2011年6月5日日曜日

6/4 スーパーラグビー第16週の結果とNZラグビーニュース

・マッコウ残留、ムレアイーナが日本、ロコソコはフランスへ。

 先々週ダニエル・カーターに引き続きオールブラックスキャプテンのリチャード・マッコウがカーターと同じく4年契約という長期契約をNZラグビー協会と結んだことが発表されましたが、他のオールブラックスも来期の去就が発表されています。

 先日からうわさのあったオールブラックスフルバックスのミル・ムレアイーナ(30歳)がワールドカップ後は日本に行きます。NTTドコモと2年契約を結んだということが発表されました。またジョー・ロコソコはフランスへと行くことになりシティベニ・シティバツといとこ同士が来期はフランスで対戦することになるようです。そして今季は腰の故障で全く出番がなくなっていますが、ハリケーンズ、ウェリントンキャプテンを長年勤め、オールブラックスのキャプテンも何度か務めたフランカーのロドニー・ソイアロー(31)がこのスーパーラグビーシーズン終了後日本のホンダに入ることになったということです。

・ワールドカップの観戦チケット最終一般販売は7月4日から

 今年の9月からニュージーランドで開催されるラグビーワールドカップの観戦チケットは昨年からオンラインで段階的に販売されてきて今年の2月から一旦その販売が中断されていました、来月の7月4日(月)から最終的な一般販売が行われます。

 今回はこれまでと違い抽選などではなく早い者勝ちの販売。この販売されるチケットはいわゆるこれまでに売れ残ったチケットになるのですが、その数はおよそ50万枚も残っているということです。しかし今回も準決勝、決勝のチケットはこの中には含まれていません。決勝、準決勝チケットはすでに昨年までにオンライン販売でチケットを購入した人に限り抽選の権利を選択できるようになっていましたが、7月以降はこの抽選に漏れた人宛に再挑戦のチャンスが与えられ、それでも売り切れなかったら最終的にワールドカップが始まってから販売されそうです。

 今回のワールドカップでは予選リーグ含め160万枚のチケットが用意されたようですが、その中の135万枚が販売達成予想がされていました。しかしクライストチャーチの地震によりクライストチャーチでのゲームが他の球場に変わったことから払い戻しなどが多く出て、また代わりになった球場でのチケット販売が鈍ったことにより今の段階で95万枚ほどの販売はされたらしいのですが、残り50万枚ほどは今回の7月からの一般販売でも売り切れることは難しいと見られています。

 特にクライストチャーチで行われる予定だった準々決勝がオークランドのイーデンパークに代わりましたが、このチケットの販売は芳しくないようです。けれどオールブラックスが出る予選のゲームはどれもほぼ売り切れ状態とのことです。7月4日の販売時にはどのゲームのどの席が余っているかがわかるのですが、まだまだワールドカップ観戦のチャンスは残されています。

・スーパーラグビー第16週の結果

 今週はクルセイダーズがお休みでしたが、トップ6を目指す各チームの対戦ではこのクルセイダーズにとっては幸いになるようなトップチームのまさかの負けゲームが見られました。

 また、やはりブルズがワラターズを破ってこの終盤に掛けて上がってきました。この第16週が終わってプレイオフに残れる6チームにはオーストラリアチームが1、NZチームが2に対して南アフリカチームが3チーム入りました。

 残り2週でトップ6に変化は見られそうになさそうですが、その順位がその後の優勝争いには非常に重要になってきます。そして来週、再来週とこのトップ6チーム同士の対戦が続きます。来週はクルセイダーズvsブルース、ストーマーズvsブルズというBigゲームが2ゲームあります。

 ブルース 11-16 チーフス

 ここにきてチーフスのアタックが本領を発揮しました。このゲームからタナ・ウーマンガ(38歳の誕生日を迎えたばかり)が怪我から復帰、見事なカムバックのプレイを見せてくれましたが、後半アキレス腱を痛め残念ながら今シーズンはもう出て来れなくなりました。また今シーズン途中からこれまた怪我から復帰してゲームごとに調子を上げてきていたシティベニ・シティバツがこのゲームでは見事なプレイを随所に見せました。

 ブルースはこのゲームでステファン・ブレットとケビン・メアラムという主力をベンチに下げて余裕を見せた感じでしたが、常にチーフスに押され気味になってホームゲームを落としました。これで2位から3位に落ち、来週クルセイダーズに破れると5位まで落ちる可能性も出てきました。



 レッズ 14-22 ブランビーズ

 このゲームこそホームゲームでは11連勝中で首位を行くレッズがブランビーズに楽勝と思われたのがブランビーズの予想外の硬いデフェンスを破れず苦戦を強いられ、マット・ギットウがここにきて完璧なキックを見せてレッズの連勝記録をとめています。また負けは負けでも最後にギットウのペナルティーキックを決められたことにより7点差負け出もらえるボーナスポイントも取れなかったことが残り2ゲームで首位のポジションも落ちる可能性もでてきました。

 そして今年オーストラリアチームの中では最もデンジャラスなWingだったDigbyIoaneがストレッチに載せられ病院直行のタックルを受け、そしてハーフバックのウィル・ギニアも後半ふくらはぎを痛める怪我をして今後のスーパーシーズンに大きく影響しそうなゲームにもなりました。

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