今週末から恒例の南半球各国代表がヨーロッパに赴くテストマッチが1ヶ月ほど続きます。各国とも昨年のワールドカップ後の世代交代の時期に入っていて2011年の次期ワールドカップに向けての本当にいいテストとなるツアーだと思います。
オールブラックスはそのヨーロッパ遠征としては最初に格下のスコットランドと当たるのは1ヶ月の中で6ゲームこなす過密スケジュールにおいては好都合でしょう。
だからオールブラックスのメンバーは誰が見ても2軍的、新人の出来を見るゲームとして捕らえられます。だから弱いか?と聞かれたらメンバーの素性を知っている人なら大丈夫、強いと言えるでしょう。
これに対してスコットランドはいいチャンスとばかりに歴史的1勝を目指してきそうです。これまで両軍の戦いは103年間の間に26回行われてオールブラックスは無敗(引き分けは2回)を続けています。
また来月には次期NZワールドカップでの予選グループ分けが行われるのですが、すでにシード国として出場は決まっているスコットランドも現在9位のワールドランクをベスト8以内に入れれば強豪ひしめくグループからは逃れることが出来ます。このためにはこのオールブラックス戦か次週の南アフリカ戦のどちらかに勝てればチャンスが生まれるのでこれはやはり今週のオールブラックス相手のほうがまだ楽でしょう。
そういったことでスコットランドは今現在使える選手としてはベストのメンバーでやってきそうです。オールブラックスのフォワードは1、4、6、7、8がほとんど新人ということに対してスコットランドは4,6,8に皆50キャップ以上のベテランを戻してきました。このフォワードのコーチは元オールブラックスのMikeBrewerで,NZのフォーワード事情を知っている彼によるとマッコウに代わり7番には入るアダム・トンプソンはねらい目ということみたいです。
そしてバックスには6月のアルゼンチン戦で勝った時に活躍した若手を起用していますがベテランとしてまた重要な得点源であるキッカーのChrisPatersonをフルバックに入れているのは見所になると思います。そしてキャプテンはハーフバックのMikeBlairで彼は今年のIRB年間最優秀選手候補にダニエル・カーターと共に上がっていてこのゲームでも活躍が期待されます。
ゲームはヨーロッパでの11/8(土)夕方開始となるのでNZ、日本では日曜日の早朝となります。
スコットランド
1;AllanJacobson、2;RossFord、3;EuanMurray、
4;NathanHines、5;JimHamilton、6;JasonWhite、
7;JohnBarclay、8;SimonTaylor、
9;MikeBlair(C)、10;PhilGoodman、11;SeanLamont、
12;Nick de Luca、13;BenCaines、14;ThomEvans、
15;ChrisPaterson
2008年11月7日金曜日
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