イヤー面白いゲームでした。またしてもサウスランドは気合の入ったいいゲームを見せてくれました。全体的には”出来る、いける”という気持ちがみなぎっていたように思えたゲームでした。
最後には格上のウェリントンに跳ね返されたようになりましたが、後半入ってから70分までは断然サウスランドが勝ちそうな雰囲気でした。恐らく誰もが来週の決勝には進める、見に来れると思ってその球場にはあまり観客がいなかったのですが、あわやそのサポーターも今年最後のウェリントンチームの姿を見ることになりそうでした。
ゲームはサウスランドの先行から始まります。3分にペナルティーから3点とった後ウェリントンはキックオフから勢いに乗って攻め込みホセ・ギアーによるトライで7分には5-3とします。
この後この勢いのままウェリントンが得点を重ねるかなと思いきやサウスランドは今日もフォワードが強い。スクラム、ラインアウト、ラックなどで強力なところを見せます。バックスもがんばってウェリントンの動きについていたのですが、ゲーム直前にこのチームでは攻撃の要となるジェイソン・カワウが怪我をして代わりに12番に入ったWillieRickardsがラックでのペナルティーにイエローカードを出されてまたもやサウスランドは大事なところで14人になってしまいます。
それでもここは踏ん張ってその10分をペナルティー1本の3点に押さえ、その後前半はお互い攻守激しく入れ替わりながらもサスランドのほうが良く守る感じ3-11で終了します。
後半入ってスタートダッシュを掛けたのはサスランドですぐにペナルティーから10;ブレアー・スチュアートが先週のゲームからどの角度からも外していないキックを決めて6-11とします。
ウェリントンはやはりボールを持つとピリ・ウィープの視野の広いキック、どこからでもスピードの乗ったカウンターを仕掛けてくる15;コーリー・ジェーンと11;ホセ・ギア、そしてフランカー3人のパワフルなボールを持って縦に突き進んでくる攻撃がすごいのですが、サウスランドはみんなやや振り回されながらも最後には食い止めるデフェンスを見せます。特に今日もジミー・コーワンは最後の最後の相手のトライシーンには必ず絡んでくる活躍。また気合もみなぎっていました。
46分にクリス・マソエが左コーナーに飛び込んだところをわずかなところでトライを防ぐと勢いはサウスランドに流れ、ガンガンフォワードがプレッシャーを上げていきます。そして53分に待望のトライをとるのですが、そのコンバージョンを簡単に思えたのですが、ブレアー・スチュアートは外してしまいますがそれでも11-11の同点。そしてこの辺りはサスランドのイケイケ状態にウェリントンは圧倒されてかドンドンミスを出します。ラインアウトでは3回連続で自らのスローインをサスランドが奪います。そして59分にそのプレッシャーから引き起こされたペナルティーでブレアー・スチュアートが前回の帳消しをするキックを決めて11-14にします。
残り時間15分にはサウスランドの誰もが勝てる気持ちになっていたと思います。ウェリントンはしかしやっと目覚めたように攻撃に出てきます。68分にコーナーポスト下になだれ込みますがジミー・コーワンなどの腕と手によりボールを地面につくのを食い止められます。それでもサスランド陣地にとどまり連続攻撃を仕掛けます。必死に守るサスランドでしたが、ホセ・ギアーがボールを持つと10mライン付近から巧みなステップとスピードある力強い突進で鮮やかなトライをとります。
そしてこの後両軍控えをどんどん出してきますが、この差も出ました。ウエリントンの控えはフォワードに関してはサスランドのほうが強かったのですが、バックスはコンラッド・スミスが出てきてより縦のアタックが鋭くなります。サウスランドも攻撃に出なくてはならなかったのですが、出てくる控えは貧弱でデフェンスも弱い。75分にペナルティーで7点差をつけられた後78分にとどめのトライをコンラッド・スミスに奪われサスランドは撃沈してしまいました。
それでもとてもいいゲームでした。サウスランドは来期がまた楽しみになりました。そして多くのものが入ることになるハイランダーズも楽しみです。キャプテンのジェイミー・マッキントッシュはオールブラックスに選ばれるかも?
2008年10月18日土曜日
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