2008年10月25日土曜日

10/25 NZカップ決勝 ウェリントンまた優勝を逃す。

 カンタベリーがシーズン中から続けた強いデフェンスでウェリントンの攻撃を封じて4年ぶりの優勝を敵地で収めました。

 ウェリントンはゲーム直前にWingからマアア・ノムをインサイドセンターに戻して、タマティ・エリソンとポジションチェンジさせラインブレイクを狙ったようでしたが、カンタベリーのラインデフェンスは最後までとても強く、時には守りながら攻めあがって陣地を奪いウェリントンの猛攻を跳ね返し続けました。

 またカンタベリーはスクラムで支配を続け、いいところでボールを奪い返したり、スクラムからのセットプレイをウェリントンの思うようにはさせませんでした。

 それでも得点から分かるようにカンタベリーが圧倒というわけではなくミスも多く何とか守り通した感じ。このゲームでの唯一のトライもわずかなチャンスをものにしての勝利で後半はいつ逆転されてもおかしくないような内容でした。

 ゲームの前半途中から雨も激しく振り出してウェリントンの連続攻撃も途中でボールをこぼしたり、パスミスなどで繋がらず、お得意のカウンターアタックも見られず、特に今日はホセ・ギアーの姿が全然見られない
ほど攻撃が押し込まれた感じでした。

 ゲーム開始から攻勢に出たのはウェリントンでしたが、前半は一本のペンルティーを決めただけで3-7で折り返します。後半も攻め続けた挙句に50分前にはもう一つペナルティーを得て6-7とします。しかしここからカンタベリーのデフェンスとスクラムはより力を増してウェリントンのいろいろなアタックを最後の最後には見事に食い止めます。それでも60分にはウェリントンが待望のペナルティーを得ますがここまで順調に蹴っていたピリ・ウィープの右側、カンタベリー陣地内10m付近からのキックはわずかにポールの外に外れます。

 その後もウェリントンの攻撃をカンタベリーが食い止め続けてウェリントンにはドロップゴールを狙えるようなところまでにもさせません。そしてボールを奪うと時間を掛けて敵地に入り込み自陣でペナルティーなども犯すことなく逃げ切った勝利でした。ウェリントンの選手にとってはすごくガッカリな内容となりました。

 ウェリントン 6-7 カンタベリー
 (前半3-7)

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