2009年7月16日木曜日

7/16 オールブラックスvsワラビーズ 第1戦の見所

今年のトライネーション初戦となるオールブラックス対ワラビーズ両軍の先発メンバーが発表されています。いろいろと両軍共に今年は物議をかもし出す話題が多く、共に絶対的強さが見られないままシーズンが始まる感じです。それでも今年もこの両者の戦いは熱く燃えるものになるはずです。

 オールブラックスは待望のリチャード・マッコウが戻ってきました。ほかに8;ソイアロ、2;アンドリュー・ホー、そしてWingにシティバツと皆頼れるメンバーが戻ってきた感じです。けれど実際みんな一ヶ月以上ゲームから離れた後になります。皆ベテランになりますが、この辺りがワラビーズを相手のゲームで最高レベルまで実力が出せるかどうか心配なところです。

 また最後の最後に10番はステファン・ドナルドに頼るようになった様子です。6月のテストマッチではあまり良い活躍が見られなかったのですが、ハムストリングスを痛めた後予想外に早く回復したのとワイカト、チーフス、そしてこれまでの12回のテストマッチで10番をつけて出た経験値からマクアリスターにトライネーションレベルの役割を期待するのはまだギャンブルだと判断された結果のようです。この10番のポジションについては今年ズーットオールブラックスの問題になりそうです。

 また14;Wingにコーリー・ジェーンを入れているのはキックゲームに対応する為とのことですが、今年は特にこの後続く南アフリカ戦を含めてキックゲームへの対応が焦点になりそうです。ワラビーズや南アフリカのバックスはこのキックプレイに関してはオールブラックスより上手がそろっていると思います。今回のワラビーズもギットウはもちろんのこと12,14,15は皆キックプレイが上手い。これに対してコーリー・ジェーン、そして戻ってきたシティバツの活躍に期待したいところです。

 また控えにはこの後のゲームを考えて17.オーウェン・フランクス 18.ジェイソン・イートンという6月のテストマッチではトップレベルの経験値が無いに等しいものを入れているのが興味引きます。なんだかやはり照準は次の南アフリカ戦を意識しているように思えてきます。

 対するロビー・ディーン率いるワラビーズは最近突然プロ契約を破棄されたロテ・ティキリの話題が世間を騒がせましたが、今年はすでに彼のワラビーズ入りは疑問視されていて、今のオーストラリアの中では4番目ぐらいにそのWing評価がされていたので戦力的には去年からあまり低下していることは無いようです。

 それ以上に話題になっているのはティーンエイジャーのジェイムス・オコーナーが控えだけどこのトライネーション用のメンバーに選ばれていることです。彼がこのゲームでいつどこで使われるか非常に注目されています。出て来るとしたらフルバックで出てくると思いますが、バックスの先発メンバー誰かが怪我でもしない限りそのチャンスは少ないと思われます。

 またその控えはフォワード5人バックス2人体制としているのですが、フィル・ウォー、デビッド・ポコック共に7番専門なのですよね。この辺りロビー・ディーンがどのように采配してくるかとてもお面白そうです。誰を途中で下げるようにするのでしょう?

 今年の本当のラグビーテストマッチはこのゲームから始まります。

 オールブラックス

15.マリ・ムレアイーナ 14.コーリー・ジェーン 13.コンラッド・スミス
12.マアア・ノヌ 11.シティベニ・シティバツ 10.ステファン・ドナルド 
9.ジミー・コ-ワン

8.ロドニー・ソイアロ 7.リチャード・マッコウ 6.ジェロモ・カイノ 
5.アイザック・ロス 4.ブラッド・ソーン
3.ニーミア・ティアラタ 2.アンドリュー・ホー 1.トニー・ウッドコック

16.ケビン・メアラム 17.オーウェン・フランクス 18.ジェイソン・イートン
19.キエラン・リード 20.ピリ・ウィープ 21.ルーク・マクアリスター
22.ジョー・ロコソコ
 
ワラビーズ

15.アダム・アシュレー・クーパー 14.ラキー・ターナー
13.スターリング・モートロック(C)12.ベリック・バーンズ 11.ドリュー・ミッチェル
10.マット・ギットウ 9.ルーク・バージェス

8.ワイクリフ・パル 7.ジョージ・スミス 6.リチャード・ブラウン
5.ネイザン・シャープ 4.ジェイムス・ホーウィル 
3.アル・バクスター 2.ステッファン・モーアー 1.ベン・ロビンソン

16.TatafuPolota-Nau 17.BenAlexander 18.ディーン・マム
19.フィル・ウォー 20.デビッド・ポコック 21.WillGenia
22.ジェイムス・オコーナー

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