およそ1ヵ月半ほどのブレイク期間をあけて再びオールブラックスのゲームが見られます。今週末から毎年恒例の北半球遠征に出向くオールブラックス。まず初戦は香港でのブレデスローカップ戦、対ワラビーズです。
今年はこの北半球遠征はその後イングランド、スコットランド、ウェールズ、そしてアイルランドと計5戦が組まれていますが、恐らくもっともタフゲームになるでしょう。すでに今年オールブラックスはワラビーズと3戦して全て勝っているわけですが、前回は先行されたまま後半残り10分で逆転、そして逃げ切ったのですが、わずか1点差のゲームでした。この対戦どんどんワラビーズが追いついてきているような感じです。
先週の土曜日に香港へと旅立ってからも主力の選手はこのワラビーズの勢いはしっかりと受け止めているようで決して言い訳けを残すようなゲームにはしないようです。その表れかこのゲームのオールブラックスメンバーは最強パックになっています。
前回のシドニーでの対戦のとき怪我などで離れていた選手がこぞって先発で復帰しています。まずカーターがくるぶしの手術後初めての先発。そしてピリー・ウィープがこの遠征には怪我で参加していないのでジミー・コーワンが先発復帰。同じくイスラエル・ダグに代わりジョー・ロコソコ、ビクター・ビットに代わりジェロモ・カイノがそれぞれレギュラーポジションの先発に戻っています。この先発メンバー15人を見て今年のこれまでのテストマッチ、トライネーションでのゲームから考えると恐らく今年のラグビー界では世界最強の15人になるでしょう。
控えにはこの遠征から来年に掛けてそれぞれの主力のバックアップ要員と期待されるものたちが早速配置されています。この中にサニー・ビル・ウィリアムスは含まれませんでしたが、来週以降必ず出てくるのでお楽しみはしばらくお預けです。
この先発15人はカイノ、ジミー・コワーン、ロコソコぐらいがNZ国内のリーグ戦に1ゲームほど出ただけで他のメンバーは前回のゲーム(9/10)以来久しぶりのゲームとなります。ゲーム感覚に少し不安が残るようですが、これは対するワラビーズも同じことなので言い訳けにはならないでしょう。キックオフされた後は全力で動き回る姿が見られるはずです。
これに対して同じく今日発表されたワラビーズサイドはこれまたオールブラックスと同じくベストメンバーで向かってきます。しかもシドニー戦では怪我で出て来れなかったものが復帰して立ち向かうようです。
そのシドニー戦でのメンバーと代わっているのは2人だけでWINGにロキー・ターナーに代わりドリュー・ミッチェルが復帰して、プロップは今季初めて先発となるベン・アレキサンダーが6月のテストマッチで怪我をしてから久しぶりの復帰となります。
今回の香港戦でもこのワラビーズの先発メンバーで要注意なのは前回のシドニー戦で活躍が見られたフルバックのカートリー・ビールとNo.8のBenMcCalmanの若手でしょう。それにデビッド・ポコックは更に実力を挙げてきそうです。またシドニー戦では実力発揮とまでは行かなかった10.クエイド・クーパー&9.ウィル・ゲニアコンビがどのような動きを見せてくるか?そして今回復帰のドリュー・ミッチェルが良くも悪くもキーパーソンになりそうな気がしています。
ちなみにこのゲーム、実はチケット前売りがあまりと良くなく開催自体危ぶまれたほどなのですが、まだチケットは余っているようです。日本からだと香港など近いので今週末は香港にこのゲームを観戦しに行かれてもいいのではないでしょうか?
オールブラックス
15.マリ・ムレアイーナ 14.コーリー・ジェーン 13.コンラッド・スミス
11.ジョー・ロコソコ 12.マアア・ノヌ 10.ダニエル・カーター
9.ジミー・コーワン
8.キエラン・リード 7.リチャード・マッコウ 6.ジェロモ・カイノ
5.トム・ドネリー 4.ブラッド・ソーン
3.オーウェン・フランクス 2.ケビン・メアラム 1.トニー・ウッドコック
16.ヒカ・エリオット 17.ジョン・アフォア 18.サム・ホワイトロック
19.ダニエル・ブレイド 20.アルビー・マシューソン 21.ステファン・ドナルド
22.イサイア・トエアバ
オーストラリア
15.カートリー・ビール 14.ジェイムス・オコーナー 13.アダム・アシュレークーパー
11.ドリュー・ミッチェル 12、マット・ギットウ 10.クエイド・クーパー
9.ウィル・ゲニア
8.BenMcCalman 7.デビッド・ポコック 6.ロッキー・エルソム(C)
5.ネイザン・シャープ 4.マーク・チゾルム
3.ベン・アレキサンダー 2.ステファン・ムーアー 1.ベン・ロビンソン
16.SaiaFaingaa 17.JamesSlipper 18.ディーン・マム
19.リチャード・ブラウン 20.ルーク・バージェス 21.ベリック・バーンズ
22.ロキー・ターナー
2010年10月28日木曜日
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