2009年2月6日金曜日

2/6 09’スーパー14 AUSチームの見所 ワラターズ、レッズ編

 オーストラリアチームは今年もあまり突出してNZチームの脅威になりそうには思えないのですが、ワラターズが昨年準優勝ということで今年こそは優勝を狙いたいと言うことが最大の感心になるでしょう。
 但しどこのチームも監督が変わったり、チームメンバーがかなり変わったり、そしてチームメンバーから監督の仕事に不信感が募っているチームがあったりしてあまり先行き明るいところが無かったりします。
 明るい材料はどこのチームにも活きのいい若手が(20歳前後の者ばかり)続々と頭角を現していることで今年のワラビーズにその辺りがどこまでどれだけ入るかが楽しみな年でもあります。

 ワラターズ
 昨年は準優勝になってその経験が今年は行かせるか?恐らく決勝をホームゲームで戦えることが出来るようなら優勝も夢ではないでしょう。昨年まで5年間チームを率いていた監督が代わりましたが、新たな体勢もその育ってきている人材を更に伸ばすことが期待出来るコーチ陣で固められています。

 オーストラリア代表としてこのチームには大半の16人が存在することはコーチ陣が変わっても昨年までの強さは維持できるでしょう。確かにダニエル・ベッカマン、ロッキー・エルソム、デビッド・ライオン、AlKanaarなどのワラビーズ代表組みがごそっと抜けたのは大きいですが、それに変わる代表組み(ディーン・マム、フォースから移籍のScottFava、怪我でいつ出てくるかわからないけどワイクリフ・パルなど)が以前と変わらない強さを保ち、フィル・ウォーを中心に熱いフォワードの強さを今年も見せてくれるでしょう。

 バックスにはロテ・ティキリ、そして今年こそ爆発しそうなTimanaTahu以外に若手で3年目の左ウィング;LachieTurnerと19歳のセンターRobHorneの二人は今後の代表確定組みなので注目必要です。心配なのは10番が誰に来るか昨年はKurtleyBealeが最後までそのポジションで出てましたが、誰もがそのデフェンスとキックに信用を置かない。またフルバックのサム・ノートンナイトもいまいち信用性にかけるところがあります。この二人の、もしくは新たに他の誰かを信用できるキッカーに育て上げることが出来るかどうかがオーストラリア代表では最多キャップを誇る元フルバックのマシュー・バーグが今年このチームのバックスコーチになった最大の理由だと思います。

 レッズ
 このチームは今年も下位に低迷しそうですが、対戦してみて最も負かすことが難しいと言われるチームです。NZのチーフスと同じくそのデフェンスに問題がありますが、攻撃はすごいものです。

 但し今年は18人ものメンバーが昨年から抜けて、その中にはベテランのジョン・ロー、そしてこのチームの攻撃の要だったクリス・レイザンがいなくなったことから新たな発展途上の年になりそうです。

 この中で注目すべきは今年のキャプテンに指名されたベリック・バーンズと20歳で昨年オーストラリア代表に選ばれたQuadeCooperのコンビが作り出すゲームは他のオーストラリアチームより面白いものになりそうです。
 
 またNZのブルースからダニエル・ブレイドとハイランダーズからEzraTaylorが移籍していてどこまで活躍するかも注目材料です。

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