2010年7月15日木曜日

7/15 オールブラックス vs 南アフリカ 第2戦の見所

 今週末ウェリントンで行われるオールブラックス対南アフリカの第2戦の両軍メンバーが発表されています。先週とは逆に今回はオールブラックスの怪我人の様子がはっきりするまでメンバー発表が火曜日から木曜日に延期されましたが、その怪我人リストに上がっていたトム・ドネリーは生き残り、他の3人は先週のメンバーから外されました。

 先発で今回選ばれた二人はジョー・ロコソコ(ハムストリングスの故障)に代わり、ノースランドでWing、ブルースでセンターが主なポジションである23歳のレネ・レンジャーが先月のウェールズ戦に控えからオールブラックスデビューして以来2度目のキャップは初先発となります。

 またジミー・コーワンが腹筋を痛めて、今回は控えに回り先発をピリ・ウィープに譲っています。そして先週控えから後半出てきたリチャード・カフイがその短い出番の間にまたもや肩を痛めてしまい、またもや当分の間ゲームに出られなくなりました。カフイは本当に怪我が多すぎます。もったいないけどこのままオールブラックス復帰が無理になるかもしれません。このカフイに代わり控えにイスラエル・ダグが22番をつけトライネーションレベルのゲームにテストされそうです。

 今回のこのメンバーで注目集めるのはなんといってもレネ・レンジャーで、今年のスーパー14では活躍するときはものすごいデフェンス、アタックを見せるけどミスも多いことから、ブルースの先発も度々外されていました。それが今回このトライネーションレベルでのデビューとなって、南アフリカからターゲットにされそうですし、ミスの犯せない舞台でどこまで監督の期待にこたえられるプレーが見せることが出来るか見所になりそうです。ジョー・ロコソコとりチャード・カフイが今週のゲームには無理そうだと分かった時点でWing専門で昨年はしっかり活躍が見られたザック・ギルフォードが練習には呼ばれていたにもかかわらず、このレンジャーが選ばれているところにも注目が集まりそうです。

 そして今週はしっかりと予定通りの火曜日にはメンバーを発表した南アフリカは意外にも2人だけの変更になりました。ひとりは先週のゲームの敗因の筆頭であるバッキー・ボッサがジミー・コーワンへのヘッドバットに対する当然の9週間ゲーム出場停止処分を受けロックに控えからベテラン;ダニー・ロッソウが4番に入り、プロップのJannie du PlessisがCJ van der Lindeに代わっています。

 リッキー・ジャニュアリーも代えられるかなと思っていましたが、上記の2人以外の変更無く先週のゲームのリベンジを見せたいようです。

 恐らくゲームプランは大きく変わらず先週は不発に終わったデフェンスタックル、セットプレイ、キックボールの精度そしてモーネ・ステインのドロップ・ゴールなどはレベルを上げてくるでしょう。そしてバッキー・ボッサのような暴挙ではないもっと当たりの激しく、プレッシャーのきつくしたゲームを目指してくるでしょう。これに対するオールブラックスが先週のような早い展開を見せることが出来るかどうか見ものになりそうです。

オールブラックス

15.マリ・ムレアイーナ、14.コーリー・ジェーン、13.コンラッド・スミス
11.レネ・レンジャー、12.マアア・ノヌ、10.ダニエル・カ-ター
9.ピリ・ウィープ

8.キエラン・リード、7.リチャード・マッコウ、 6.ジェロモ・カイノ
5.トム・ドネリー 4.ブラッド・ソーン
3.オーウェン・フランクス 2.ケビン・メアラム 1.トニー・ウッドコック

16.コーリー・フリン、17.ベン・フランクス、18.サム・ホワイトロック
19.リーマ・メッサム、20.ジミー・コーワン、21.アーロン・クルーデン 
22.イスラエル・ダグ

 南アフリカ

1.GurthroSteenkamp 2.ジョン・スミット(C) 3.CJ van der Linde
4.ダニー・ロッソウ 5.ビクター・マットフィールド
6.シャック・バーガー 7.FrancoisLouw、8.ピエアー・スピース

9.リッキィー・ジャニュアリー、10.モーネ・ステイン 12.ワイナンド・オリビエー
11.ブライアン・ハバナ 13.ジャック・フォーリエ 14.ジーン・デ・ビリエー
15.ザーン・カーシュナー

16.ChiliboyRalepelle、17.BJ Botha、18.AndriesBekker 
19.ライアン・カンコウスキー、20.ルーアン・ピエナー、21.ブッチ・ジェイムス 
22.GioAplon 
 

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