2011年7月3日日曜日

7/3 スーパーラグビー 準決勝の結果とNZラグビーニュース

・あのマアア・ノヌがリコーへ行きます。

 ハリケーンズを今年で去らなければならなくなったマアア・ノヌのワールドカップ後の去就が話題になっていましたが、とりあえずニュージーランドラグビー協会とは2年間契約を結び、来期のスーパーラグビー所属チームはブルースに落ち着きました。

 そしてその2年間規約にはフレックスなチョイスも可能な契約が含まれ、それを利用し日本のリコーへとワールドカップ後から2月の来期スーパーラグビーが始まるまでの短期間移籍することになりました。これは今年オールブラックスのシーズンが10月のワールドカップで終わる事から実現したものになり、来年以降継続されるかは疑問です。

 また同じく来期の動向が気になっていたサニー・ビル・ウィリアムスもニュージーランドに留まることが決まりました。しかし地震発生地のクライストチャーチでの生活を考え、今季でオールブラックスのアシスタントコーチを辞めチーフスの監督になるワイン・スミスに連れ添うような感じでクルセイダーズからチーフスへ移籍することになりました。

 またブルースのステファン・ブレッドもトヨタに今年から入ることが発表され、フランスに移籍するルーク・マクアリスターが抜けて来期のブルースの攻撃陣はかなり変わりそうです。

 この後去就が話題になっているのはアーロン・クルーデンとピリ・ウィープ、ホセ・ギアーのハリケーンズ選手です。

 レッズ 30-13 ブルース

 レッズは過去スーパーラグビー史上最高と言われた5万人のサポーターの元デフェンスを崩さず、ブルースを粉砕しました。

 ブルースは相手のカウンターアタックを恐れてか?ステファン・ブレッドのキックプレイを封印して終始自陣からボールを展開してランニング・ラグビーで攻め立てましたが、トライまでには全く届かず、レッズのデフェンスの壁に遮られてはボールを奪われ、サポーターを喜ばせる場面が続きました。

 このゲームでは珍しくクエイド・クーパーがプレスキックでは外しまくりましたが、そのステップ技はサポーターを魅了させました。来週はこのクーパー対カーターという世界一の10番対決というのがオーストラリアでは新聞の見出しを飾るようです。本当に今年のクーパーのキック成功率や獲得ポイント数や1ゲームにおけるRunメーター数を見るとスーパーラグビーチーム内では群を抜いた成績を収めています。これにウィル・ギニアを掛け合わせ、そして2年前まで監督をしていたワラターズのような強いデフェンスチームに仕立て上げたイーウィン・マッケンジー監督の戦術を考えるとレッズは来週もかなり強そうです。



 ストーマーズ 10-29 クルセイダーズ

このゲームはストーマーズの内容がほぼブルースと同じ感じになりました。違うのは観客で埋まった球場がこのゲームでは静か過ぎるほどでした。

 前半でほぼこのゲームは決まった感じで、ストーマーズはキャプテンのシャック・バーガーが親指を痛めて前半には姿を消してしまうし、クルセイダーズの集散の早いラインデフェンスをとことん崩せないまま後半は0ポイントに押さえ込まれどんどん盛り下がっていくゲームになりました。

 さすがにデフェンスの質はレッズよりクルセイダーズのほうが断然高そうです。これが来週にはどうなるのか楽しみです。

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