けれどこの順位は来週のシリーズ最終戦の結果まで分からなくて、来週はまたそのベスト4への生き残りを掛けた直接対決も残しています。とりあえず今週終わって7位までのチームが来週のゲーム次第でベスト4入りも残されているようになりましたが、来週のゲームでレッズと当たるハリケーンズはほぼ確定で、シャークスと当たるブルズも今週で42ポイントまで達しているので来週シャークスにアウェイで負けてもベスト4入りは出来そうです。
また最後に4位まで上がってきたクルセイダーズも来週アウェイですがブルースと当たり今週のように4トライ以上とってボーナスポイントを取れば4位以内は確実に出来ます。この状況は今週5位になったブランビーズにも言えて、もしチーフスにボーナスポイントつきの勝利を挙げられたら望みはあり、今週6,7位になったシャークス、ワラターズにとってもボーナスポイントを取って勝ち、クルセイダーズ、ブランビーズともに破れたら最後に逆転滑り込みベスト4入りが出来る可能性を残しています。
だから来週のゲームでは最後のシャークスvsブルズが終わるまでベスト4が決まらないってことにもなりそうです。クルセイダーズ、ブランビーズにとっては勝つことはもちろんのことボーナスポイントが非常に重要になります。チーフスも最後の最後に大どんでん返しで5位に転落もありますのでホームゲームでも気を緩めることは出来ません。
クルセイダーズ 32-12 レッズ
クルセイダーズは最後にやっと4位まで上がってきました。このレッズ戦ではクルセイダーズらしい勝ち方で前半にはゲームを決めました。
特にチーム全員がボールを早く、上手く回し続けて、ラックでも集散すばやく、どんどん前に進んでくるのはこのチームの勝ちパターンです。後半46分には4トライ目を上げてボーナスポイントつきの勝利を確実にしました。
けれどまだまだ最強の強さのイメージは残らず、前半にブラッド・ソーン、アイザック・ロスのロック二人が怪我で下がり、アンディー・エリスも前半で力尽きたところから後半最後に手負いのレッズに2トライを許すところはまだまだといった感じで、この日もレオン・マクドナルドが助けてくれましたが、10のステファン・ブレッドのフィールドプレイは信用性に掛けるものでした。アタックの場面で彼の最後のパスやランなどが普通にやっていればトライに結びつきそうなところで逆の意味での意表をつくグラバーキックやミスジャッジなどからチャンスを逃す場面が多かったように思えました。
恐らく来週のブルース戦はこのレッズ戦ほど簡単には行かないと思います。
チーフス 16-8 ハリケーンズ
このゲームは前評判どおりのトライの取りあいにはなりませんでしたが、まるでテストマッチのような緊張感溢れ、けどものすごい攻防がズーット続く大変面白いゲームでした。
ゲーム前に激しい雨が振り滑りやすい条件でしたが、それはお互い同じ状況で両軍ともいつものようにアタック重視。せめてせめて攻め続ける姿勢は変わらない。その中で激しいボールの奪い合いがあり、強烈なタックルがあり、素晴らしいキック、ボールキャッチが連続して見られました。
お互い主力の活躍も変わらず、ハリケーンズはマアア・ノム、コンラッド・スミス、ピリ・ウィープ、アンドリュー・ホー,スコット・ワードロームなどが、そしてチーフスはミルス・ムレアイーナ、ステファン・ドナルド、リチャード・カフイ、シオネ・ラウアキに加えてこのゲームから復帰のシティバツとレリア・マサガも期待通りの活躍が見られました。
その中でお互い弱点となったのは一人ぐらいでチーフスがハーフバックのトビー・モーランドでものすごいハリケーンズのデフェンスプレッシャーに押されて常にぎりぎりのところでプレイしている様子、またハリケーンズはキッカーとしてウィープより信頼されて10番に入ったWillieRipiaが確かに難しい距離と角度でのペナルティーキックを言い渡されましたが、前後半ともに1本ずつ外したキックはチームの負けにも大きく影響しました。
ビデオハイライトなどではなかなか分かりにくいかもしれませんが、もし前後半続けてのリプレイなどを見ることが出来ればどれだけ激しい攻防が80分間続くか、どれだけ選手の運動量がすさまじいか分かると思います。見るほうも疲れますよ。特に後半55分過ぎぐらいから70分ぐらいまでは満員になった球場のサポーターも歓声を揚げ続けていたと思います。
ブランビーズ 37-15 ブルース
ブランビーズはホームゲームということもあったかもしれませんが、サポーターにはたまらない快勝をブルースからしました。
前半は6-10とブルースが1トライとって先行して折り返したのですが、フォワードの強いところがどんどん発揮して、44分にモートロックが右隅に滑り込み、またそのサイドライン寄りのところからコンバージョンも見事に彼が決めてチームが波に乗りました。その後は50分から60分の間に連続3トライ取りゲームを決めました。
ブルースは12;イサイア・トエアバ、11;ジョー・ロコソコ、15;ルディー・ウォルフのオールブラックス組みに加えて14;レネ・レンジャーがこの日も素晴らしいアタックを見せ付けましたが、フォワード、そしてデフェンスは力が足りずちょっと情け無いゲームとなりました。
シャ-クス 12-16 ワラターズ
雨の降るなかのゲームでお互いさすがにすごい守りあいのゲームとなりましたが、ワラターズは執念ともいえるような我慢強いゲームを続けてシャークスから大事な勝利を挙げました。
お得い滑りやすい中果敢にアタックを仕掛けては強力なデフェンスにかかりボールが自陣に戻される展開が続き、前半はワラターズがトライを一つとった後ペナルティーキックでお互い得点を重ね46分までは面白いシーソーゲームでした。
そして46分過ぎからシャークスはボールを持って攻め続けるのですが、最終ラインでワラターズは踏ん張りました。60分までには本当にわずかなところで3回シャークスのトライを食い止めます。
そして60分には相手のペナルティーでこの日2度目となる逆転で12-11としましたが、その後すぐワラターズに攻め込まれそれまでしっかり守っていたフルバックのStefanTerblancheがインゴール内に転がされたボールを蹴り出そうとしたのが空振りに終わり、その隙にボールを押さえられトライを許します。このとき誰もが何があったか一瞬分からなくなりTVの解説も???状態、観客もシーンとして、ただトライを取った選手だけが大喜びといった場面になりました。StefanTerblancheにとってもチームにとっても痛恨の一瞬でした。
これがゲームを決めるトライになってその後はワラターズが守りきり逃げ切りました。シャークスにとっては苦しい状況になりました。来週はブルズに何が何でも勝たなくてはなりません。
ブルズ 29-20 チーターズ
このゲームはブルズが楽勝と思われましたが、実はチーターズがまた予想外の勝利を挙げそうでした。
50分までにはチーターズが10-20とリードていたのですが、52分にハバナのすごいアタックからトライを取り、65分にはフォワードが押し込み逆転トライとして24-20とします。
それでも4点差で一発逆転があったのですが、チ-ターズは79分に最後のアタックを自陣22m内から仕掛けるところにまたもやハバナがお得意のしかも素晴らしいパスインターセプトトライを決めます。これがブルズにとってはとても重要な4トライ目となってチームは首位に立つことになりました。
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