今週末のオールブラックスのゲームは負けはしないでしょう。それでも先週のフランス戦から7人もメンバーを変えてまた新しいコンビネーションをテストするみたいです。
このメンバー変更は来月から始まるトライネーションに向けての準備と捉えてもいいと思いますが、怪我から復帰のアリ・ウィリアムス(アキレス腱)とブレンダン・レオナルド(ハムストリングス)の二人がいきなり先発から復帰です。またルディ・ウォルフがだめになった為ジュニア・オールブラックスから上がってきて今後トライネーションでも使うことになりそうな22歳のレリア・マサガ、そしてフランス戦には呼ばれなかったワイアット・クロケットの二人がオールブラックスデビューをこのゲームで果たします。
またルーク・マクアリスターがハムストリングスを痛めたステファン・ドナルドに代わりFirst5/8に入り、同じくコンラッド・スミスも怪我気味のためイサイア・トエアバがセンターで先発します。この二人もトライネーションでどこまで使えるかのテストのゲームになるでしょう。ステファン・ドナルドが先週のゲームではそのキック成功率が低かったこともあってトライネーションではマクアリスターを10番で使うかバックスの控えで使うかのテストです。イサイア・トエアバはこのゲームで結果を出さなければ落とされるかもしれません。
変更が無かったところで注目はフランカー陣です。先週のフランス戦では初めてNo.8のポジションに入ったキエラン・リードが活躍して、このトリオで十分ブレイクダウンを支配できたのでこのままいけるかどうかのテストにもなるでしょう。
世間が注目しているのはジョー・ロコソコがこのゲームでトライを取れるかどうかです。多分大丈夫と思いますが、彼は2007年のワールドカップ以降オールブラックスとしてはトライを取っていないのです。先週のゲームでは決定的チャンスのところでミスが続いてTV解説がやたらそのことを取り上げていましたが、このゲームではそろそろきれいなダイビングトライが見られるでしょう。もしダメならシティベニ・シティバツがそろそろ肩の故障から復帰してくるし、コーリー・ジェーンに加えてジュニア・オールブラックスで活躍しているホセ・ギアーにポジションを奪われるかもしれません。
控えにはこれまた来月のトライネーションに向けての準備の為必要と思われるもの全て入れている感じです。プロップの控えを二人にしてフォワード5人、バックス2人の体制です。このイタリア戦が終わった後にそのトライネーション用の30人のオールブラックスが改めて発表されるので、このゲームに出るものはその選抜への最終アピールの場だと思っていいでしょう。
オールブラックス
15;ミルス・ムレアイーナ、14;レリア・マサガ、13;イサイア・トエアバ、
12;マアア・ノム、11;ジョー・ロコソコ、10;ルーク・マクアリスター、
9;ブレンダン・マクドナルド
8;キエラン・リード、7;タネラウ・ラティマー、6;ジェロモ・カイノ
5;アリ・ウィリアムス、4;ブラッド・ソーン、
3;ジョン・アフォア、2;ケビン・メアラム、1;ワイアット・クロケット
16;Aled de Malmanche、17;トニー・ウッドコック、
18;オーウェン・フランクス、19;アイザック・ロス、20;ジョージ・ホワイトロック、
21;ピリ・ウィープ、22;コーリー・ジェーン
2009年6月24日水曜日
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