2009年6月17日水曜日

6/17 オールブラックスvsフランス 第2戦の見所

 先週の負けから復活できるでしょうか?フランス戦第2戦もあまり強くなるような雲行きではないのですが、何とかしてくれることを信じましょう。

 先週のゲームで前半ろっ骨の軟骨を痛めたアンドリュー・ホーと前半FrancoisTrinh-Ducがトライを上げる際に最後のタックラーとなり突っ込んでいった時すでに腕の骨を折っていたのに最後までゲームに出ていたアダム・トンプソンが、このフランス戦2戦目で出て来れなくなったので先週はベンチからだったメアラムとラティマーが先発に入り、怪我で出遅れていたコンラッド・スミスとジェロモ・カイノが回復したことにより先発に入ることになりました。

 先週の負けはメンバーどおしのコンビネーションにミスが続出したとか、そのゲームからルールが昔のものに一部戻ったことに対応できずフランスにそこを付け込まれたとか、若手が多く劣勢状況をまとめるものがいなかったからとかいろいろな言い訳が出ていますが、恐らくまだ完治までしていないと思われるカイノとスミスが戻ることはまとめ役が増えることで期待はかなり出来ます。

 けれどまだまだフランカー陣は頼れそうになさそうです。先週のリード、トンプソン、そしてリーマ・メッサムのトリオも始めてのコンビネーションで各個人的には良かったのですが、やはりフランスにブレイクダウンでは支配されました。今回のカイノ、ラティマー、リードというトリオも全く始めてのコンビになるのでどれだけいけるか未知数です。もし今回もダメならロドニー・ソイアローが来週には呼び戻されそうです。

 また控えにはクルセイダーズ、カンタベリーでのリチャード・マッコウの控えをこの2年ほど続けているジョージ・ホワイトロックがジュニア・オールブラックスから呼ばれています。彼は7番専門なのですが、さすがにスーパー14でも今年は怪我の為あまり出場回数が無かったことから考えるとこのレベルでのゲームに出てきて通用するか???です。

 フランスは先週控えからだったセバスチャン・チャバルと3;NicolasMasを先発にいれ、新たに13;MaximeMermozをセンターに入れています。この13;MaximeMermozと3;NicolasMasは先週のゲームはその前の週末にフランス国内リーグ優勝果たしたPerpignanからの選抜なので先発には出てこなかったのですが、これでフランスのメンバーは更に強くなったといってもいいと思います。

 先週のゲームでさえかなりぶつかり合いではフランスのほうが有利だったと言われているのにチャバルが出てきてフォワードのプレッシャーは更にきつくなりそうです。今回フランスのドライビングモールを押しとどめることが出来るでしょうか?フランス陣地でのラインデフェンスを破ることが出来るでしょうか?

 また、このゲームの主審は南アフリカの人ですが、オールブラックスのテストマッチでこの南アフリカの主審に当たったゲームの勝率は52.8%と記録上はスコットランド人の主審に次悪い成績を残しています。96年以降では74.1%の勝率に上がりますが、それでもまだ2番目に悪い成績になります。

 恐らく僅差の硬いテストマッチらしいゲームになると思いますが、NZのサポーターは皆、次のゲームは大量トライの快勝を期待しています。

 オールブラックス

 15;ミルス・ムレアイーナ、14;コーリー・ジェーン、13;コンラッド・スミス、
12;マアア・ノム、11;ジョー・ロコソコ、10;ステファン・ドナルド、
9;ジミー・コ-ワン

 8;キエラン・リード、7;タネラウ・ラティマー、6;ジェロモ・カイノ
5;アイザック・ロス、4;ブラッド・ソーン、
3;ニーミア・ティアラタ、2;ケビン・メアラム、1;トニー・ウッドコック 

 16;Aled de Malmanche、17;ジョン・アフォア、18;ブライアン・エバンス、
19;ジョージ・ホワイトロック、20;ピリ・ウィープ、21;ルーク・マクアリスター、
22;イサイア・トエアバ

 フランス

 15;MaximeMedard、14;VincentClerc、13;MaximeMermoz、
12;DamienTraille、11;CedricHeymans、
10;FrancoisTrinh-Duc、9;JulienDupuy

 8;LouisPicaomles、7;FulgenceOuedraogo、6;ThierryDusautoir、
5;RomanMillo-Chluski、4;セバスチャン・チャバル、
3;NicolasMas、2;WilliamServat、1;FabienBarcella

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