今週のゲームがすべて終わってシャークスが少し抜け出た感じになり、他の順位も変動があります。この後6週間の間にまだまだベスト4への順位は変動しそうです。
上位にいるシャークス、チーフス、ワラターズ、そしてクルセイダーズは来週、再来週とお休みになるのでその間にブルズやハリケーンズ、ハイランダーズまでも上位に上がってくるチャンスはあります。
また上位のチーム同士の対戦が後半は続くことになるのでまだまだこのスーパー14は面白くなりそうです。昨年のベスト4には3敗するのがボーダーライン的でしたが、今年はもっと混戦になりそうで4敗してもベスト4入りが出来そうなのでますますボーナスポイントを取ることが重要視されそうです。
クルセイダーズ 16-13 ブルズ
クルセイダーズはまた耐えて凌いで何とか逃げ勝ちました。お互いミスの多いゲームでクルセイダーズのエラーが16に対してブルズも13、しかもブルズのほうに結構手痛いエラーが目だってクルセイダーズを倒せなかったゲームに思えました。
けれどしっかり4点差以下での負けに持ち込みボーナスポイントを1点加えて何とか4位のポジションをキープしたブルズでしたが、怪我から戻ってきたハバナやマットフィールドはまだ本調子で無い感じであまりこのゲームではその姿が目立つことはありませんでした。この後この主力がまた調子を上げていったらチームとしてもかなり手ごわいものになるでしょう。
クルセイダーズはまたデフェンスをしっかり引いて、相手にプレッシャーをかけ続けミスを誘って持ちこたえたような感じ。相変わらずステファン・ブレッドのキックプレイには不安定でこのゲームではレオン・マクドナルドが一人ベテランらしい働きでアタックの主役になっていました。
その攻撃で期待された怪我から復帰のケーシー・ラウララはゲーム開始からすぐにまたもや同じところになる腕を骨折して今季はもうゲームには出られなくなり、レオン・マクドナルドも後半終了間近に肩を痛め来週はこのチームお休みになるからいいけどやっと5位まで上がってきたのにその先は少し暗い影が漂います。
チーフス 36-29 ライオンズ
やはりライオンズは決して弱いチームではないことが良く分かったようなゲームで、期待していたチーフスの攻撃も最後は持ち直しましたがちょっと不発気味で、おかげで非常に見ていてハラハラどきどきの内容でした。
ライオンズは10;アンドレ・プレトリアスのキックプレイが冴え、デフェンスも非常に硬く6分に先行トライをとった後チーフスの早い攻めを封じ込め、前半は予想外の10-22と3トライ+1ドロップゴールとって折り返します。
後半入ってもライオンズのラインデフェンスをチーフスのアタックは突破できず、この日シティバツが怪我で出てないところに期待されたレリア・マサガも45分には足首を痛めてベンチに下がってしまいます。
それでもチーフスは波状攻撃をかけて、前半までにラックでの行為に何度も注意を与えられていたライオンズ側に51分イエロカードが出されます。これで1人少なくなったライオンズデフェンスを崩して点を撮りに行った矢先になんとライオンズ陣地22mでパスをきれいにインターセプトされて逆に追加点を与えてしまいます。
それで10-29となってどうしても相手が14人の間に得点を取りたいチーフスは何とかやっとのことで59分に右隅にトライを取り。またステファン・ドナルドのキックも見事なまでに決まり17-29の2トライ範囲に持ち込みます。
この後ライオンズは2トライ以上の差をつけるためドロップゴール狙いのラック&モールで攻め立てます。そしてドロップゴールより楽に思えた位置でチーフスがペナルティーを犯してくれたのでプレトリアスには楽に思えたキックをなんと彼は外してしまいます。
これでなんだか流れが変わったみたいになり、62分以降はどんどんチーフスのいいところが出てきてボールは繋がる、フォワードがガンガンボールを持ってラインに突進、前進していく、キックプレイへの集散も素早くあれよあれよと65分に、そして69分にこの日4つ目となるトライを取ってあっさり逆転。あれだけ心配していたのが無駄に思えるぐらいチーフスの攻撃が爆発して73分にはとどめのトライを取り36-29で勝ちを収めています。
チーフスはこれで3敗ながらもポイントでは2位に上がりました。しかし来週はお休みなので順位は来週には下がりそうですが、それでもその後のゲームからでも今季まだまだその攻撃力でベスト4入りは期待できそうです。
シャークス 33-17 ハリケーンズ
シャークスの硬い守りと上手い攻めとハリケーンズのミスで46000人も入ったサポーターは大変満足のゲームだったことでしょう。NZサポーターにとってはかなりフラストレーションが溜まる内容でした。
ゲーム開始はハリケーンズも良くて15分には一つトライを取って3-10としたのですが、また悪いことにその後はペナルティーを奮発して前半は9-10で折り返します。
それでもアタックは圧倒的にハリケーンズのほうが強かったので後半期待できたのですが、後半入って2本連続でトライを取られます。一本はシャークス陣地に蹴りだしたボールをハリケーンズの誰もがカバーせずにラインアウトに備えようとしている隙を突いてクイックスローから独走トライを許し、47分の2本目のトライはシャークスのお得意芸になりつつある相手のミスを誘うアタック=ハイキックボールを敵陣深くあげて
攻め込むのが的を得てフランシス・ステインがトライを取り23-10とします。
その後50分過ぎからはハリケーンズの猛攻が始まるのですが、シャークスのデフェンスは非常にしつこく硬い。上手い。22m内まではかなりあっさりと入り込めるのですが、ゴール前のわずか1m、50cm、10cmが非常に遠い。何度も何度も壁にぶち当たって隙間を探りますが破れない。そして最後にはボールを奪われ、大きくキックで陣地を引き戻される。
やっとのことで67分に右隅にトライを取って23-17と後1トライ取れば逆転可能範囲に持ち込みますが、この日アタック、そしてデフェンスでも大活躍のステインがこの後すぐにハリケーンズ陣地10mラインのところから鮮やかなドロップゴールを決めて安全圏の26-17にします。
このステインやはりすごいやつです。そのキックは距離が出せるので攻め込まれているときのカバーキックも有効的。そしてなんといってもハイパントが滞空時間長いものを蹴れるのでカウンターアタックにはもってこいです。もちろんキック以外に走らせてもとても強いし、デフェンスも上手くて硬い。
最後の止めとなったトライもこのステインがあげたとても高いハイパントからのカウンターアタックでした。
ハリケーンズには来週からのゲームでは何とか持ち直して欲しい思いです。
2009年4月5日日曜日
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