなってきました。
チーターズ 33-20 クルセイダーズ
このゲームも大方の予想を覆す結果となりました。けれど先週警告を出したようにチーターズには大物食いの期待がこれからも常にかかるようになるでしょう。
クルセイダーズは今週からやっとダニエル・カーターとリチャード・マッコウというビッグネーム2人がそろって復帰というゲームになり、また先週ガッツ溢れるゲームでストーマーズを下した事から楽勝が期待されたのですが、チーターズのデフェンスがそれを上回ったようでした。またチーターズはクルセイダーズのトライの基点として要注意人物になったサニー・ビル・ウィリアムスの動きをことごとく封じました。そのSBWも後半からは膝の怪我からベンチに下がったことで更にクルセイダーズのアタックを封じ込めることに成功した感じです。
クルセイダーズは終始ボール所持率、テリトリー共にチーターズを上回っていたのですが、10;SiasEdersohnのキックと双子の13;RobertEdersohnのトライで前半はクルセイダーズに1点しかリードを許さない展開。そして後半は守りに徹してクルセイダーズに3点しか与えず、また10;SiasEdersohnが爽快なトライと長距離ペナルティーキックも難なく決める活躍から次第にチーターズの勝利が見えてきたところで74分に強い守りで得たパスインターセプトからトライを奪って33ー20となって球場内は勝利を確信して騒然となります。その後もクルセイダーズの猛攻を守りきりクルセイダーズサポーターには最後まで逆転を楽観視していたのもまさかと思わせる結果になりました。
2011年5月15日日曜日
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