2008年12月4日木曜日

12/4 ワールドカップ組み合わせとバーバリアンズ戦観戦記

 先ほどまでラグビー世界選抜であるバーバリアンズとオーストラリアの対戦を見ていました。なかなか面白い内容でした。結果は最後の78分にオーストラリアがトライをとって11-18で逃げ切ったゲームでした。

 バーバリアンズは主に南アフリカ選手が中心のチームでしたが、キャプテンはリチャード・マッコウ、NZラグビーを引退したジェリー・コリンズが6番、No.8に南アフリカのスコット・バーガーという豪華なフランカー陣。これに対してオーストラリアはこの日最優秀選手となったジョージ・スミスが孤軍奮闘といった感じ。

 ジェリー・コリンズをはじめまだまだ現役代表でも十分働けるような顔ぶれがバーバリアンズには見られました。コリンズの強力デフェンス、タックルはまだ健在。前半フルバックに入った34歳のパーシー・モンゴメリーはまだまだ鋭い動きを見せて日本のどこかクラブが買ったらいいのにと思いました。また後半59分からジョージ・グレガンが出てきて旧友と対戦しましたが、彼もまだまだ動けますね。

 バーバリアンズは圧倒的勢いで攻め続け、これにオーストラリアがタックルに次ぐタックルで応戦(53分の段階でバーバリアンズのタックル数56に対してオーストラリアは102)、そしてわずかなチャンスをものにして自陣からボールを繋いで2本のトライで逃げ切ったような内容でしたが、モートロック、マット・ギットウを欠く布陣でも来期から期待できそうな若手の活躍がオーストラリアにはやたら目立ちました。

 特に18歳で代表デビューして今だ19歳のフルバックで先発したジェイムス・オコーナーは攻守に素晴らしい素質を見せました。キッカーとしても十分通用しそうで、来年からはかなり要注意選手になりそうです。


 また今週頭に2011年NZで行われるワールドカップの予選リーグの組み合わせが発表されましたが、オールブラックスはA組みでフランスと同じ組。ちょっといやな思いが過ぎりましたが、良く考えたら予選リーグで同じ組なら決勝まではフランスとは当たらないのでこれまでのイヤな経験は次回は繰り返さない確立が高まったと見れるでしょう。

 今の勢力図から見るとB組みとD組みは面白そうですね。日本は恐らくA組みに入れるだろうと言われていますが、オールブラックスとの対戦がまた見れるわけですね。次回は記録的得点差がつかないようにがんばって欲しいのですが、実際全力で立ち向かうのはトンガとカナダかUSAになりそうですが予選2勝を上げることが出来るでしょうか?今から日程のことを考えて心配になったりしてますが、もしNZ、フランス戦が先に行われたりしたら主力に怪我人が出ないことを願うばかりです。本当に一流の選手は激しいゲームの中で活躍しながらも怪我をしないというのがつくづくすごいと思います。

 2011 ラグビーワールドカップ予選リーグ組み合わせ
A組み=NZ、フランス、トンガ、南北アメリカ1位、アジア1位
B組み=アルゼンチン、イングランド、スコットランド、ヨーロッパ1位、プレイオフ勝者
C組み=オーストラリア、アイルランド、イタリア、ヨーロッパ2位、南北アメリカ2位
D組み=南アフリカ、ウェ-ルズ、フィージー、オセアニア1位、アフリカ1位

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