スーパー14、12週のゲーム終了時で上位の順位には変動は無かったのですが、南アフリカ2チームがポイント差を広げた結果になりました。それを追うクルセイダーズ、レッズ、ワラターズ、ハリケーンズ、そしてブランビーズまでがポイント差3ポイントでベスト4入りを争うようになっています。
この後これらのチーム同士の直接対決が残っていますが、残り2ゲームとなった今年のスーパー14では今週のゲームの結果を見ても顕著のようにホームゲームが有利なのでどのチームもこのあと1勝1敗で行くとしたらベスト4入りにはどうしてもボーナスポイントを狙うゲームプランが主体になるでしょう。この後の試合はより激しい展開が見られそうです。
ハイランダーズ 26-10 ワラターズ
ワラターズはこのゲームを落としてベスト4入りの道のりが少し遠のいた感じです。予定外の敗北だったでしょう。
冷たい雨と強い風の吹くインバカーギルで行われたハイランダーズのホームゲーム。ハイランダーズは今季最高と言って良い内容のゲームでした。特にフォワードのスゴイ働きが随所に見られてこれこそハイランダーズのゲームといった内容でした。このまま残りのブランビーズ、レッズ戦もがんばって欲しい。
ストーマーズ 42-14 クルセイダーズ
このゲームさすがにスーパー14チームの中で1,2位を争う守りの堅いチーム同士の戦いだったので見ごたえのある、まるでテストマッチを見ているようでした。球場も4万5千人で埋まって本当に決勝戦の様相と
言って良かったでしょう。その中ストーマーズサポーターには申し分の無いゲームでした。
先行しながらもダニエル・カーターに逆転トライを許し、攻めてはクルセダーズの壁にはじき返され、ボールを奪われます。なかなか得点できずお互いテリトリーを奪う為ハイキックを多用する内容でしたが、それも無駄に思えるキックは無い内容なので見飽きることが無い。
お互い硬いデフェンスで凌ぎあうゲームではどうしてもペナルティーが決め手になるけど、ゲーム進行につれクルセイダーズにとってイライラの募る、ストーマーズサポーターに取っては気分すっきりの感じになっていきます。
クルセイダーズのフランカー陣はブレイクダウンですごい反応を見せ付けますが、主審のスチュアート・ディクソンに取ってはそれが遅延行為、オフサイド、ハイタックルに取られます。そしてやっと奪った相手のペナルティーもカーターがキックを外し、前半最後にはキエラン・リードが数回のブレイクダウンでのペナルティーからイエローカードが出されます。
前半はこのように12-7でストーマーズがわずかにリードで折り返しまが後半からはストーマーズサポーターが満喫の内容になります。まず14人のクルセイダーズの間に13;人気者のジャック・フォーリエが素晴らしいステップワークでトライを取り、その後クルセイダーズの堅い守りをどんどん崩して行き、プレッシャーをかけ続け何度も何度もゴールライン手前まで行くけどクルセイダーズに守られながらも72分にトライを取ってゲームを決めました。
クルセイダーズも後半始めにフォーリエにトライを取られてからは激しく攻め込むのですがストーマーズの守りはさすがに硬い。攻めて攻めて攻めたところで最後の一線を越えられない。ストーマーズサポーターにはこれまた見ていて堪えられない内容だったでしょう。
スト-マーズはこのままの勢いで頂点に立ってしまいそうに思えますが、このゲームでハバナが怪我で途中ベンチに下がっているのが少し不安材料で残りそうです。
ハリケーンズ 33-27 チーフス
チーフスはその先発メンバーの華やかさが無いのにも関わらず、このゲームでは本来のアタックラグビーが前面に出されて攻め合いのゲームになりました。ハリケーンズの守備がまずいのでは無くてチーフスバックスの個人技がこの日は特に前半光って、なんと前半でボーナスポイントとなる4トライを取ります。
ハリケーンズもこのチーフスの攻撃に油を注がれたように燃えて、ノヌ、コーリー・ジェーン、ホセ・ギアーなどのオールブラックス組が活躍します。特にこの日の立役者マアア・ノヌはさすがといった感じのアタックを見せつけます。前半に1トライ、そして後半には逆転に繋がる2トライを取りますが、どのトライもものすごい突破力と突進のトライでした。
しかし圧巻はお互いチームが攻めあって、相手のゴールラインまで走り回って攻め込んだところでボールを奪われ、そこからまた走って、走って相手のゴールラインまで攻め込むことが65分ぐらいから止まることなく5分ほど繰り返され見ているほうがとても疲れる場面がありました。
最後の最後にハリケーンズはボーナスポイントとなる4トライ目を終了サイレント同時にとったことによりベスト4入りの望みをかなり高めたことになりました。この攻撃力のまま残り2ゲームを続ければベスト4入りは行けそうです。
ブランビーズ 32-12 レッズ
ブランビーズはさすがにホームゲームでは負けていないレッズに対して強いゲームを見せました。
レッズはブランビーズ相手にはペナルティーを思うように取られず、後半50分にそのペナルティーから積み重ねた得点で14-12と2点差までつめましが、ブランビーズのいろんなところから攻め込むことに対して守り通すことが出来ずにその後トライを積み重なられ破れてしまいました。
ブランビーズにもわずかながらベスト4の望みは残っているのですが、少し難しい感じです。けれどあのモートロックが次のゲームぐらいから復帰できそうです。
2010年5月3日月曜日
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