多くの人がもうすでに来週の決勝の組み合わせが決まったものと思っているNZカップの準決勝のそれぞれ4チームの先発メンバーが発表されています。確かにそのメンバーを見てみてもまた勝敗の掛け率を見てみてもカンタベリー、ウエリントンが決勝に進みそうですが、ゲーム自体は面白いものになると思われます。
10/17(金) ウェリントン VS サウスランド
ウェリントンにはオールブラックスがまた2人戻ってきてます。ニーミア・ティアラタはすでにチームに合流していましたが怪我のために先週はお休みで今週は先発で戻ってきています。しかしジョン・シュワルガーも万全では無いようで控えにはプロップが2人入れられています。
そしてトライネーション後お休みしていたコンラッド・スミスがベンチからですが、チームに入っています。そして先週は前半途中から出てきたロドニー・ソイアロが先発で7番に入ります。
このようにほぼ最強メンバーになったウエリントンですが、先週のタラナキ戦ではそのデフェンスが良くなくてゲーム終了5分前まではその勝利に不安なところがあったのは確かです。マアア・ノムもよくそのアタックを止められないところがあったのでWingに戻されています。
サウスランドは先週のゲームが今季最高の攻撃ラグビーを見せたものと言われていますが、それがこのゲームでも見せられるでしょうか?ボールをどんどん繋げられれば面白い内容になりそうに思えます。また誰かShinbinで人数を減らさないようにして欲しいのですが、個人的にはやはりこのサウスランドにはがんばって欲しいところです。
ウェリントン
15;コーリー・ジェーン, 14; マアア・ノム, 13;タマティ・エリソン,
12;タネ・トゥイポロウトゥ,11;ホセ・ギア ,10;ピリ・ウィープ (c),
9;Alby Matthewson、8;ト-マス・ワードローム,7; ロドニー・ソイアロ,
6;クリス・マソエ, 5;ジェレミー・トラッシュ,4;ロス・フィリポ,
3;ジョン・シュワルガー, 2; Dane Coles, 1;ニーミア・ティアラタ
16; Ged Robinson, 17; Jacob Ellison, 18; Tim Fairbrother,
19; Api Naikatini, 20; SergeLilo,
21; DanielKirkpatrick, 22; コンラッド・スミス
サウスランド
15; Robbie Robinson, 14;マット・サンダース , 13;Kendrick Lynn,
12;ジェイソン・カワウ,11; Pehi Te Whare, 10;ブレアー・スチュアート,
9;ジミー・コーワン ,8; David Hall, 7;ティム・ボーイ, 6; Dion Bates,
5;ホーアミ・マクドナルド,4;Josh Bekhuis,
3;クリス・キング,2;Jason Rutledge, 1;ジェイミー・マッキントッシュ
16; MattHolloway, 17; FaiMika, 18; DanielRamsay,
19; JohnHardie, 20; ScottCowan, 21; MarkWells,
22; WillieRickards
10/18(土) カンタベリー VS ホークスベイ
カンタベリーにはリチャード・マッコウが先発で戻ってきてます。これでまたそのブレイクダウンには太刀打ちできないようになりそうです。ホークスベイはもしかしたらそのブレイクダウンを避けてキックでどんどんラインアウト狙いに来るかもしれません。
ホークスベイのフッカーHikawera Elliottは恐らく今度の北半球遠征にも召集されそうですが、今季のNZカップリーグ戦の中では一番そのスローインが安定しています。11ゲーム中ノットストレイトのスローはたったの2回で、自ら投げ入れたボールの獲得率は80%以上というからすごいものです。
ただそのボールをホークスベイが保持することがどこまで出来るか?カンタベリーのデフェンスはとても強力で一度止められたら瞬く間にマッコウなどにボールを奪われそうです。
世間一般には人気チームのカンタベリーが勝って当たり前みたいに思われていますが、そのゲームではみんなひそかにホークスベイを応援していると思います。このホークスベイは05年までは2部リーグに所属していたチームで06年から1部リーグ参加チームがそれまで10チームだったのが14チームに拡大された際に上がってきたチームでその年は総合で9位でしたが、次の年の昨年にはこの準決勝まで残りどんどん強くなっていっているチームです。
その1部に上がってからチームを支えてきたダニー・リーはこのゲームが最後になるかもしれません。負ければイングランドへの移籍が決まっているのですが、今の調子は絶対的にNZ国内No.1ハーフバックと言ってもいいと思います。彼は過去オタゴに所属していたことがあってその際にはオールブラックスにも選ばれたのですが、出身地のホークスベイを率いてここまでチームを強くさせたのはすごいものです。
オタゴ時代に同時期No。1ハーフバックとしていたバイロン・カラハーがいまフランスで大活躍しているのでこのダニー・リーもそうなることでしょう。
また若手もどんどん出てきているのはこのチームの強さであってバックスは先日紹介したものがこのゲームでもどこまでがんばるか見ものですが、特に注目は前述のHikawera Elliotを含めた前列3人がオールブラックス経験者で並ぶカンタベリーフロントローとどうスクラムで向き合うかも見ものになりそうです。
カンタベリー
15;スコット・ハミルトン、14;ポール・ウィリアムス、13;ケーシー・ラウララ、
12;TimBateman,11;JamesPaterson、10;ColinSlade、
9;アンディー・エリス、8;KieranRead(C)、7;リチャード・マッコウ、
6;HaydenHopgood、5;IsaacRoss、4;MichaelPaterson
3;グレッグ・サマーベル、2;コーリー・フリン、1;ワイアット・クロケット
16;SteveFualau、17;OwenFranks、18;NasiManu、
19;ジョージ・ホワイトロック,20;TysonKeats、21;HamishGrad、
22;アダム・ホワイトロック
ホークスベイ
15; Israel Dagg,14; Jason Kupa, 13;ジェイソン・シューマーク,
12; Sam Giddens,11; Zac Guildford, 10; Matt Berquist,
9;ダニー・リー(c) 8; George Naoupu, 7; Karl Lowe,
6; マイケル・ジョンソン,5; Bryn Evans, 4; Johan Snyman,
3; Anthony Perenise,2; Hikawera Elliott,1; Faka'anaua Taumalolo
16;AshDixon、17;JoshKeys、18;MattEgan、
19;PamaPetta,20;ChrisEaton、21;AaydenClarke、
22;MarkJackman
2008年10月16日木曜日
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