ワールドカップに向けての選抜30名がそれぞれ発表された後のメンバーでの今年度トライネーション決定戦オーストラリア対オールブラクックスが今週末すでにチケットが完売されたブリスベンのサンコープスタジアムで行われます。
その両軍の先発メンバーを見るとほぼベストメンバーになっています。ワールドカップ前の最後の調整に向けてもこのゲームは世界中が注目するものになるでしょう。
オーストラリア;ワラビーズは先週いち早くWC向けの選抜30名を発表しましたが、そのお披露目の日の前日南アフリカ遠征から帰った後カートリー・ビールとパブで夜更かしして一人寝坊して欠席したことによりこのゲームには契約既定から罰則として罰金と出場停止処分を受けたジェイムス・オコーナーが外されたことが今回の先発メンバーの大きな変更人事になっています。それ以外はオークランドで破れたお返しには今度のゲームは舞台もそしてメンバー的にもオールブラックスには大きな壁になりそうです。
8月6日にオークランドで30-14で負けたワラビーズの先発メンバーはそのゲームで後半ベンチから出てきて活躍が見られたものが先発に回されているのが興味あるところです。ロックのべテラン、ダン・ベッカマン、そしてオコーナーが外れてWingにアダム・アシュレークーパーを動かしたことでアンソニー・ファインガが13番で先発に入ります。そしてNo。8にはこの日のゲーム先発は久しぶりになるRadikeSamoが入りました。
そしてこのゲームから新しいワラビーズキャプテンとなったジェイムス・ホロウェルがチームを従えることになりますが、このホロウェル、そしてRadikeSamo、アンソニー・ファインガはこのブリスベンで今年のスーパー15に優勝したレッズのメンバーです。この辺りは特にサポーターからのバックアップが大きいと思われます。そしてオークランドのゲームでこれも後半出てきてその破壊力を見せ付けた20;ScottHigginbothamが恐らくこのゲームでも後半ぐらいからSamoに代わって出てきそうですが、彼もレッズ出身です。
今年のワラビーズ第一キッカーに指名されているオコーナーが欠場によってこのゲームではこの球場を地元とするクエイド・ク-パーがキッカーになると思いますが、オークランドのゲームではダニエル・カーターに対して、そしてそのプレイはデフェンスプレッシャーに封じ込まれた感じだったのですが、地元球場でのこのゲームでは真価を発揮するかもしれません。
対して2日前にワールドカップ用選抜30名を発表したばかりのオールブラックスはその選び抜かれたメンバーに加えて先週の南アフリカ戦で休ませていたメンバーをごっそり先発に戻しています。結果的にはオークランドでワラビーズを粉砕したゲームでの先発15人のうち10名が戻されています。
オークランドでのゲーム先発15人から代わっているのはプロップのトニー・ウッドコック、Wingのザック・ギルフォードとコーリー・ジェーンが大きな変更になりますが、それぞれ変更になったワイアット・クロケット、ホセ・ギアー、シティベニ・シティバツはワールドカップ要員自体から外されたものです。この辺りはそれこそワールドカップ要員に選ばれた実力をこのゲームで証明する必要があります。
そして南アフリカ戦後休養が与えられたジェロモ・カイノに代わりブラインドサイドのフランカーにアダム・トンプソンが入り、ロックのアリ・ウィリアムスがサム・ホワイトロックと先発/控えの交代がされています。いわゆるこれら以外はオークランドでワラビーズを粉砕したメンバーが戻ったことになり、そして新たにWingコンビがワールドカップ向けのよりベターなメンバーになったと思っていいでしょう。
このゲームはなんと言ってもレッズ出身メンバーが主体となるワラビーズにとっては本境地でのゲーム。最強のオールブラックスを迎えるといっても勝算は十分にありそうです。オークランドのゲームでははっきり言って敵地にもかかわらず後半は13-14とリードする内容を見せたわけです。オールブラックスにとってはワールドカップ優勝に向けての最高の準備舞台になりそうです。
ちなみにこの両者の対戦でブリスベン;サンコープスタジアムでの最も最近のゲームは2008年でそのときはオールブラックスが28-24でワラビーズを下しています。またイングランドのブックメイカーBET365での掛け率はオールブラックスが1.53、ワラビーズ;2.60とオールブラックスが勝っています。
オーストラリア
15.カートリー・ビール 14.アダム・アシュレークーパー
13.アンソニー・ファインガ 11.ディグビー・イオアニ
12、PatMcCabe 10.クエイド・クーパー
9.ウィル・ゲニア
8.RadikeSamo 7.デビッド・ポコック 6.ロッキー・エルソム
5.ジェイムス・ホロウェル(C) 4.ダン・ベッカッマン
3.ベン・アレキサンダー 2.ステファン・ムーアー 1.SekopeKepu
16.SaiaFaingaa 17.Salesi Ma’afu
18.ロブ・シモンズ 19.BenMcCalman
20.ScottHigginbotham
21.ルーク・バージェス 22.未定
オールブラックス
15.マリ・ムレアイーナ 14.コーリー・ジェーン 13.コンラッド・スミス
11.ザック・ギルフォード 12.マアア・ノヌ 10.ダニエル・カーター
9.ピリ・ウィープ
8.キエラン・リード 7.リチャード・マッコウ 6.アダム・トンプソン
5.サム・ホワイトロック 4.ブラッド・ソーン
3.オーウェン・フランクス 2.ケビン・メアラム 1.トニー・ウッドコック
16.アンドリュー・ホー 17.ジョン・アフォア 18.アリ・ウィリアムス
19.ビクター・ビット 20.アンディー・エリス 21.コリン・スレイド
22.イサイア・トエアバ
2011年8月25日木曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿