香港でワラビーズに敗れた後イギリスに移動したオールブラックスは今週末からその大英帝国3カ国+アイルランドの4連戦が始まります。
その初戦イングランド戦の両軍先発メンバーが発表されています。オールブラックスには待望のサニー・ビル・ウィリアムスの名前がベンチではなく先発15人の中に含まれています。そのポジションは12番ではなくアウトサイドセンターの13番。ということでコンラッド・スミスと代わってマアア・ノヌとの強力、重量級コンビになります。
とりあえずこのコンビの先発というだけでこのゲームは必見の価値があるでしょう。破壊力爆発のプレイが見られるか?デフェンスに問題が出てくるか?いろいろとゲームが始まるまではこのコンビの話題が飛び交かうことになるでしょう。
SBWはこのゲームでオールブラックスデビューということになりますが、先週の香港戦と併せると今回の遠征で選抜されたものがこのゲームで一通りアンドリュー・ホー以外は全員ゲーム出場機会を与えられるような編成になりました。
先週の22名と違うのは怪我をしたコーリー・ジェーンに代わりホセ・ギアーがWingに入り、ジミー・コーワンを休ませてアルビー・マシューソンをハーフバックの先発に、その控えとしてアンディー・エリスを入れています。同じようにトム・ドネリーを休ませて先週はベンチ入りしていたサム・ホワイトロックを先発に回して控えにはアンソニー・ボリックを入れます。
そして他の控えとしてジョン・アフォアに代えベン・フランクスをプロップの控え、そしてダニエル・ブレイドに代えリーマ・メッサムをフランカーの控えに入れています。
この控えで先週のゲームでは敗戦の主要犯人扱いされているステファン・ドナルドとイサイア・トエアバはそのまま居残りベンチに入ります。けれど彼らがバックスの控えに入らなければほかに誰がいる?というところです。
対して迎え撃つイングランドはまたもやジョニー・ウィルキンソンがこの11月テストマッチの直前に肩を痛めて11月はゲームに出てこれないようになっているので興味が半減してしまっていますが、昔の善きラグビー時代のスタイルに戻ってタックルを重点に置き、ラックでは時間を掛けるデフェンシブなゲームをするようなことをここのデフェンスコーチが言及していますが、上手くいくかどうかは大いに疑問です。選手は今年の6月オーストラリアとのテストマッチで何とか1点差で逃げ切ったゲームのように早いテンポのゲームを仕掛けたいようです。
また別のデーターではこのイングランドこそオールブラックスにとってはそのデフェンスを崩してトライを量産する相手チームとなっています。昨年のイングランド戦では後半に1本だけのトライを取るだけに留まったのですが、イングランドに対して8連勝中のうち6ゲームは30点以上取り、27トライは奪っているという平均しても1ゲームに3トライ以上は取っているということです。今回のノヌ-SBWコンビの出現でこの平均獲得トライ数が減るとはどうしても思えないのは私だけでは無いでしょう。
オールブラックス
15.マリ・ムレアイーナ 14.ホセ・ギアー 13.サニー・ビル・ウィリアムス
11.ジョー・ロコソコ 12.マアア・ノヌ 10.ダニエル・カーター
9.アルビー・マシューソン
8.キエラン・リード 7.リチャード・マッコウ 6.ジェロモ・カイノ
5.サム・ホワイトロック 4.ブラッド・ソーン
3.オーウェン・フランクス 2.ケビン・メアラム 1.トニー・ウッドコック
16.ヒカ・エリオット 17.ベン・フランクス 18.アンソニー・ボリック
19.リーマ・メッサム 20.アンディー・エリス 21.ステファン・ドナルド
22.イサイア・トエアバ
イングランド
15.BenFoden 14.ChrisAshton 13.マイク・テインダル
11.マーク・クゥエト 12.ShontayneHape 10.TobyFlood
9.BenYoung
8.NickEaster 7.LewisMoody(C) 6.TomCroft
5.TomPalmer 4.CourtneyLawes
3.DanCole 2.スティーブ・トンプソン 1.アンドリュー・シェリダン
16.DylanHartley 17.DavidWilson 18.DavidAttwood
19.HendrieFourie 20.DannyCare 21.チャーリー・ハドソン
22.DelonArmitage
2010年11月4日木曜日
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