2011年10月8日土曜日

10/8 イングランド対フランスの見所

 ワールドカップ準々決勝2戦目のイングランド対フランスはこれまでのワールドカップだったら最も注目を集めるゲームだったでしょう。けれど今回のゲームではフランスのチーム内騒動(監督への不信任、ゲームプランのなさ、ゲームごとに先発メンバーをころころ替える)とトンガに金星を与えるなどのこと、そしてイングランドもゲーム以外での騒動(マーク・ティンドルの浮気騒動、マヌ・トゥイラギのマウスピース罰金、選手の代表としての誇りの無さが内部告発される)といったことから変な興味だけが浮き彫りにされていますが、なんと言ってもフランスに強さが期待できないことで準々決勝の4ゲームの中では少しトーンが落ちる感じになっています。

 しかしフランスはトンガに敗れたのもそのゲームの時点で予選突破が決まっていた事からの結果であって、フランスは逆境に陥れば陥るほど強さを発揮するチームだと言われています。ジョニー・ウィルキンソンもフランスチームは個人的に素晴らしい選手がそろっているので過去のゲームから考えても一つの切っ掛けからゲーム中に大きく形勢を逆転できるチームだと言って警戒を緩めていません。

 フランスはフォワードが強力なのは相変わらずで、特にそのスクラムの強さが復活するとゲームも面白くなるでしょう。また相手にペナルティーを与えないことは変わっていません。この点ジョニー・ウィルキンソンの出る場面を減らせる要員になるでしょう。後はそのデフェンスがボロボロなのでこの点を修正できれば面白いゲームになりそうです。

 対してイングランドは相変わらず勝つために必要なゲームを予選でも繰り返して、私はどうしてもそのプランに面白さを見出せないのですが、このゲームでは10番にウィルキンソン、そして12番にトビー・フラッドを入れるという面白い試みに出ました。これで攻撃力がアップするかもしれません。Wingのクリス・アシュトンや20歳のマヌ・トゥイラギ(サモア代表のトゥイラギの弟)などの人気選手が活躍しやすくなりそうです。

 後はイングランドはペナルティーを与えすぎなのでゲーム自体の興味も途切れがちになるところをなんとかしてもらったら見ごたえのあるゲームになるでしょう。

 イングランド

15.BenFoden 14.クリス・アシュトン 13.マヌ・トゥイラギ
11.マーク・クゥエト 12.トビー・フラッド 10.ジョニー・ウィルキンソン
9.BenYoung

8.NickEaster 7.ルイス・ムーディー(C) 6.TomCroft
5.トム・パーマー 4.LouisDeacon
3.DanCole 2.スティーブ・トンプソン 1.MattStevens

 16.DylanHartley 17.AlexCorbisiero 18.CourtneyLawes
19.サイモン・ショー 20.JamesHashell 21.RichardWiggleworth
22.MattBanahan

 フランス

15.MaximeMedard 14.ビンセント・クラーク 13.AurelienRougerie
11.AlexisPalisson 12.MaximeMermoz 10.MorganParra
9.DimitriYachvili

8.ImanolHarinordoquy 7.JulienBonnaire 
6.ThierryDusautoir(C)
5.LionelNallet 4.PascalPape
3.NicolasMas 2.WilliamServat 1.Jean-BaptistePoux

 16.DimitriSzarzewski 17.FabienBarcella 18.JulienPierre
19.LouisPacamoles 20.FrancoisTrinh-Duc 21.DavidMarty
22.CedricHeymans

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