クルセイダーズはこのゲームに主力の3人を怪我で失っています。まず最も重要なのがリチャード・マッコウで彼は先週のゲーム中にシオネラ・ウアキと衝突して脳震盪を起こしていたそうで、その後の回復経過は順調らしいのですが、彼はこれまで02’と06’年2度にわたり大きな偏頭痛障害に見舞われた経歴があるのでここは大事をとってこのゲームには出てこないとのことです。
また同じく先週のゲームでブラッド・ソーンがかかとを、レオン・マクドナルドが肩の関節を痛めてこの二人は回復、復帰がいつになるかは分からない常態。
だからこのブランビーズ戦ではかなり若手がそろった、まるでカンタベリーのチームみたいになっています。キャプテンはそのカンタベリーを昨年優勝に導いたキエラン・リードでマッコウの代わりに個人的には大いに期待しているジョージ・ホワイトロック、ブラッド・ソーンの代わりはアイザック・ロス、そしてフルバックにはステファン・ブレッドが入ります。
これによりこのゲームも10番はコリン・スレイドとなりこのゲームでも真価が問われます。
先週のチーフス戦はクルセイダーズの初戦に見られがちなミスが多いゲームでした。それでも最後は逃げ切ったゲームとなりましたが、タックルミスは20、ハンドリングエラーは15とこれでよく勝てたなと言った結果でした。お互いハイスピードのゲームだったのでそのミスはあまり目立たなかったように思えたのですが、このブランビーズ戦でタックルミスを繰り返すとすぐにトライを許すと思います。この辺りをどこまで修正してこれるか?
またコリン・スレイドは無難なゲームだったと思いますが、このブランビーズ戦はかなりプレッシャーがかかりそうです。これを補うのにアンディー・エリスがどこまでボールを彼に素早く出していけるか?彼は先週のチーフス戦ではとてもいい動きだったと思います。
また先週で最も目立った選手はケーシー・ラウララでは無かったでしょうか?このポジションはどこも強力な選手をそろえていますが、今年オールブラックス復帰を賭けどんどん活躍して欲しいところです。しかしここのマッチアップはモートロックとシュレークーパーというワラビーズペアーですからどこまで彼らを止められるか見ものです。
そのブランビーズはモートロック、アシュレークーパーそしてフルバックのマーク・ジェラードという活躍すべきものがしっかりトライを取ってハイランダーズ戦をものにしてますが、この辺りが今週も要注意でしょう。
マーク・ジェラードの上手いキックで敵地に入り、どんどんテリトリーを奪って常に相手にプレッシャーをかける攻撃はこのゲームでも見られるでしょう。ブレイクダウンではジョージ・スミスがまだまだ上手いところを見せつけボール保持も強い。そして意外と10番のChristianLeallifanoは落ち着いた上手いプレーを見せます。彼とコリン・スレイドは06’の19歳以下ワールドカップでお互い代表の10番で戦っている仲ということですが、どちらが成長しているかもこのゲームで分かりそうです。
それにしても何故にNZチームの主力、特に昨年のオールブラックスばかりが続々と怪我で戦列から離れていくのでしょう。ブランビーズ、そしてワラターズなどは先週のメンバーとほとんど変わっていないのに、このゲームでもクルセイダーズの中から誰か倒れるかもしれません。
ブランビーズ
15;マーク・ジェラード、14;クライド・ロスボーン、13;アダム・アシュレークーパー
12;スターリング・モートロック、11;FrancisFainlfo、10;ChristianLeallifano、
9;PatrickPhibbs
8;ステファン・ホールス(C)、7;ジョージ・スミス、6;JulianSalvi
5;マーク・チゾルム、4;BenHand、3;ガイ・シェファードソン、
2;ステファン・モーアー、1;NicHenderson
クルセイダ-ズ
15;ステファン・ブレット、14;JaredPayne、13;ケーシー・ラウララ
12;ティム・ベイトマン、11;KadePoki、10;コリン・スレイド、9;アンディー・エリス
8;トーマス・ワードローム、7;ジョージ・ホワイトロック、6;キエラン・リード(C)
5;ロス・フィリポ、4;アイザック・ロス、3;ベン・フランクス、2;コリー・フリン、1;ワイアット・クロケット
16;ジェイソン・マクドナルド、17;BronsonMurray、18;マイケル・パターソン、
19;NasiManu、20;KahnFotuali’i、21;RyanCrotty、
22;アダム・ホワイトロック
2009年2月19日木曜日
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