2011年7月10日日曜日

7/10 スーパーラグビー 決勝の結果とNZラグビーニュース

・レッズが初優勝。クルセイダーズ力尽きました。

 5万2千113人のサポーターで埋められたブリスベンのサンコープスタジアムはWe are Reds!!の声が絶え間なく響き渡り残り2分でのクルセイダーズの反撃もかき消したように思えました。

 けれど主審のミスジャッジが無ければレッズは更に2つはトライを加えられていた内容でした。クルセイダーズはいつもよりミスが多く出たようです。これもレッズのプレッシャーきついデフェンスがなせる結果だと思いますが、クルセイダーズもしっかりしたデフェフェンスを引いていたにもかかわらずレッズのほうが1対1では上を行くように思え、トライを取ったイオアニにしろ決定的トライになったウィル・ギニアのものにしろ一人でのライン突破が引き起こしたもので、クルセイダーズはレッズのデフェンスの前にあくまでも組織的アタックを引きずり、意外性のあるプレイがこのゲームでは見られずに終わってしまった感じです。

 こんな姿がワールドカップの決勝戦でオールブラックスに乗り移らなければ良いのにとふと思ってしまいました。負けるときはこんなものでしょう。

 とりあえずクルセイダーズの長いシーズンはひとまず終わりました。彼らは今季ホーム球場が自身で失った為南アフリカ、イングランドを含めて10万kmは移動したそうです。お疲れ様でした。けれど来週から早速オールブラックスの練習が始まり、7月22日にはフィージー戦があり、その次の週からトライネーションに突入していきます。なんて辛いプロプレイヤーなのでしょう。

 レッズ 18-13 クルセイダーズ


・トライネーション用オールブラックス発表される。

 フォワード;
 プロップ;ベン・フランクス、オーウェン・フランクス、ジョン・アフォア、トニー・ウッドコック(リハビリ中)
 フッカー;ケビン・メアラム、アンドリュー・ホー、コーリー・フリン
 ロック;アリ・ウィリアムス、ブラッド・ソーン、サム・ホワイトロック、ジェレド・ホエアタ
 フランカー;キエラン・リード、リチャード・マッコウ、ジェロモ・カイノ、アダム・トンプソン、リーマ・メッサム

 バックス;
 スクラムハーフ;ジミー・コーワン、アンディー・エリス、ピリ・ウィープ、
 フライハーフ;ダニエル・カーター、コリン・スレイド
 センター;リチャード・カフイ、コンラッドスミス、サニー・ビル・ウィリアムス、マアア・ノヌ、イサイア・トエアバ(リハビリ中)
 ウィング;ホセ・ギアー(リハビリ中)、ザック・ギルフォード、
 フルバックス;ミル・ムレアイーナ、イスラエル・ダグ(リハビリ中)

 怪我からリハビリ中の4人もこのトライネーション中に回復したらゲームに起用する予定。そのリハビリ中の選手のバックアップとして
 ワイアット・クリケット、コーリー・ジェーン、シティベニ・シティバツ、ベン・スミスが併せて選ばれています。

 この中で新オールブラックスはロックのジェレド・ホエアタ(ハイランダーズ)一人だけ。また復帰組みとしては2年間のブランクを経てアリ・ウィリアムスが当然のように帰ってきました。昨年末のヨーロッパ遠征からは怪我で外されていたピリ・ウィープ、リチャード・カフイ、そしてコーリーフリンが、久しぶりの復帰がカーターの控えとして最終的にはコリン・スレイドが選ばれ、ウィングにザック・ギルフォードも久しぶりのオールブラックスです。

 今回選ばれなかったものの中には先週のレッズ戦で足を痛めたロックのアンソニー・ボリック以外にアーロン・クルーデン、ジョー・ロコソコ、アルビー・マシューソン、ビクター・ビットー、ニーミア・ティアラタ、トム・ドネリーなどがいます。

・南アフリカのトライネーション用選抜は2軍

 それにしても南アフリカはこのトライネーションには主力を出してきません。今日同じく発表されたワラビーズは本当に怪我をしているドリュー・ミッチェルやベリック・バーンズは外され、それ以外はいつもの本当の主力をこのトライネーションからつぎ込んできます。

 南アフリカのトライネーションメンバーにはブルズのモーネ・ステインとキャプテンに任命されているけど今季スーパーラグビーのシャークスでずっと控えだったジョン・スミットぐらいが残っているぐらいで21人の主力が怪我人扱いされワールドカップまで温存されるようです。

 先週までストーマーズで元気だったブライアン・ハバナやジャック・フォーリエ、ジーン・デ・ビリエ、フランソワー・ロー、アンドレ・ベッカーなどはお疲れかもしれませんが、早々とゲームの無くなったブルズなどの主力も怪我人リストに載っています。再来週のワラビーズ戦以降2戦目のオールブラックス戦から次第に主力を出していくと監督は言っていますが、前回のフランスワールドカップで優勝した時のジャック・ホワイト監督と同じことを今年もやろうとしています。これをあなたはどう思いますか??

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