2009年2月7日土曜日

2/7 09’スーパー14 南アチームの見所 シャークス編

今年の南アフリカチームは5/30から始まる大英帝国連合代表のライオンズがやってくることから一生に一度のチャンスとばかりにそのゲームに出る為に昨年は海外クラブに移籍していたものが戻ってきたり、一旦は怪我で引退したものなどが戻ってきていて、海外に移籍していくものは減ってどのチームも選手層が厚くなっているようです。

 また今年はシャークス以外2-3年目の監督の下実績を上げていきそうですし、シャークスの監督は今年になってカリーカップでチームを優勝に導いています。

 今年はこのスーパー14を弾みにしてライオンズ戦、その後のトライネーネーションまで南アフリカラグビー界は熱く盛り上がりそうです。

 シャークス
 今年もシャークスは南アフリカチームの中では優勝候補筆頭でしょう。昨年は一つの引き分けを挟んで6連勝の後一旦は首位に立ちながら結果的に3位となりセミファイナルではアウェイのゲームで決勝には届かなかった。その後監督が代わり新たに就いた監督の元それまでのバックスからガンガン攻め立てるスタイルを変更してフォワードが前面に出てブレイクダウンでボールを奪いバックスに回すスタイルでカリーカップを12年ぶりに勝ち取りました。その勢いそのままこのスーパー14にも乗り込んできそうです。

 すでにこのチームからは16人の現役スプリングボックスがいますが、新たな若手もどんどん出てきています。ここの養成学校はもう世界的に有名になっていますが、今年も新たに代表に入るような逸材が出てくるかもしれません。

 その養成学校出身の若手バックス陣も今年は爆発しそうです。昨年フランスからやってきたミシェラクは膝の故障ですでに仏へ戻っていますが、この10番のポジションを状況にあわせてフランシス・ステインとライアン・ピノーを使い分けているようで、二人とも12番とハーフバックのポジションも上手く使い分けているようです。他のAdrianJacobs、OdwaNdungane、JPピーターソンもまだまだ成長しそう。

 ベテランももちろんしっかりそろっていてまずフォワード前列は皆が現役強力スプリングボックス。今年はライオンズ戦があるのでフランスには行かずこのチームに居残ったスプリングボックスキャプテンのジョン・スミットはBismarck du Plessisの調子がいいのでフッカーから以前のポジションプロップに戻っています。

 ロックにはこのチームを率いるJohannMullerがいて、No.8には強力ブレイクマシーンのRyanKankowskiがいます。

 日程的には前半アウェイが続き後半ほとんど地元でのゲームとなっていてこれがこのチームには最適と言われています。昨年のように開幕から連勝をすることは難しそうですが、アウェイでは昨年よりは楽な取り組み。まして2月、3月の蒸し暑いDURBANを離れて快適な気候に戻る3月下旬からホームゲームが続くことはいいかもしれません。このチームもやはりホームではめったに負けません。今年は後半にそのホームで昨年セミファイナルに入ったハリケーンズ、クルセイダーズ、ワラターズそして最後にブルズと戦うことになり、シーズン後半にかけてどんどん盛り上がりそうな感じです。ただ一つ不安なのは11週目までお休みが無くそこまで怪我人が出ないか?モチベーションが維持できるかどうか監督の手腕が見ものになります。

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