2008年11月5日水曜日

11/5 対スコットランド戦の先発オールブラックス

 香港でのゲームを終えた後その翌日の早朝にイギリスに飛び、その4カ国と対戦するグランドスラムツアーの初戦スコットランドに到着した火曜日の夜にはまたもやもうその先発布陣が発表されました。香港戦とはガラッと入れ替えた布陣になって結構ビックリもんです。

 恐らく後半に戦うウェールズ、イングランド戦に照準をあわせてゲーム感覚をここで蓄えさせるかのような布陣で新人3人を含む、香港戦から12人も変更となりました。

 キャプテンのリチャード・マッコウ、誰もがそのプレイを見てみたいダニエル・カーターでさえベンチに下げれて、全く新しいオールブラックスといった感じです。

 香港戦での先発から残ったのはアリ・ウィリアムス、ステファン・ドナルド、イサイア・トエアバの3人。ドナルドは香港戦でのきついプレッシャーからあまり実力を発揮出来なかったのでここでもう一度チャンスが与えられた様子。逆にその香港戦で大活躍から最優秀選手にも選ばれたトエアバはムレアイーナがこの後のゲームからチームに合流するのでそれまでに今のこのポジションを確保する為には絶好のチャンスとなるでしょう。

 香港戦で途中ベンチから出てきたものがマアア・ノム、ピリ・ウィープ、アンソニー・ボリックでノム、ウィープには心配はご無用みたいですが、アンソニー・ボリックも香港戦ではとてもよくて成長の後がしっかり見られて来期からも十分信頼できそうに思えたのでこのゲームでも期待できると思います。

 新人としてこのゲームからオールブラックスデビューを図る3人はそれぞれNZ国内リーグ戦での各所属チームのキャプテンをそれぞれ務めたものでこれからのABレギュラー入りを狙うチャンスです。特に注目はこの新人二人が含まれるバックロー3人の体制は全く新しいものなのでゲームの勝敗を握る部分となりそうです。ばらばらでかみ合わないものになるかそれとも3人が3人とも皆疲れ知らずの80分間動き回ることでガンガン得点に絡む姿が見られるかどちらかになりそうと思っています。

 そしてキャプテンにはケビン・メアラムが務める。最近彼がハカの先導を仕切っていましたが、ついに栄誉あるABキャプテンなりました。彼はAB歴代キャプテンとしてサモア系の者としては4人目のものとなりました。(タナ・ウーマンガ、ジェリー・コリンズ、ロドニー・ソイアロに次ぐ)彼は香港戦で足首を痛めたアンドリュー・ホーに代わりこの遠征では第1フッカーに戻ったことにもなります。

 他のメンバーとしてはベンチの者も含めて今後のゲームに向けて国際ゲームの感覚を取り戻さなければならない者ばかりです。ジョン・アフォア、ジョー・ロコソコ、リチャード・カフイ、アンソニー・トウィトゥバキなどは怪我から復帰もしくは久しぶりの本格的ゲーム、ベンチのものもコーリー・フリン、ロス・フィリポ、アンディー・エリスなどはこのゲームで途中必ず出てきてゲームに慣らすことがされると思われます。

 こう書くとオールブラックスにとってこのゲームは練習試合、調整試合みたいに思われますが、本人にとってはチーム内でのポジション争いが熾烈のなのでそれに勝ち残る為の絶好のチャンスを与えられことで、またこれまで負けたことのないスコットランド相手なのでより気の抜けないゲームを行うと思います。
 
対スコットランド戦 オールブラックス

 1;ジェイミー・マッキントッシュ、2;ケビン・メアラム、3;ジョン・アフォア、
4;アンソニー・ボリック、5;アリ・ウィリアムス、6;キエラン・リード、
7;アダム・トンプソン、8;リーマ・・メッサム、

 9;ピリ・ウィープ、10;ステファン・ドナルド、11;ジョ-・ロコソコ、
12;マアア・ノム、13;リチャード・カフイ、14;アンソニー・トウィトゥバキ、
15;イサイア・トエアバ

 16;コーリー・フリン、17;ニーミア・ティアラタ、18;ロス・フィリポ、
19;リチャード・マッコウ、20;アンディー・エリス、21;ダニエル・カーター
22;コーリー・ジェーン

0 件のコメント: