世の中オリンピックで沸き立っている今日この頃、他のスポーツもいつもの熱戦は今年も繰り広げられているわけでラグビー界もトライネーションは今週末今年最大と言っていい大事な一戦が行われます。
前回NZのホームゲームで負けた南アフリカにその地元ケープタウンに場所を代えオールブラックスは今年もトライネーションのカップ保持を掛けて、また前回のリベンジを掛けて世界王者に挑むことになります。
オールブラックスのメンバーは前回気持ちよくオーストラリアを倒したメンバーをほぼ一緒、ハーフバックの今年レギュラーだったアンディー・エリスは南アフリカに行ってもろっ骨の痛みは続いてジミー・コーワンがオーストラリア戦から引き続き9番で先発。控えにはピリ・ウィープとなります。そしてレオン・マクドナルドの脳震盪の影響から南アフリカ遠征に急遽呼ばれたイサイア・トエアバが22番の控えに入ります。
南アフリカは先週アルゼンチンに対して余裕の強さを見せた勝利を飾っていますが、そのゲームからは5人のメンバーが変わっています。と言ってもシャック・バーガーとブライアン・ハバナは先週休養のようだったのですが、先週のゲームで怪我をしたベテランロックのバッキー・ボッサに代わりAndriesBekkerが入り、フルバックにはConradJantjesに代わりこれまたベテラン、超ベテランでコノゲームで南アフリカ初の100回目のキャップとなる34歳パーシー・モンゴメリーが入ります。
そしてオールブラックスが屈辱の敗北喫したダニーデンのゲームで最後にとどめのトライを獲ったハーフバック;Enrico(Ricky)Januarieが控えに下がりワールドカップを制したときから久しぶりの先発となるFourie Du Preezが9番に入ります。この点は結構見所になるような気がします。対するジミー・コーワン、ピリ・ウィープの活躍に期待したいところです。
この点では前回の対戦から南アフリカのメンバーが変わっているのは1,4、9そして8にはベテランのPierreSpiesが入るといった4人が変更となってる感じです。
オールブラックスとしては前回リチャード・マッコウが出ていなかったのでこれにより強力南アフリカフランカー陣にも対等以上の戦いを挑めるでしょう。マッコウとソイアロに関しては心配ないですが、怪物的なシャック・バーガーに対してカイノの奮起を期待したいところです。
またキックゲームが期待されることから9,10,15の働きがどうなるか?特に前回ブッチ・ジェイムスがやたらカーターに強いプレッシャーを掛けていたにもかかわらず、すかしたようにカーターが戦法を変えて攻撃の基点になっていて、またブッチ・ジェイムスによるFirstタックルが何度も交わされてABの得点に繋がったことが見られたのでこのゲームでは両者がどのように戦法を変えて来るか楽しみです。
そしてABが前回のオーストラリアを下したゲームからWingに抜擢されたリチャード・カフイがブライアン・ハバナとマッチアップするところは見ものでしょう。
さすがに地元のホームゲームの有利は否めないのでイギリスのスポーツベットでの掛け率は見ないアフリカの方がいいのですが、その差はわずかでやはり激戦が期待されそうです。
このゲームでは今年から導入された試験的新ルールの影響がより一層顕著に両軍のゲームプランに反映されそうですが、キックゲームが主体のどんどんテリトリーを奪うゲームが見られそうです。前回ABが南アフリカに負けたのは自陣からボールを細かく繋ぎながら攻めあがっていく昨年までの戦法が崩され、南アフリカの強力タックルで前進できないまま常にプレッシャーが自陣で掛けられて負けたようなものでした。それからシドニーでオーストラリアにテリトリーを6割支配されて負けたところからABも戦術を変えて先々週のオークランドでのオーストラリア戦では自陣からはキックボールで相手陣地に入り、相手陣地ではボールを動かし続けてブレイクダウンで得たフリーキックからはどんどんテリトリーを奪うことだけに終始した為予想外の得点差で勝てたようでした。
恐らくこのように両軍とも相手陣地に入ってボールを動かし続ける、攻め込まれたら常にプレッシャーを掛け続けボールを奪ったらキックボールで相手陣地に送るといったボール所持率よりテリトリー支配率重視の戦法が獲られてくるようです。こうなってくると反対にボールが止まっているところからのいわゆるセットプレイからの攻撃がとても重要にもなってくるようです。オーストラリア戦ではABも普段あまり見られないラインアウトの戦法が見られていたのでこの辺りも見所になるでしょう。
南アフリカ
1;TendaiMtawarira、2;Bismarck du Plessis、3;CJ van der Linde、
4;AndriesBekker、 5;ビクター・マットフィールド(C)、6;シャック・バーガー、
7;ジュアン・スミス、8;PierreSpies、
9;Fourie du Prees、10;ブッチ・ジェイムス、11;ブライアン・ハバナ、
12;Jean de Villiers、13;AdrianJacobs、
14;JP Pieetersen、15;パーシー・モンゴメリー
16;AdriaanStrauss、17;BrianMujati、18;DanieRossouw、
19;LukeWatson、20;RickyJanuarie、
21;フランシス・ステイン、22;ConradJantjes
オールブラックス
1;トニー・ウッドコック、2;アンドリュー・ホー、3;グレッグ・サマーベル、
4;ブラッド・ソーン、5;アリ・ウィリアムス、
6;ジェロモ・カイノ、7;リチャード・マッコウ、8ロドニー・ソイアロ、
9;ジミー・コーワン、10;ダニエル・カーター、11;シティベニ・シティバツ、
12;マアア・ノム、13;コンラッド・スミス、14;リチャード・カフイ、
15;マリ・ムレアイーナ
16;ケビン・メアラム、17;ジョン・アフォア、18;アンソニー・ボリック、
19;アダム・トンプソン、20;ピリ・ウィープ、21;ステファン・ドナルド、
22;イサイア・トエアバ
2008年8月14日木曜日
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