9月9日に開幕するラグビーワールドカップ開幕戦オールブラックス対トンガのオールブラックス先発メンバーが発表されました。
バックスの人選が意外なものになっています。トンガ戦ではまだ調整とコンビネーションのテストが行われそうな感じのバックスとなっています。またフォワードは先日のオーストラリア戦で負傷したキエラン・リードとアダム・トンプソンのことがあるためこれがベストの人選に近いものになるでしょう。
そのキエラン・リードとアダム・トンプソンはなんとか決勝トーナメントまでには怪我も回復する見込みがあるということで30名のメンバーからは外されていません。この登録メンバーから一旦外されて抹消されると怪我が回復しても二度とワールドカップ期間中にその元のチームに戻ることは許されない為予選リーグの間はこの2人抜きでゲームをすすめなくてはならなくなっています。
これによりフランカーの3人は予選リーグでは全ゲームこの体制で先発が予想されますが、そのフランカーの控えとしてオーストラリア戦でも途中から6番に入ったサム・ホワイトロックがベンチに入ることになります。だからロックにもこの影響が出てアリ・ウィリアムスとブラッド・ソーン、そしてワールドカップ前に怪我が治ってこのゲームがテストマッチレベルでは久しぶりとなるアンソニー・ボリックの3人でロックポジションを回すようになります。また個の3人のうちでだれか怪我でもしたらちょっと大変なことになりそうです。このトンガ戦ではアンソニー・ボリックが必ずベンチから出されてゲーム感覚の回復のテストが行われるでしょう。したがって来週の日本戦にはリチャード・マッコウは出てきそうです。
そしてバックスですが、トンガ戦だからかもしれませんが、スピードよりパワー重視のバックスといった様相です。サニー・ビル・ウィリアムスが12番に入り、ノヌがセンター、そしてリチャード・カフイが左ウィングと大型プレイヤーがバックスを固めます。SBWがターゲットになってデフェンスラインに突っ込み2-3人のタックルが襲ってきたらその隙間にノヌが突っ込み、SBWの倒れ際の後ろ手のパスがかなり見られることになりそうです。
またフルバックにはムレアイーナに代わりイスラエル・ダグが入りました。オーストラリア戦での敗北からNZ世間ではムレアイーナとの世代交代がやたらさわがれていますがこの先発もダグが怪我からの復帰後まだ十分にゲームを行っていないからこのトンガ戦で様子を見ることになるのでしょう。恐らくムレアイーナと予選リーグ中はローテーションで使われるかもしれません。ゲームを見れる人はダグがトライするときは必ず口が開いていることが分かるはずです。
リチャード・カフイは本来センターが本職なのですが、このウィングに起用されているのもオーストラリア戦でザック・ギルフォードがパワフルなウィングとしては全く役に立たず、その役なら本来シティベニ・シテバツ、そしてホセ・ギアーがベストチョイスだったのですが、今更人選を変更できないのでこのリチャード・カフイをパワーでの勝負になるトンガ戦でテストするといったところでしょう。
1.トニー・ウッドコック 2.アンドリュー・ホー 3.オーウェン・フランクス
4.ブラッド・ソーン 5.アリ・ウィリアムス
6.ジェロモ・カイノ 7.リチャード・マッコウ 8.ビクター・ビット
9.ジミー・コーワン 10.ダニエル・カーター
12.サニー・ビル・ウィリアムス 13.マアア・ノヌ
14.リチャード・カフイ 15.イスラエル・ダグ 11.イサイア・トエアバ
16.コーリー・フリン 17.ベン・フランクス 18.アンソニー・ボリック
19.サム・ホワイトロック 20.ピリ・ウィープ 21.コリン・スレイド
22.コーリー・ジェーン
2011年9月7日水曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿