今週から14チームの中の2チームがお休みになる週が始まり、その最初のチームとなったブルズは開幕から3連勝、その3勝とも4トライ以上で付くボーナスポイント付で15ポイントとなっていたので、今週の結果ではNZチームも15ポイントを上回って首位に立てそうでしたが、どのチームも思惑通りには行かずブルズがそのままトップのまま来週からは10連戦に入ります。
今週のゲームの結果はまたYouTubeにあげられたビデオハイライトと共にお楽しみください。
チーフス 18-23 レッズ
まさかのチーフス敗退。ホームに戻ってきての初戦でしたが、またムレアイーナも休暇から戻り、シティベニ・シティバツも怪我から回復でバックス陣は最強のはずでしたが、そのバックスの歯車かみ合わず、パスミスが目立ち不発に終わった結果レッズに後半逆転を許したまま逃げ切られました。
レッズは第2戦でクルセイダーズを41-20で破っていたのは実力から来るものだったかもしれません。このゲームではキャプテンのJamesHorwell(ロック)、Wingのピーター・ハインズ、DigbyIoaneというワラビーズ3人の主力を怪我で失っているにもかかわらず、新キャプテンになったハーフバックのウィル・ギニアと10;クェイド・クーパーの活躍でチーフスにはじめ15-0と離されたにもかかわらず最後は逆転、アウェイでの勝利を収めました。
レッズは今年監督が元ワラターズの監督EwenMcKenzieに代わり、それまでアタック重視だった戦術が変わっています。また今年からの新ルールにも上手く対応、ペナルティーを取れたところからどこからでもキックで3点を取りに行く。これに答えてクーパーのキックがこの日は冴え渡り、この日のキックは全て決めました。またバックスでの勝負は避け、フォワードをうまく使い攻めます。これを上手く裁いたのがウィル・ギニアで、まるで往年のジョージ・グレガンと思わせる働き。去年までのレッズならセットプレイの後は直ぐにバックスに展開していたのがこの日は何度も何度もブレイクダウンを作る。フォワードがこのアタックで踏ん張ったのも良かったですが、最終ラインでチーフスのアタックを守りきり、逆転のトライに結びつけ、残りの時間15分もチーフスの攻撃に耐えた守備は今年のレッズの違いを象徴しているようでした。
ブランビーズ 24-13 ライオンズ
ブランビーズはこれから上がってきそうな感じがします。
クルセイダーズ 33-20 ブルーズ
リチャード・マッコウがこのゲームから先発、けれどジョージホワイト・ロックに7番は任せて、トーマスワードロームが怪我で欠場の為、No.8にキエラン・りードが入りマッコウはブラインドサイドの6番で出てきました。
クルセイダーズは今ゲームでも安定した強さを見せ付けましたが、このゲームでもペナルティーキックがたくさん見られ、ブルーズの得点は昨年までこのクルセイダーズにいたステファン・ブレッドが前半5本のペナルティーキックを全て決め16-15のクルセイダーズリードで折り返します。
後半激しい攻防の中クルセイダーズはブルースを引き離しますが3トライを取るに留まってボーナスポイントは奪えず5位のままになっています。
ワラターズ 25-21 シャークス
シャークスが今年は勝てなくて12位と低迷してしまっています。このゲームでも冷静にゲームを運べば勝てたかもしれなかったでしょう。シャークスは2つのイエローカードを出しましたが、その一つ目は誰が見ても無駄な、無意味なイエローカードでした。ワラターズもこれで勢いが出るかもしれません。
ストーマーズ 33-0 ハイランダーズ
ストーマーズ一方通行のゲームとなり、ハイランダーズはゲーム開始から押されまくり良いとこなしで沈みました。このゲームから怪我から復帰のシャック・バーガーがやはりすごい存在感を見せ付けました。
チーターズ 28-12 ハリケーンズ
今年のチーターズもやはりちょっと違う。これまた全勝していたハリケーンズを破っています。ここも今年のルール改正に伴うペナルティーからの得点を重ねていきハリケーンズに付け入る隙を与えなかったようなゲームでした。特にスクラムを支配されてペナルティーを取られ長い距離のキックを3本とられたのは痛い。その中の一本はセンターライン手前10mほどの60mキックという信じられないようなキックを決められています。どうしてこんなに南アフリカのキッカーにはロングを蹴れる選手が続々と出てくるのでしょうか?
ハリケーンズはこの遠征最初のゲームでこれまでのパターンとは少し変更して、ピリ・ウィープがキッカーとして入り、最後にこれまでの3戦第一キッカーで先発させていたウィル・リペアを出してきましたが、このゲームでのピリ・ウィープのキックが3本も外したのは痛かった。また途中マアア・ノヌが危険なタックルからイエローカードを受けましたが、恐らく今後の1-2ゲームは出場停止になりそうなので来週から続くストーマーズ、ブルズ戦はより一層苦しい戦いが強いられそうです。
2010年3月8日月曜日
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