2011年8月4日木曜日

8/4 オールブラックス対ワラビーズ トライネーション第3戦、ブレデスローカップ第1戦の見所

今週末にオークランドで行われるオールブラックス対オーストラリア=ワラビーズの対戦はワールドカップ前では一番盛り上がり、必見のゲームとなるでしょう。このゲームの結果がワールドカップでの戦いに直接影響するとは思えませんが、お互いワールドカップ前での相手の探りあい、そしてチーム熟成への段階時においては最高の舞台になるはずです。

 このゲームはすでにオールブラックスが勝つことがすでに決まったような報道がされていて実に25年間に掛けて今度の球場オークランドのイーデンパークではワラビーズに負け無しが続いています。けれどこの両軍のゲームでいつも見られる激戦は大いに期待できます。

 お互い南アフリカに今年のトライネーション初戦を思い通りの快勝を見せた後のゲームということでお互いともこれが本当の今年のテストマッチらしいテストマッチと見ています。このゲームでは南アフリカ戦ではあまり見られなかったデフェンスの質もお互い試されることになるでしょう。またそのデフェンスを固められたときに南アフリカ戦で見せた攻撃力がお互い見せることが出来るかが試されることになるでしょう。

 こんなゲームですが、オールブラックスはその南アフリカ戦で調子の良かったものを引っ込め、新たなテストとしてこれまでスーパー15終了後特別延長休暇を与えられていた5人と怪我から復帰したばかりのもの2人を南アフリカ戦でのメンバーから変えています。

 まず延長休暇を与えられていたケビン・メアラム(2)1オーウェン・フランクス(3)、ブラッド・ソーン(4)、キエラン・リード(8)のフォワード4人がいきなり先発で、そしてハーフバックのアンディー・エリスも延長休暇後控えで入ります。またハムストリングスを痛めていたホセ・ギアーと先々週のフィージー戦で膝を痛めたシティベニ・シティバツが先発ウィングではいります。これらは先週の南アフリカ戦で活躍が見られたフッカーのアンドリュー・ホー、ハーフバックのジミー・コーワン、そしてウィングのザック・ギルフォードとコーリー・ジェーンに代わるものです。ここに来て控えからではなくていきなり先発でこのワラビーズ戦で6人を代えてくるとは監督のグラハム・ヘンリーも強気な行動を見せたものです。

 またこれに対してワラビーズの先発は南アフリカ戦のそれとは不変できています。控えのメンバーがルーク・バージェスやロキー・ターナーなどが入り少し強力になっています。またこの先発15人は今のオーストラリアでは最強といったメンバーだと思いますが、この両軍の対決で最も最近となるのが昨年の10月30日香港で行われたブレデスローカップ戦ですが、この際ワラビーズが26-24と勝ったゲームでの先発メンバー15人では1,4,5,11,12の5人だけの変更になります。そしてこの4,5のロックはスーパー15優勝チーム;レッズのロック陣二人になり、足を怪我したドリュー・ミッチェルに代わり今一番Wingではデンジャラスなディグビー・イオアニ(11)になり、今年になってすっかり輝きのあせたマット・ギットウに代わりブランビーズのPatMcCabe(12)となっています。これに今年のスーパー15で更に進化が見られたウィル・ギニア(9)、クエイドクーパー(10)、ジェイムス・オコーナー(14)、カートリー・ビール(15)などの速さとキックゲームの上手さなどにオールブラックスのバックス陣がどのように対応していくか見ものでもあります。

 ちなみに今回のオールブラックスの先発メンバーは平均年齢では過去最高齢の29歳ということです。若いワラビーズに対して経験と力で立ち向かうオールブラックスが見られそうです。下のメンバーの括弧内の数字は年齢です。
 オールブラックス

15.マリ・ムレアイーナ(31) 14.シティベニ・シティバツ(29)
13.コンラッド・スミス(29)11.ホセ・ギアー(27)
12.マアア・ノヌ(29) 10.ダニエル・カーター(29)
9.ピリ・ウィープ(27)

8.キエラン・リード(25) 7.リチャード・マッコウ(30)
6.ジェロモ・カイノ(28)5.アリ・ウィリアムス(30)
4.ブラッド・ソーン(36)3.オーウェン・フランクス(23)
2.ケビン・メアラム(32) 1.ワイアット・クロケット(28)

 16.アンドリュー・ホー 17.ベン・フランクス 18.サム・ホワイトロック
19.アダム・トンプソン 20.アンディー・エリス 21.コリン・スレイド
22.サニー・ビル・ウィリアムス

 オーストラリア
15.カートリー・ビール 14.ジェイムス・オコーナー
13.アダム・アシュレークーパー 11.ディグビー・イオアニ
12、PatMcCabe 10.クエイド・クーパー
9.ウィル・ゲニア

8.BenMcCalman 7.デビッド・ポコック
6.ロッキー・エルソム(C)5.ジェイムス・ホロウェル
4.ロブ・シモンズ 3.ベン・アレキサンダー
2.ステファン・ムーアー 1.SekopeKepu

16.SaiaFaingaa 17.PekahouCowan
18.ダン・ベッカッマン 19.ScottHigginbotham
20.ルーク・バージェス 21.アンソニー・ファインガ
22.ロキー・ターナー

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